セックスの指南書は様々あるが、 それを実践している 人はどれだけいるだろう? テクニックに長けて いても本能が 昂らなければ意味が ないのだ!
身も心も一台となる本能剥き出しSEXのススメ♥
★消えゆく昭和の憧憬とともに失われるオスの本能
「好きな女のオマ○コほど愛おしいものはないのです。今の時代、こうした当たり前のオスの本能を失っているような気がするのです」
こう語るのは〝昭和ポルノ〟の伝道師こと、AV監督のヘンリー塚本氏だ。ご存じの方も多いと思うが、ヘンリー氏といえば、戦中、戦後間もない日本を舞台にした数々の名作ポルノを世に送り出してきた、老舗AVメーカー『FAプロ』の創業者でもある。
AVライターがこういう。 「日本の田舎の原風景を描く独特の味わいがあるポルノで、中高年男性の間で絶大な人気を誇っています。夏の日のトウモロコシ畑で汗まみれになり求めあう中年の男女、小川の桟橋で秘密遊戯に耽る兄と妹、さらに戦時中、養女に出された貧しい家の娘が義理の父の慰めものにされてしまう、悲しい人間ドラマ…タブーを恐れず、男と女のイヤラしい匂いが漂うようなエロチック映像。それがヘンリーワールドですね」
それだけではない。ヘンリー作品は、AV女優の間でも有名なのだ。 「ヘンリー監督の作品に出演したAV女優は皆、『仕事を忘れてしまった』と口にされるんですね。それだけ本気で感じてしまうんですね。もちろん、男優へのSEX指導もヘンリー監督が自らカメラを片手に、教えているのです」(前同)
百戦錬磨のAV女優も虜にする秘技とはいかなるものか。そこで本誌はヘンリー監督を直撃取材。オスの本能剥き出しの〝昭和SEX〟を伝授してもらった。
接吻編★女に舌を出させて吸いまくれ!
「私はとにかく接吻という行為にこだわっています。接吻ほど卑猥な行為はない。あれはまさしく、性行為そのものなのです」(ヘンリー塚本氏=以下、「」内はすべて同氏)
接吻なんて面倒……などと思うのはエロを分かっていない証拠。愛する女の唇を吸い、舌を絡め合う。時には唾液を交換しあい、互いの愛情の深さを知る。これほどエロチックで素晴らしい接触はないはずだ。
「接吻をする際、私はあえて女にベロを出させるのです。当然、女は恥じらいますが〝舌を出せ〟と男は誘い続けるのです。すると、やがて女は恥じらいを乗り越えてぬぅーと舌を出してきます。この時の女の色気は半端ないのです」
一方、女の気持ちにも大きな変化が現れるという。「基本的に女はSEXで〝受け身〟です。しかし、自ら舌を出して男に吸わせることで、受け身の立場から解放されて、好色な本能を開花させられるのです」
かつて昭和の男たちはこのようにして、女を淫らな気分にさせていたという。「現代の男性より、ずっと女に飢えていたんです。だから接吻のことも真剣に考えていた。
〝あの女と接吻したい〟──こういう欲情が爆発して、情熱的な接吻をしていたんですね」 メスを求めるオスの本能こそが、エロい接吻を生み出すのだ。
次ページへつづく