西川口といえば、2000年代に栄華を極めた本番風俗、いわゆる“NK流”の本拠地である。安価で若くて可愛い素人の女の子を抱けるという夢のような場所であった。
とはいえ浄化作戦が決行された2004年以降は、その姿はすっかりなりを潜めて活気に乏しい。目につく風俗店も大型グループ店のソープが数軒と、新しくできたデリヘルやピンサロがチラホラあるのみである。
そして現在。西川口は、風俗街ではなく歓楽街へと徐々に変化を遂げている。その中でも頭角を現しているのが、なんとフィリピンパブ!10年ほど前、赤坂を中心にコリアンパブが流行し、西川口でも急激に増加していた。しかし、韓流ブームが去るとその店舗数は激減。後釜的にフィリピンパブに人気が集まり始めたという。その後もフィリピンパブは爆発的に数が増加しているわけではないが減少することもなかった。数は大人数が収容できるオオバコからカウンターのみの小さい店も併せて20前後で定着しているそうだ。西川口は、今や結果的にフィリピンパブの聖地になったと言っても過言ではない。
そして、そんな西川口界隈で急成長を遂げている店がある。その名は『ディスコ RK』。ここは、主にフィリピンパブの嬢たちがアフターで集うための店だ。今回、夜な夜な近隣の嬢たちが足を運ぶというこの店に潜入取材を試みた。いったいどの様な店なのだろうか。
店に入るとすぐに、かなり立派なバーカウンターがある。ボーイも含めてスタッフはほぼ全員がフィリピン人。店を仕切るママさんだけ日本人だった。
フロアはかなり広く、余裕のある作りになっている。いわゆるオオバコ系といってもいいサイズ感だ。奥にはライブハウス並みの設備が整ったステージもある。毎晩、生バンドでのライブ演奏やダンサーによるショーも行われているそうだ。こうしたレベルの高いエンターテインメントも、夜遅くまで働き続ける嬢の癒しとなっているらしい。
ちょうど入店したタイミングでショーが始まっていた。これが、想像していた以上に見ごたえがあった。まずはフィリピン人のボーカリストによるライブ。素晴らしい歌声にしばし聞き惚れる。
続いて、フィリピンではテレビ出演もしていたというダンサーたちのパフォーマンス。フィリピンではトップクラスの実力を持ったダンサーとのこと。さすがにキレがある。
極め付けが、こちらのドラッグクイーン系ニューハーフによる歌とダンス。これがまたスゴイ迫力で拍手喝采だったのだが、ここでひとつの疑念が。この店で接客するキャストのニューハーフは、いわゆるこういう彼女(彼?)タイプの、日本でいえばひ●ガール系ばかりなのだろうか?それならそれで面白いかと思ったのだが、写真撮影をさせてくれるというキャストを見て驚愕した。
これが女じゃないなんて……!思わず息を呑んでしまうほど美しいニューハーフが登場したのだ。彼女の名前はランさん。パッと見でニューハーフだと気づく人はそういないだろう。しかし、美しいのは彼女だけではなかった。続々と美貌のニューハーフたちが「写真撮って」と寄ってきてくれたのだ。
元A●B48の秋元●加によく似てる!凛々しいルックスと抜群のスタイルを誇るシェーンさん。
フレンドリーなヨナさんは、接客中にプライベートで撮ったランジェリー系の写真も見せてくれた。
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