3人にひとりは浮気経験があるという現代の三十路、四十路の奥さんたち。
あなたの隣に住んでいる人妻さんも、きっと火遊びしているはず?
浮気を目撃してママ友を脅迫?
(あれ……あれって晶子さんじゃない?)
ある日の夜、学生時代の友人と飲んで別れた後、ひとりで駅に向かって歩いているときでした。私、見てしまったんです……同じ団地に住んでいるママ友が、ご主人とは違う若い男性と腕を組んで歩いているところを!
(晶子さん……あの男とセックスした後だったんだわ)
そんなことを妄想しながら家に帰ると、夫は脱いだ服をそこら中に散らかしたままベッドで寝ていました。
(ずっとエッチしてないなぁ。いいなぁ、晶子さん)
そう思うと、思わず下半身がムラムラしました。でも、万が一、夫と息子が起きたらと思うとオナニーもできません。なんで私だけ我慢しなきゃいけないのか……なんだか腹が立ってきた私は、ある決心をしたんです。その決心というのは、晶子さんを〝脅す〟こと。といっても金銭を要求しようというのではありません。私が要求したのは……。
「晶子さん、私……見ちゃったんだよね」
数日後、私は〝たまにはお茶しない?〟と晶子さんを自宅に誘い、単刀直入にそう切り出しました。
「え……なにを?」
彼女は何を言われているのか分からないようでした。
「火曜日の夜、若い男と腕組んで……」
「ちょ、ちょっと待って! それを言うために呼んだの?なによ、お金なんてないわよ?」
晶子さんは相当慌てている様子でした。が、ここからが本題です。
「大丈夫よぉ、お金なんて要求しないわよ。あ、でもね……別の形で口止め料が欲しいっていうか」
「どういうこと?」
久々に味わったチンポの感触
「ああッ、私と晶子さん、どっちが気持ちいい?」
「晶子さんもいいけど、美樹さんも素敵だよ」
「あぁ、もっと激しくしてみて、あはぁン、奥までくるぅ……あああッ」
そう、私が晶子さんに口止め料として要求したのは、彼女の浮気相手本人だったんです……。
「え、なに? それって彼とセックスしたいってこと?」
「だめ? でないとご主人に浮気のことバラしちゃうぞ」
「えー、参ったなぁ。美樹さんってそういう人だった?」
「だって……もう何年もエッチしてないんだもん」
「出会い系でも何でもやればいいじゃないのよぉ」
確かに。でも、全く知らない男となんて、ちょっと恐くて……。その点、晶子さんの紹介なら恐い目に遭うこともないと思ったんです。
「もう、仕方ないなぁ。彼に聞いてみるから、ちょっと待ってて」
こんなやり取りがあって、私は久々にオチ●チンの感触を思い出すことができたんです。
「今度は美樹さんと晶子さんとで3Pしない?」
感じすぎてグッタリとベッドに横たわる私に、彼はそんなことを言いました。
「えー、恥ずかしいから絶対イヤよぉ」
なんて答えましたが……内心では〝ちょっと刺激的かも〟なんて思った私なのでした。
(掲載/「実話大報」2018年5月号)