特集上映「OP PICTURES TEAM 若 -WAKA-」舞台挨拶
R18+のピンク映画やBL映画の中から、若手監督が手がけた作品にフォーカスを当てた特集上映「OP PICTURES TEAM 若 -WAKA-」が東京・渋谷にあるUPLINK渋谷で9月25日から10月8日まで特集上映されている。
その初日には小栗はるひ監督が4人の女性による処女喪失作戦を描いた『バージン協奏曲 それゆけ純白パンツ!』が上映され大盛況だった。
上映後には舞台挨拶が行われ出演した神宮寺ナオちゃん、西田カリナちゃん、藤川菜緒ちゃん、後藤つきちゃんがソーシャルディスタンスを保ちながら登壇。約1年ぶりに上映作を振り返った。
出演者コメント
撮影当時の感想を聞かれると、「初演技だから頑張らなきゃって、あの時は必死でした。ツイッターの感想で『初々しさが出ていていいね』って言われたんですけど、実はガチで緊張していただけでした。結果的にバージン役だったのでピンク映画バージンの感覚が画面にそのまま映ってよかったのかなっていまだから思えます。次、出られたら大人っぽく映るように色気を出していきたいです」と藤川菜緒ちゃんが思い出を語った。
神宮寺ナオちゃんは「さっき見たんですけど、やっぱり面白いですよね。みなさんも面白かったですよね(ファンが拍手)。撮影のときはみんな初めてだから『ここはこうした方がいいよね』と一体感があり、『こっちの方がいいよ』という感じで進められたのが印象的で楽しかったです。見返して思ったのは(後藤)つきちゃんがめちゃくちゃかわいい。初々しさがいちばん出ていたかなって印象です」と撮影当時を振り返った。
西田カリナちゃんは「最初の上映時、観たときは『恥ずかしい!』って反省会モードになって、『ここの演技はダメだった』、『もっとこうすればよかった』っていう点が結構あったんですけど、1年経って見返したら、冷静に客観的に観られました。大変なスケジュールだったけど、まあまあちゃんとできていてよかったなって、ようやく安心して観られました。とにかく密度が濃い撮影だったので、ひと夏の大事な思い出がある映画です」と昨夏の思いを語ってくれた。
後藤つきちゃんは「スマホで昨日見たんですけど、スマホで観てもすごく面白かったです。映画が大好きなんですけど、何回でも観られる映画ってなくて、この映画は何回でも観られるし元気が出るなって思いました」とにこやかな笑顔でコメントしてくれた。
出演者のコメントを受けて小栗監督は「優しくて真面目な子たちと一緒に作品が作れて嬉しかったし、ひと夏の忘れられない映画になりました」と感激した様子だった。
最後は劇中歌われていた主題歌『バージン協奏曲』を4人が歌う姿も壇上で見られ、最後まで盛り上がり、特集上映の初日を大成功に導いた。
この特集上映「OP PICTURES TEAM 若 -WAKA-」は上映期間中に舞台挨拶やトークイベントが開催。場所柄、これまでピンク映画やBL映画に触れ合う機会がなかった人でも楽しめる構成となっているので、ぜひ、足を運び若手監督の才能を目の当たりにしてほしいものだ。
(写真・取材 神楽坂文人)