上原亜衣ちゃんの復活公演が世間を賑わせた浅草ロック座から、期待の大型新人がデビューするという情報が入った。
その新人はAV女優の花井しずくちゃん。ダンサー出身だからこその軟体ボディを活かした作品に多く出演する彼女は、ファン達からのアドバイスもあって、自らストリップの道に入る事を決意したという。
生年月日:1998年9月30日
T160cm B88cm W59cm H87cm
特技:ダンス
デビュー日:2022年5月21日浅草ロック座
今日はありがとうございました✨
素敵なお花を出してもらって感動🥺✨
ありがとうございます😭励みになります。お姉さん方と関係者の皆さんに支えて頂いてやっとデビューできました!
大丈夫だったかなぁ、、お客さんもみんな優しい目で見てくれて、踊っててたのしかったぁ☺️
明日も頑張るぞ😤💪 pic.twitter.com/xSfLXxXIz4
— 花井しずく🌸5/21〜6/10浅草ロック座 (@HanaiShizuku) May 21, 2022
自分からどうしてもやりたいと事務所に頼み込んでストリップデビュー!
── デビューする踊り子さんに必ずお聞きしているのですが、ストリップに挑戦しようと思ったキッカケを教えてください。
花井 私のファンの方達が以前からストリップを勧めてくれたんです。元ダンサーという経歴や、身体が柔らかいことも、ファンの皆さんは知ってくれてましたし。それで「しずくちゃんストリップやりなよ」って。
── 身体の柔らかさを活かした作品に多く出演されてますよね。軟体物とか、アスリート物とか。中には銀粉を全身に塗って彫刻のようになっているアート的な作品もありました。
花井 そーそー、ありました(笑)そういう作品が多くて、みんなが「ストリップやりなよ」と言ってくれていたんだと思います。
それで気になって「ストリップってどういうものなんだろう?」と、何回か劇場に観に行ったんです。最初は新宿ニューアートで、ストリップに詳しいファンに「みおり舞さんが踊りが上手だから参考になるよ」と教えられて、舞姐さんのスケジュールを調べて。
── みおりさんは踊りが上手とかいうレベルではないですよね、ガチバレリーナですから(笑)
花井 そうですよね!本気で「すっごい!」と感動しました。12月だったのでクリスマスっぽい演目でしたね。それに、その公演には武藤つぐみ姐さんも出られていて、舞姐さんとのペアダンスも見られてとても感動しました。
その時は大勢の立ち見が出ていて、館内がお客さんでギチギチだったんですよ。それを見てこういう世界もあるのかと知りました。
ただ、本気で自分もやってみたいと決意したのは、みおり舞姐さんの周年興行目当てで、今年の3月に川崎ロック座を観に行った時です。そこで沙羅姐さんの演目を見て「絶対にやろう」と決めました。
特に衝撃を受けたのが、後ろ向きで着物を脱ぐ仕草がとても綺麗で。全然踊っていなくて動きは少ないのに、それに顔も見えていないのに、それでもこんなに表現できるんだと感動したんです。
── 沙羅姐さんとか矢沢ようこ姐さんとか、ロック座の大姐さんには動かないでも客を泣かせるような超能力者が多いですよね。
花井 ホントですよね、超能力者だと思いました! それで自分からどうしてもやりたいと事務所に頼み込んで、お話を決めてもらいました。私も沙羅姐さんのような、動かなくても魅せられるような超能力を身に付けたい!って。私も今から20年くらい頑張れば背中で踊れるようになれるかなって、長い目で見ています(笑)
とにかくいっぱい踊って、身体の柔らかさを見せて、お姐さん達に負けないように戦えたらいいなと思います
── AVでは軟体系やアスリート系の作品への出演が多いようですが、ストリップの世界との違いはどのようなところにありますか?
花井 自己診断になりますけど、これまでは自分のポテンシャルを出し切れていないかなと感じる時があったんです。やっぱり作り手さんがどういう作品を私に与えてくださるかなので。
でも、ストリップの場合は自分で選択して表現できるので、AVでは出せない面も演目に入れていけると思うんです。そこが自分に合っているなと感じます。
今は制作さんや振り付けの先生に演目を考えていただいていますが、もっとお勉強をして、いずれはお姐さん達のようにセルフプロデュースで演目を作りたいです。
まずは浅草をキッチリ最後まで経験して、その後はポラ館にも上がらせていただきたいです。お勉強中に、最初に何箇所かポラ館を観て回ったんですけど、お姐さん達が自分の魅力をセルフプロデュースで最大限に見せているじゃないですか。皆さんの「こう表現したい」という気持ちが伝わって来て、それが凄いと思ったので、私も出来るようになりたいんです。
ただ、最初が浅草だったのは良い事も多かったんです。お姐さん達と接する時間が長いので、何も知らない私の面倒をみていただけてとても助かりました。ポラ館デビューだと、準備期間にこんなにお姐さん達と会えなかったと思うんですよ。皆さん本当に優しくしてくださって安心しました。
それにベッドの内容を考えるのに、共演させていただく豊田愛菜姐さんと藤川菜緒姐さんが手伝ってくださったんです。私は1stシーズンの練習から参加させて頂いていたんですが、その時から愛菜姐さんは「ああしてこうして……」と教えてくださっていたんです。
── ゲネを拝見しましたが、確かにデビューとは思えぬほど良いベッドショーでしたね。演目自体も元気なカウガール物で賑やかですし。
花井 そうですね、とても元気の良い演目で楽しめると思います。それと上がってみて感じたのが、浅草の舞台は照明が凄くてドキドキします。それに動くワゴン(盆)に乗って、その上で踊ったり回ったりするのは初めての感覚で緊張しました。本番でお客さんの顔を見ながら踊れるか、楽しみだけど不安も大きいです。
私はダンサーを経験しているのですが、その当時はバックダンサー役が多くて自分のファンはそれほど多くなかったんです。ショーダンサーもやっていましたけど、それもお店の一見さんが殆どで。だから自分のファンや、自分を知ってくれている人の目の前で踊る経験があまりないので、どうなるか緊張します。私は裸だし、羞恥プレイみたいですよね(笑)
── ダンス技術に関しては振り付けの先生達も褒めてましたね
花井 有り難いです。ダンスは得意ですけど、姐さん達と比べると武器が少ないし、ポーズの美しさでは勝てないと思うので、とにかくいっぱい踊って、身体の柔らかさを見せて、お姐さん達に負けないように戦えたらいいなと思います。
ただ、ファンの人達には「浅草は過酷だと聞くから、公演が終わったら痩せて胸が無くなるんじゃないか」と心配されています(笑)
── 今回がデビューなので、まだ花井さんの事を知らない方も多いと思うので、少しプライベートな話も聞かせてください。ご自身で自分はどういう性格だと思いますか?
花井 おっとりしているとはよく言われます。まだ猫をかぶっているだけだと思うんですけど、浅草のお姐さん達にもマジメだねとか。それとだいぶマイペースなので、ひとさまに迷惑をかけないように気をつけています。
ただ、もう6月の川崎出演を決めていただけましたので、少しずつ演目に我を出して行きたいと考えています。
── 踊り子としての将来の夢はありますか?
花井 さっきも言いましたけど、沙羅姐さんのような動かない背中だけでお客さんを見惚れさせるような、そういう超能力が欲しいです。
── オフの日の過ごし方とか趣味はありますか?
花井 一人暮らしなんですけど、豚とミーアキャットと一緒に生活しています。家に帰ったら部屋のお掃除やトイレの始末をして、お散歩に出掛けたり、意外と忙しいです。寝る時も一緒だし。あと、最近車を運転できるようになったので、豚を連れて遠出したりしています。お休みの日は大体豚とミーアキャットとの触れ合いで終わっちゃいますね。
── ファンの皆さんにはどこに注目して欲しいですか?
花井 ストーリー性の強い演目なので、身体の動きだけではなく、表情の変化なども意識して踊っています。細かい部分にもこだわっているので、何度も観て楽しんで欲しいです。
今回は1stの永澤ゆきの姐さんのフリを引き継いでいるのですが、ゆきの姐さんの存在があるから意識もするし、普通以上に頑張れている気がします。実はAVで何回か共演していて仲良しなんです。軟体4P物で「オリンピック選手村で大乱交!」みたいなヤツ(笑) ゆきの姐さんも新人ですし、負けないぞっていうんじゃないけど、仲良くしているひとだからこそ、刺激になって自分も頑張れるというか。1stの時から一緒にレッスンを受けてましたし。
みおり舞姐さんと武藤つぐみ姐さんのように、いつかペアダンスなんかも出来ればいいですよね。
── 永澤さんもロック座の期待の新人ですから本当に楽しみですね。では最後に今後の踊り子としての抱負を聞かせてください。
花井 まずは怪我しない体調を崩さないを心がけます。地味ですね(笑)毎公演、高いクオリティを維持して、20日間踊切れるように頑張ります。ストリップの入館料って、決して安くはないですよね。お客様にはそんなにたくさんのお金を払っていただくのですから、新人だからって甘えません。プロとして楽日まで素晴らしいショーをお見せし続けますので、応援よろしくお願いします!
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ゲネを見せていただいたところ、ダンス経験が豊富なだけあって、デビューとは思えぬほどクオリティの高い内容でした。インタビュー中に名前が出て来た永澤ゆきのさんも新人離れした驚異の即戦力でしたが、花井さんも勝るとも劣らない堂々としたステージを見せており、この先のロック座を背負って立つひとりになるのだろうなと予感させてくれました。
また注目すべきは、インタビュー中に彼女が何度も口にした「自分で表現を考えたい」という言葉です。プレイヤーとしての実力だけではなく、クリエイターとしての野心も持ち合わせており、非常に今後が期待できる逸材だと感じました。
花井さんのストリッパーとしてのキャリアの始まりを、皆さんもぜひ浅草ロック座で目撃してください!