ホテルの扉を4回ノックして…
そして待ちに待った当日。やり取りから4日待たされた分、記者の期待は自分でも予想外に膨らんでいた。前日などは、他人のM女のアナルを犯す場面を想像し、オナニーしたいのをぐっと堪えたほどだった。
『ホテルが決まりました。新宿西口の○×ホテルです』
約束の午後1時、ホテルを知らせるメールを受信。そして午後3時。ホテルの入り口で待つと、再び時間通りにメールを受信した。
『1102号室にお願いします。受付を通らずにエレベーターで直接部屋にお越しいただいたら、扉を4回ノックしてください』
いよいよだ。意外なほど緊張しつつ扉を4回ノックする。
「お待ちしてましたよ」
扉の前に立っていたのは30代前半の男性だった。すでに裸で、腰にバスタオルを巻いただけの状態だ。
「加藤です。呼んでいただけて光栄です」
(ずいぶん若いな。こんな遊びをするくらいだから同年代の男性だと思っていたが)
そう思いながら「お邪魔します」と部屋に足を踏み入れた。するとすぐにベッドが視界に入ってくる。
21歳のメス豚がドMモード全開
覗き込むと、布団の中に入り、顔の半分をぴょこっと出した女のコが目だけで笑いながら会釈をしてきた。
「僕らの自己紹介しますね。僕はタカシと呼んでください。彼女はエミ。もちろん、本名じゃありませんけどね。お互い素性は深く詮索しないということでお願いします。じゃあ、さっそくですけどシャワー浴びちゃっていただけますか?」
それではと服を脱ぎ始めた記者に、
「そうそう、後でもうひとり、いらっしゃいますので。それまで、ふたりで可愛がってやりましょう」
という男性。年上の記者に対しても物怖じせず、ずいぶん遊び慣れた感じだ。
そして、シャワーから出ると「エミがお待ちかねですよ」と男性がひと言。ベッドには、予想よりもはるかに太った彼女が、丸出しのデカい尻をこちらに向け、四つん這いで待っていた。
(うわ、本当に豚だ!)
少々ひるんだが、ここまで来て後戻りはできない。覚悟を決めてベッドに近づく。すると、
「エミ、オマ●コ見せる前に、加藤さんにちゃんと顔をお見せしろよ」
「あぁ……恥ずかしいです」
「なんで豚が恥ずかしがるんだよ。早くご挨拶して、チ●ポしゃぶらせてもらうんだろ?」
「は、はい……加藤さま、エミです。本日は調教、よろしくお願い致します」
最初に部屋に入ってきたときの、彼女のはにかみながらの笑顔はもうどこかへ消えていた。早くもドMモードに入っているのか、四つん這いのままこちらに向き直った彼女は瞳を潤ませ、おねだり顔で記者の股間に顔を寄せた。
(確かに、男好きする可愛らしい顔をしてるが……)
果たして勃起するのか、という不安に襲われそうになった次の瞬間、
「加藤さま、オチ●ポ失礼します」
彼女がそういって記者のバスタオルを取り、露になったペニスをしゃぶり始めた。
(おお、このフェラは!)
21歳とは思えない、まるで20年選手の風俗嬢のようなフェラだった。
「じゅぷ……加藤さま、オチ●ポ硬くしてくれて、エミは嬉しいです……じゅぷッ」
すると男性の方が、
「汚い言葉でなじってやってくださいよ、マジで、この豚はその方が喜びますから」
と記者をあおる。彼女も、
「加藤さま、エミのこともっといじめてください」
と、哀願してくる。言葉責めは苦手だが、年上の意地もある。
「ぶくぶく太りやがって、そんなにチ●ポ挿れて欲しいのか、えぇ?」
「いいですねぇ、じゃ加藤さん、コレつけて、ぶち込んでやってください、あ、ケツマ●コも自由に使ってくださいね! ほら、口が空いたんだから俺のチ●ポしゃぶれよ、この豚がっ」
こうして記者と男性で交互に調教ファック。結局、遅れてくるはずのひとりは現れなかったが……。
「楽しかったです。ありがとうございました」
別れ際、彼女がこう言って記者に笑顔を見せた。あれだけ豚、ブタと蔑まれながらの笑顔である。汚い言葉でなじられると喜ぶというのは本当だったようだ。
屈折した信頼関係で結ばれたセフレカップル。その後も、彼らからのお誘いメールが記者の元に届いている。
(掲載/「実話大報」2017年5月号)