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月刊DMM名物「酒の席」インタビュー!! モヒカル監督に「バコバコバスツアー」の裏話を聞いちゃいます!!

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女優さんの部屋割りなんかも気を配りますね。部屋割り会議に相当時間を割いてます

モヒカル:でも25歳の時に、いい加減に仕事しないと思って、就職雑誌に求人が出ていたAV制作のプロダクションに入ったんです。
まぁ、AVならすぐに監督になれるんじゃないかという甘い考えで。そうしたら、面白くてハマっちゃったんです。

大木:バコバスも長いですよね。僕、3回取材に行ってますが、10年くらい前からモヒカル監督でした

モヒカル:僕が監督したのは今のスタイルになってから4本目の2006年からだから、ちょうど10年ですね。それまでの3本は師匠のHiroA監督が撮ってたんですが、ADで付いてたし、編集も僕がやってました。それで師匠が、もう次からはお前がやれって押しつけられて(笑)。

安田:もう見るからに大変そうな仕事ですもんねー。

大木:トラブルも多そうですよね。

モヒカル:一番大変だったのは、「熟バス」の時に高速でバスが故障して止まっちゃった時ですね。なんとか代わりのバスを手配できたんですが、数時間遅れになっちゃって。

安田:うわぁ……。スケジュールもタイトそうなのに。

モヒカル:女優さんの部屋割りなんかも気を配りますね。部屋割り会議に相当時間を割いてますよ。

大木:女優さん同士も仲がいい、悪いとかもありそうだしなぁ。

モヒカル:もう10年やってるんで色々ノウハウがあるんですよ。例えばある場面で大量に必要なものがあるんですが、うちの事務所の倉庫にはそれが山積みになってますよ(企業秘密)。

安田:それを知ってるのは、モヒカルさんだけだから、もう他の人じゃ撮れないでしょ。

モヒカル:でも、この間のAV OPENでグランプリ取れなかったら、次は降ろされちゃうんじゃないかって思いましたよ。

大木:いやー、もうあんなに豪華なキャスティングのバコバスならグランプリ間違い無しだったでしょ。

モヒカル:だから、ここまでやってグランプリ取れなかったらヤバイと。プレッシャーすごかったです。

安田:優勝するのが当然という状況! それは確かにキツイかも。

モヒカル:グランプリはWEB投票だったから、もう投票してくれそうな人みんなにお願いして。元カノに20年ぶりに電話して頼んだり。

大木:うわー、それは必死だ。

安田:でも、見事にグランプリ受賞監督となったわけですね。バコバスは、もう現在のAVを代表するシリーズですよね。あれ、見てると幸せな気分になるもん。天国って、ああいうところじゃないかって。

モヒカル:中学生の妄想をちゃんと作ってるようなものですからね。

安田:あ、やっぱりモヒカルさんは中学生に原点があるんだ(笑)。

モヒカル:AVも景気が悪くなったっていいますけど、あれが作れる間は大丈夫なんじゃないかって思うんですよ。むしろ、あれが作れなくなったら、相当ヤバイっていうか。

大木:あー、なるほど。

モヒカル:僕は監督としてはあまり名前が出るわけではないんですけど、バコバスのことは、一般の人でも知ってたりするじゃないですか。それを自分が撮ってるというのは気持ちいいですね、やっぱり。

安田:でも、そんなシリーズを撮ってるんだから、もっと有名になりたいと思ったりはしませんか?

モヒカル:自分はそういうタイプではないですからね。でも「映画秘宝」で年間ベストを色んな人が選んでるじゃないですか。あの選者の一人になりたいというのが今年の目標なんです。

安田:「映画秘宝」関係者の方、よろしくお願いします(笑)。

 (掲載:「月刊DMM」2016年4月号)

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