── のちほど引退作のお話も伺うとして、デビュー作では『AV史に名を残す人妻さん』など、サンプル動画などでテロップが出てました。それは現場で実際撮影しての手応えなんですか?
家太郎 そうです。一番最初、オモチャを使ったんですけど、潮がいっぱい出てきて、この人はすごいなと。
佐々木 のちのち思うんですけど、最初の撮影なのにけっこう激しいことやらされたなって思ったんです。
家太郎 あー(納得)。
── 「今まで出会った中で家太郎さんが一番厳しい監督さん」だと前におっしゃってましたよね。
佐々木 はい。作品に対してストイックだっていう印象はずっとあります。すごい、自分のやりたいことにこだわりますよね。
── 意図的に、激しいプレイを要求したんですか?
家太郎 ですね。ちょっとヤンキーっぽいし(笑)、
佐々木 ヤンキーじゃないってば!
家太郎 人妻っぽくないから、最初っから飛ばしていこうっていう。普通はエロネタを小出しにしていくけど、この人はすごいからやれるだろうって思って、ガンガン行こうって。2作目のことは考えずに。
佐々木 そうだったんですか。でも、私は(最初の3本を撮ってくれた)家太郎さんのおかげで売れたと思ってます。
家太郎 1本目撮ったあと、社内で怒られたりもしたんです。何で最初からここまでやるんだって。
佐々木 初めて知った。
▼佐々木あきさんの記念すべきデビュー作
── 「本物人妻」レーベルからのデビュー作は、そんなにハードなものはないですからね基本。
家太郎 そうなんです。2本目からやることなくなっちゃうじゃん? みたいに言われたんです。
佐々木 たしかに。
家太郎 でも、おかげでヒットしました。
── 売れた要因は、カラミが激しいからだけじゃなく、あきさんの顔だちの群を抜いた美しさも含めてですよね?
家太郎 そうですね、もちろん(笑)。
佐々木 何で笑うんですか(笑)?
── 恥じらうこともなく初対面の男優に身を任せて乱れてたというのは憶えてます?
佐々木 けっこう「もっと恥じらいを見せてほしい」って言われたのは憶えてます(笑)。
家太郎 言ってましたっけ(笑)?
佐々木 口酸っぱく言われましたよ。
── でも、抑えられない性欲があったということなんですか?
佐々木 そうですね。あるがままの姿という感じなんで。それで、2本目はなんと山奥に行って外でヤらされましたからね。
家太郎 ネタが思いつかなくて、青姦だなと(笑)。でも、あれはよかったですよね。
佐々木 真夏だったんですけど、虫がいっぱいいる中で汗だくで。でも、白い肌が映えて、よく撮れてましたね。
家太郎 よかったですよー。あと2本目は、フェラだけで抜くコーナーがあったんですけど、フェラが上手なんだぁって思いましたね。
佐々木 上手い下手も私は全然わかんなかったです。
── こうやって舐めろ、などの指導は?
佐々木 家太郎さんは何も言わないんです。ずーっと黙って撮ってて。
家太郎 僕、何も言わないんです。
佐々木 何も言われないから、こういうのでいいんだぁみたいに思うんです。
── まだ意識の中に、のちのスター女優・佐々木あきの姿は見えてなかった?
佐々木 全然。
── 自分の作品は恥ずかしくて見れないという女優さんも多いけど、ちゃんと見れる?
佐々木 全然見れます。
家太郎 あ、そうなんですか。
佐々木 デビュー作は購入してますから。
家太郎 そうなんですか!? 感想はどうでした?
佐々木 やっぱりムズムズしますよね。自分が映ってるのに、他人事のように思って見てました。
家太郎 あんなに激しく乱れていた自分ってどうだったんですか?
佐々木 そうですね、俯瞰で見ると、けっこうはしたないなって。
家太郎 はしたない(笑)。
佐々木 私はこういう感じだったんだ、こういうフェラをするんだ、って発見しました。
家太郎 思ってた以上にエロかったとか?
佐々木 でも、基準がわかんないので。他人のセックスは見たことないから。
── とにかく、日常ではヤッたことのないレベルのプレイだった?
佐々木 そうですね。プライベートではノーマルなことしかやってなかったですからね。
>>インタビュー中編は明日公開
T165.B85(Dカップ) W60cm H89cm
1979年12月24日生まれ
◉Twitter:@sasakiaki1224
(インタビュー:沢木毅彦 撮影:神楽坂文人 記事協力/ソフトオンデマンド)