月で逢いましょう#8 希島あいり
昨年、12月にアルバム『東京resistance』(ブルーミュージック/ポニーキャニオン)で待望のメジャーデビューを果たした希島あいりちゃん。久々のライブとなる「月で逢いましょう#8 希島あいり」をピアニストでシンガーソングライターの平方元さんと一緒に、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで3月15日に開催しました。
コロナ禍になってから、なかなか有人ライブが開催できない状況でしたが、久々にファンを入れてのライブを開催。やはりライブはファンとパフォーマーの共同作業ですから、有人でないと盛り上がりません。
ブルーの上品なドレス姿でステージに登場したあいりちゃん。ファンを前に安堵の表情を浮かべます。
まずはオリジナル曲の『真夜中のカフェテリア』からスタート。久々に聴く歌声にファンは大満足。曲後「本日は『月で逢いましょうvol.8』を最後まで平方さんと楽しんでいただけるよう、心を込めて歌います」とMC。
この日のあいりちゃんからはとにかくファンとの時間を大切にしたいとの思いが、ひしひしと伝わってきました。
2曲目は「3月ということで春になると聴きたくなる昭和のカバー曲を歌います」とのことで、フォークをしっとりと歌います。
3曲目はあいりちゃんの代表曲でもある『希望の旋律』を歌いますが、「コロナでお会いする機会がなくて思うようにならないんですけど、会えないときにファンの存在を改めて大きく実感した」と、曲前に語る姿が印象的でした。曲はいつも通り力強く、聴く者の心を揺さぶります。
4曲目はカバーですが、この曲も「みんなに会いたくて選んだ曲」とのことで、まさにタイトルがそれそのものでした。この曲からあいりちゃんの声がハスキーボイスになり、いままで聴いたことがない声色を使い、ボーカル力がさらに進化した感がありました。
5曲目はお馴染みのオリジナル曲『Desire』を時に激しく、時にエロティックに聴かせてくれます。そのまま6曲目はオリジナルの『濡れたくちびる』へと連続で熱唱しステージは終了。
盛り上がりの余韻を引きずりながら、一旦ステージを去ります。鳴り止まないアンコールの拍手に促されて、再びステージに戻ったあいりちゃんと平方さん。
アンコールでは同ライブのテーマ曲ともいえる『Fly me to the Moon』を平方さんの軽快なピアのに乗せて歌います。
そして、「ファーストワンマンライブで初めてギターを弾き語りで披露した曲」ということで、3月の卒業シーズンを代表する曲を歌いますが、後半はファンのことを思い、あいりちゃんの目からは大粒の涙がこぼれ落ちます。
その光景に会場中の誰もが感動し、思わずもらい泣きをしてしまいそうになります。曲後は「思いは伝わりましたか?」と聞くあいりちゃんに、十分伝わった拍手が送られライブは最後の曲に入ります。
最後はメジャーデビュー曲であり作詞した曲『Resistance』を熱唱。曲前には「人生は生きるためにあるんだ。一歩ずつ歩んでいけば道は開ける。少しでも誰かに伝わったらいいと思い、この曲を届けます。心を込めて歌います」と力強いMCを届けてくれました。
こうして全9曲を歌いあげたミルジェネのプリンセスはまた前に進み始めました。
ライブ後はコロナ禍で握手会やツーショット撮影会ができないため、急遽、撮影タイムが設けられ、ファン一人一人に笑顔で対応したあいりちゃん。力強い曲とともに、こうしたファン思いのやさしさも同時に持っている彼女は本当に素晴らしい人間です。
この日はファンを思うあまり、涙も流しましたが、全体として勇気や希望を与える歌声を届けたあいりちゃん。彼女のパフォーマンス力とともに人間力も120%伝わったライブとなりました!
そして、ミルジェネは今後も「月で逢いましょう」を中心に進化します。同ライブを中心に有人で、そして配信でも楽しめる構成になっていますので、今後の展開を期待しましょう!
プロフィール
生年月日:1988年12月24日
身長:160cm スリーサイズ:B85cm W58cm H87cm
出身地:東京都 血液型:O型 趣味・特技:読書 ダンス
公式ツイッター:@airi_kijima
(写真・取材:神楽坂文人)