DINO presents写真展「QU4RTET」レポート
老舗AVプロダクション・DINOが、7月18日~20日の3日間にわたり、東京・渋谷のGallery Conceal Shibuyaにて「DINO presents写真展『QU4RTET』」を開催しました。
会場では、同事務所所属女優の香水じゅんちゃん、夏目響ちゃん、山下紗和ちゃん、野宮あんちゃんの4人が被写体となった写真を展示。連日多くのファンが足を運び、大盛況となりました。
写真展のタイトルである「Quartet(カルテット)=四重奏」の名のとおり、会場は4人のモデルごとにブースが分けられ、撮影を担当したカメラマンもそれぞれ異なった。どの写真もモデルの個性が存分に引き出されており、従来のセクシー女優によるヌード写真展とは一線を画す、アーティスティックかつコンセプチュアルな展示となっていました。
19日の香水じゅんちゃん在廊日にミニインタビュー形式でお話をうかがいました。
――今回の写真展のテーマは?
「写真展のタイトル『QU4RTET』にちなみ、4人でひとつの写真展をつくるというコンセプトで撮影していただきました。私はその中で、4色のカラータイツを使った作品を撮っていただいています。赤、黄色、青、白の4色です。もともとカラータイツを使った作品を撮りたいという気持ちがあって、写真家のナカヤマ トモアキさんにお願いしました」
――この青いタイツ、かなり珍しいですよね。
「そう思います。こんなに真っ青なブルーのタイツって、あまり見かけないですよね。ファッション誌の表紙っぽいイメージもあり、写真の空白部分に文字を入れても違和感のない構図やポーズを意識して、撮っていただいたんです」
――昔の『CUTiE』や『Olive』っぽさもあります。
「まさに、そういう雰囲気で撮らせていただいています」
――撮影期間はどのくらいだったんですか?
「1日で撮り切りました」
――どんな場所で撮影したんですか?
「オシャレなスタジオで、かわいい小物がたくさん置いてある場所でした。その空間の中で、どういう世界観を表現するかを考えながら進めていきました」
――お気に入りの1枚はありますか?
「やっぱり、今回のメインビジュアルはすごく気に入っています(↓掲載写真参照)。あとは、薬指に赤い靴紐を結んでいるカットがあって、それは運命の赤い糸っぽいニュアンスを込めています。他にも、ショーウィンドウの中でマネキンのように撮ったカットなど、遊び心があちこちに散らばっている感じになっています(※両方とも黄色タイツ写真)」
――こういった脱がないモデルのお仕事はいかがですか?
「いろんな自分を見つけられるし、楽しいですね。写真って、実は何枚でも撮れるわけじゃないですよね。その一枚一枚、瞬間を切り取ることがすごく大事だと思っていて、カメラマンさんと被写体である私がうまく噛み合った瞬間に、いいものが撮れると常々感じています。
今回の『QU4RTET』では、4種類の衣装とメイクで撮影したんですけど、特に青と白のタイツは背景が黒だったので苦戦しました。黒バックで撮ると立体感を出すのが難しいんです。でも逆に、顔とタイツにしっかり焦点が当たっていると思うので、素敵な仕上がりになったと思います。
頭の中で想像していたものと、実際に撮ったものって違ってくることもあって、『もうちょっとこうすればよかったな』『ポーズをこうできたかな』と、改善点はまだまだありますけど、今回こうして一つの形として開催できたことはすごく嬉しいですし、いろんな方とのご縁があってこそなので、本当にありがたいです」
――ありがとうございます。今後の予定はありますか?
「7月26日に4周年のサバゲーオフ会イベントがあります。そしてこの『QU4RTET』自体が、私の活動4周年の記念企画なんです。7月7日で4周年を迎えまして、その記念企画の一つがこの写真展なんですよ。4周年と『QU4RTET』、ちょうどいいかなと思っています。それから、10月1日の『ミルキーポップジェネレーション』主催ライブにも出演させていただく予定です」
――香水さんのライブは世界観が独特なので、ぜひ多くの方に体感してほしいです。
「ありがとうございます。今後もライブなどで私の世界観を表現できるような活動を続けられたらいいなと思っています」
以上、ファンイベントの忙しい合間、和やかに取材に応じてくれたじゅんちゃんでした!
ーーーーー
会場には、彼女を撮影した写真家・ナカヤマ トモアキさんの姿もあり、2人で作品について語り合う和やかなひとときも見られました。
セクシー女優をヌードではないアプローチで撮影した、じゅんちゃんの作品は、どれもコンセプトが伝わり、脱いでももちろん素晴しいのですが、脱がないという選択肢を選んだモデルとカメラマンの勇気は称賛に値します。
今後も、こうしたコンセプチュアルな写真展がますます増えていくことを願っています!
(写真・取材:神楽坂文人)
関連商品