望月つぼみ「月で逢いましょうvol.93」ライブレポート!
昨年の11月には、ミルキーポップジェネレーション主催ライブ「ニューカマースペシャル」に、今年の1月には「MOON-LIGHT伝説」に出演。
登場するごとに実力を付けていった望月つぼみちゃんが、初のワンマンライブ「月で逢いましょうvol.93」を5月9日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで開催しました!
しかも、この日はつぼみちゃんのデビュー1周年でもあり、ダブルでめでたい日となりました。
「緊張しすぎたので、早く出ました」とライブ開始数分前からステージに登場したつぼみちゃん。今回もピアノ&コーラスで平方元さん、ギター&コーラスで福田正人さんがバックを務めます。
本人は緊張しているとのことですが、ライブが始まると堂々とした姿で『ちゅ、多様性。』(あの)を歌いスタート。キュートな振り付けも再現してくれました。
そのまま連続で『ボーイフレンド』(aiko)、『Anytime, Anywhere』(私立恵比寿中学)を明るく元気に熱唱。この元気な姿こそつぼみちゃんの持ち味です。ちなみに私立恵比寿中学の楽曲は前回、前々回のライブでも披露していました。
ここで初めてのMCとなり、「ありがとうございます。望月つぼみです。よろしくお願いします。緊張がヤバすぎて、今日はずっとお腹が痛かったんです。ミルジェネには2回出させていただいて、事務所の他の女優さんのワンマンライブにも実は来ていたりしたんです。だから、ここにはめちゃめちゃ来てはいるんですけど、やっぱりワンマンライブってなると責任が違います。なので、朝から死にかけています。死にかけながらちょっと頑張ったんですけど、どうですか?」とファンに聞くと賞賛の拍手が送られます。
続けて披露する『シャングリラ』(チャットモンチー)と『中庭の少女たち』(SHISHAMO)は、事務所の先輩である石原希望ちゃんが、『heavenly days』(新垣結衣)は中山ふみかちゃんが選んでくれたエピソードを披露。それだけ女優同士の仲がよい事務所なのです。
『シャングリラ』(チャットモンチー)と『中庭の少女たち』(SHISHAMO)からは甘酸っぱい青春を、『heavenly days』(新垣結衣)からは切ない乙女心を感じさせてくれました。
ここまで6曲を歌い緊張もほぐれたのか、明るい表情を見せて、「望月つぼみ、本日デビュー1周目になりました! 記念すべき日に、直接会うことができるイベントを開催できて本当に嬉しいです。配信の方もありがとうございます。きっとみんなコメントでおめでとうって言ってくれてるよね(笑)。1年って本当に早いですよね。デビューしてからの1年間は『S1』さんの専属女優として活動させていただき、いろんな先輩方から勉強させていただきました。1年のデビューを機にキカタン女優として再出発します」とファンに報告。
その後はバンドメンバーとの楽しいトークが続き、ライブとの緩急をつけてくれます。こういったバンドメンバーとのやりとりも同ライブの魅力なのです。
ライブは早くも後半に突入し、『オーケストラ』(BiSH)を小さな体でパワフルに歌い、聴く者を圧倒し、最後は『星間飛行』(ランカ・リー)を笑顔でかわいらしく歌ってくれました。特に歌詞の『キラッ!』の部分では、そのかわいさが際立っていました。
ここでステージを去りますが、アンコールを求める拍手に押され再び登場。
MCでは、「次の曲は両親の世代の曲です」と紹介。続けて「デビュー1周年だから歌いたい曲で、私の思いを代弁してくれている歌詞」と説明し、『YELLOW YELLOW HAPPY』(ポケットビスケッツ)を涙をこぼしそうになりながらも、全力で歌ってくれました。
曲後は少し照れながら、「泣いちゃった」と言い、「もし生まれ変わっても、また私に生まれ変わりたいし、全てはハッピーのためにここにいるので、2年目以降の望月つぼみにもついて来てくださったら嬉しいです」と感謝の言葉を述べてくれました。
配信はここで終了しましたが、会場ではデビュー1周年を祝うケーキが贈られ感激するつぼみちゃん。こういうシーンは会場でしか見られない光景なので、やはり観覧はライブに限ります!
デビューからの1年間を駆け抜けたつぼみちゃんは、これからもますますの活躍が期待できますので、小さな体に秘めた、その熱い思いを受けとめましょう!
(写真・取材 神楽坂文人)