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【小島みなみマドンナ移籍独占インタビュー!】デビュー13周年を迎えた小島みなみがついに『マドンナ』に降臨!「いつかワンちゃんの会社がうまくいくように頑張りたいです」【前編】

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小島みなみマドンナ移籍独占インタビュー!

トップ女優として活躍する小島みなみちゃんは愛犬家としても知られていますが、今回、ワンちゃん向けのハーネスブランドを立ち上げました。
首輪による気管への負担を考え、オシャレで機能的なハーネスを開発したのです。また、このブランドはセカンドキャリアも視野に入れているとのこと。そこで、詳しい話をうかがいました。
インタビュー前編ではブランド立ち上げ話を、後編では『マドンナ』移籍話を聞きました!

 

―― 今回、ワンちゃんのハーネスを販売するブランド『LOU LOU』を立ち上げましたが、立ち上げのきっかけはなんですか?

小島 私の愛犬であるしゅくると散歩をしていた時、首輪を使っていたんですが、ゲホッ、ゲホッ、ガー、ガーと咳をし始めたんです。病院で調べたら、気管支虚脱気味だと言われました。(犬は人間と骨の構造が違い、気管が変形して潰れやすく、内科治療で症状を軽減できるけれど、潰れた気管を元に戻すには全身麻酔をして手術するしかない)。レントゲンを撮った結果は正常だったんですけど、レントゲンはその瞬間だけを写すものなので、予防した方が良いかもしれないと思い、首輪ではなくハーネスに切り替えようと考えたんです。それで、市販のハーネスを探してみたんですが、デザインがかわいくて、ワンちゃん用の洋服と一体型のハーネスは全然見つからなかったんですよ。

―― なるほど。

小島 それに冬は洋服の上にアウターを着させて、その上にハーネスを着けるんです。一回着させて、家に入ったらまた脱着をさせるのに手間がかかるんですよ。そこで、この世に洋服一体型のハーネスがないのなら、自分で作ろうと思ったんです。

―― すごい行動力です。ブランドを立ち上げるために、まずなにをしましたか?

小島 まずはハーネスを作ってくれるメーカーさんを探しました。その会社が大阪にあるんです。そこでこういうハーネスを作りたいという企画書を自分で作り送りました。

―― 企画書作りはスムーズにいきましたか?

小島 所属事務所のパソコンに詳しい人にいろいろと教えてもらいました。ハーネスのブランドををやりたいと思った時に、ある程度、形になってから事務所に話そうと思ったんです。最初は自分でやろうと思ったんですけど、家にパソコンがないから事務所の社長に相談したら、「いいよ」って言ってくれたので、めっちゃ事務所のパソコンを使いました(笑)。

―― 企画書にはなにを書いたんですか?

小島 デザインや機能や、こういうハーネスを作りたいと書いて、そこから素材を選んだりしました。デザインはスタンダードの形があるんですけど、私はそこに襟を着けたり、袖を着けたり、パーカーを着けたりしたかったんです。

―― どのくらいの時期からやっていたんですか?

小島 今年の3月くらいに企画書を持って、大阪に行ったので、そのくらいの時期から始めているんです。ちゃんと販売計画もやりましたよ。家に電卓がないから、電卓を買ったんです。数字が苦手だから熱が出ました(笑)。

 

―― そこまで苦労しましたか。その甲斐あって発売にたどり着いたんですが、何種類発売しますか?

小島 全部で6型あって、カラー展開を含めると11着です。いっぱい作った~! サイトもできています!

ALL ITEM | LOU LOU DOG powered by BASE

―― ぜひ、チェックしましょう! ちなみにブランド名の『LOU LOU』はどういう意味ですか?

小島 フランス語で「かわいい子供」みたいな意味です。愛犬って我が子同然じゃないですか。いままでハーネスはかわいい種類がなくて、選ぶ楽しさがなかったんですよ。ワンちゃんの洋服はいっぱいあるのに、かわいいハーネスが全然ないから、子ども服を選ぶみたいに選ぶ楽しさを味わってほしいです。だから種類もいっぱい作ったんです。

―― そもそもなんですけど、ワンちゃんに洋服着させるメリットはあるんですか?

小島 冬は寒さ対策で、夏は夏用のスーパークール素材があるので暑さ対策なんです。あと、夏は虫除けにもなるので蚊やフェラリアの対策にもなるんです。機能的な素材を使った洋服だと着せるメリットがありますね。

―― 洋服を着ることはワンちゃんにとってストレスにならないんですか?

小島 ストレスにはならないし、機能的な素材の洋服は着た方がいいと思います。私が作った洋服は着心地の良さや、素材にもちゃんとこだわっているし、ワンちゃんにストレスがないように立体裁断になっているんです。ハーネスと洋服のどっちも着つけたら重くなるじゃないですか。そういう面でも一体型だから、ワンちゃんにとってすごく着心地がいいかなって思います。

―― ワンちゃんが洋服を身につける習慣はいつからなんですか?

小島 昔は外で飼ってたりしたじゃないですか。いまでは室内で飼っているから、ワンちゃんに対する考え方が変わってきてますよね。歯磨きをさせるのも昔はなかったのに、いまはそれが常識になったり、ご飯の質もどんどん良くなってきたりで寿命も伸びているんです。だから、ワンちゃんに対する考え方が、最近は上がってきているのかなって思います。

 

―― 昔は外に犬小屋を置いて飼ったり、食事もエサって言っていましたからね。あと、ハーネスを着けるということは散歩をするということなんですが、散歩はどういう効果があるんですか?

小島 ストレス発散や運動不足解消になるし、外の情報を得ることで社交性が高まるんです。あと、本能的にいろんな匂いを嗅ぐので、散歩中に匂いを嗅ぐことで、いろんな情報を収集しているんです。だから、同じ道を歩くよりも、いろんな道を歩いた方が脳に刺激があってボケづらいとか、いろんな意味があるんですよ。

―― なるほど、散歩のためにハーネス付きの洋服が役立つんですね。そこで今回、制作したハーネス付き洋服を紹介してください。

小島 「ハートキルティングハーネス」はハートのキルティング生地で作り、さんかく襟にフリルがおしゃれさを出しています。キルティング生地に隠れているハート型があって、かわいく仕上がっています。

―― レッドとイエローが美しい「フリルパーカーハーネス」の特徴は?

小島 パーカータイプのハーネスは多分他にないんです。普通だったらパーカーを着せてからハーネスを付けるので、この「フリルパーカーハーネス」だと脱着が1回で済むんです。背中にはブランドのオリジナルロゴをいれました。好評だったら、毎年いろんな色を作りたいですね。

―― 「天使のギンガムチェックハーネス」は見た目がかわいいですね!

小島 天使の羽根がめっちゃかわいいのと、裏地はモコモコのサンゴフリース使用で、寒い日もへっちゃらな冬におすすめの生地感です。

―― 「もこもこくまさんハーネス」はワンちゃんなのに「くまさん」ですか(笑)。

小島 ふわふわの耳付きパーカーで、裏地は「テラヘルツ」という鉱石を練り込んでつくった特別な生地を使用しているんです。「テラヘルツ」は1秒間におよそ1兆回の分子振動を起こす際に遠赤外線(テラヘルツ波)を放つんです。その遠赤外線が細胞の深部に作用し細胞の活性化、血流改善などの効果があると言われているんです。これは真冬の散歩にピッタリですよ。

―― この「テラヘルツ」は人間が使う素材にも使っているんですか?

小島 腹巻き、枕カバー、靴下とかに使っています。私も実際に使っていて、めっちゃ温かいんです。

―― 現在、展開しているのは小型犬用ですか?

小島 そうです。ハーネスって小型犬に向いているんです。小型犬は気管支虚脱になりやすいんですよ。だから、小型犬こそハーネスがおすすめなので、サイズ展開もS、M、Lと揃っています。気管支虚脱は根本的には治せないらしいんです。本当に治したい時は手術になるので、ハーネスで予防することが大事なんです。

―― このハーネスは絶妙な位置にあるんですか?

小島 そうなんです。市販のものの中にはペラペラの洋服にフックだけ付いているだけのものがあるんです。それだとフックの部分だけに力が入っちゃうから、お腹の位置から支えることが大事なんです。

―― 確かにこのハーネスを腕に巻くと安定感があります。

小島 安全性を考えたハーネスで、洋服みたいなデザインのものがこれまでなかったんです。それっぽいものはあるんですけど、洋服っぽさとや華やかなデザインがないんです。

 

―― 逆に言えばどうしてこれまでなかったんですか?

小島 採算ですかね? あとは各メーカーとも洋服は推しているけど、ハーネスは推していないんです。かわいい洋服を着てから、ハーネスを着けるという動作が定着しているんだと思います。

―― だからこそ、小島さんが気付いたんですね!

小島 洋服の上にハーネスを着けると、結局洋服のデザイン自体隠れちゃうんです。しかも洋服を着せてからハーネスを着けるという二段階の動作があるんですけど、私のブランドでは一体型にしたんです。

―― さすがです! 販売はネットになりますか?

小島 はい、こちらのサイトになります。

LOU LOU DOG powered by BASE

―― 実物を見る機会はありますか?

小島 来年の4月3日から6日まで東京ビッグサイトで開催されるインターペット」に出展予定で、私がブースにいると思います。

―― 分かりました。そういう姿の小島さんも見てみたいですね。そこで話は少し突っ込んだ内容になりますが、いつかはAV女優をやめる時が来ると思います。今回のブランド立ち上げは、その時のためでもあるんですか?

小島 確かにセカンドキャリアは考えますね。

 

―― 私もフリーランスですが人気商売の場合、需要がなければ廃業という話になっちゃいます。

小島 確かにブランドがうまくいったらいいなってすごく思いますね。

―― セカンドキャリアを考えつつAV女優をやっていますか?

小島 半々ですかね。今回のブランド展開は本当にやりたいことで、きっかけがあって始めました。AV女優としての小島みなみですが、いつかは「犬の人」になれたらいいなという考えもあります。でも、シフトチェンジするというよりは、結果的にやりたいことをやったら幅が広がったイメージです。だから、こっちをやって、こっちも頑張ろうというより、どっちもやりたいことなので、両方やっていこうという感じです。いつかワンちゃんの会社がうまくいくように頑張りたいです。

―― 6月から「#小島みなみがブランド立ち上げるまで」をSNSのXで展開していました。ブランド立ち上げ時に苦労した点はありますか?

小島 メールのビジネスマナーで、書き出しが「お世話になってます」で始まるじゃないですか。18歳でセクシー女優になったから、そういう人生を歩んできていないので大変でした。ビジネス敬語が本当に分からないから、ネットで調べて、コピペしてやっていました(笑)。

―― まるで新卒社員ですね(笑)。そのハッシュタグを見てファンの方から、なにか言われましたか?

小島 「なにかやっているの?」とは聞かれたので、「ワンちゃんのハーネスのブランドを立ち上げている」って言いました。ファンのみなさんは最初、普通のアパレルをやると思っていたみたいで、「ワンちゃんの、しかもハーネスなの!?」って反応でした。でも、応援してくれていますね。

―― 先ほど言っていた、セクシー女優以外の社会経験が初めてということで、ビジネス上で驚いたことや、少しおっちょこちょいなエピソードはありますか?

小島 普段から私の担当のマネージャーさんがすごくちゃんとした文章でLINEを送ってくれるんです。私がLINEスタンプで返しても、ちゃんとした言葉で返してくれるから、なんとなくビジネスマナーは分かっていたんです。あとは作品で会議のシーンや会社の上司役があるじゃないですか。だから、なんとなくは知っていたんです。でも、正しいビジネスマナーや文章はネットで検索して調べました。

―― 所属事務所がしっかりしていると、女優さんも自然と学ぶんですね。

小島 商談で大阪に行ったんですけど、自分で新幹線のチケットを初めて取りました(笑)。いままでマネージャーさんが全部やってくれていたから、集合場所に行けばオッケーだったんです。だから、全部自分でやらないといけないのが大変でした。でも、いろいいろと知れるし、勉強することがいっぱいあって、自分の伸びしろをすごく感じるんですよ。だから、めっちゃ楽しいです!

―― 伸びしろはめちゃくちゃありますよ!

小島 あとは物を作るということは、いろんな人が関わり、いろんな思いが込められて、一つの作品が出来上がるんだなと実感しました。駅に貼ってあるポスターを見ても、「これは誰かがデザインしたものなんだな」と気づき、一つ一つの物事に感動するようになりました。洋服屋に行っても、「このタグはこの紙なんだ」と気づけるようになり、感性がすごく磨かれた気がして楽しいです。

―― ロゴ、素材、生地、撮影、ECサイトも手探り状態から始めたんですか?

小島 アドバイスをもらいながら進めてきたけど、最終的には自分で決めるじゃないですか。でも、「これでいいのかな?」って不安になることもありましたよ。「このボタンとこのボタン、どっちがかわいいかな?」って、かわいいものを考えるのはすごく好きなんですけど、数字や書類の手続きなど、事務作業はとても苦手ですね。

―― そのボタンなど、一番こだわったのはどこですか?

小島 「チェック柄ブラウスハーネス」のボタンをどれにするか、たくさん悩みました。柄がチェックなので、チェック柄がズレないように工夫したところもポイントです。立体裁断にしているので、生地を複数組み合わせています。生地1枚で作っているのではなく、丸みが出るように丁寧に組み合わせて、チェック柄がずれないように「柄合わせ」という技術を使いました。この技術は国内のしっかりした工場で丁寧に作ってもらっています。ちなみに、このボタンも手縫いなんですよ。

 

―― なるほど。かなりこだわった商品なんですね。こちらのブランド展開は期待します! そして、気になる『マドンナ』移籍インタビューは後編で詳しくうかがいます!

小島みなみX:@kojima373
小島みなみInstagram:@kojima_minami_373/
LOU LOUサイト:https://louloudog.official.ec/

(インタビュー・構成・撮影:神楽坂文人 インタビュー協力:マインズ

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