同じ連れ出しも安さは新宿より池袋に軍配!
「日本一の風俗街」とよくいわれるのは新宿歌舞伎町だが、デリヘルの軒数では、実は池袋がダントツなのだ。その理由がラブホの充実度。しかも、安いラブホが多いことから、池袋が好まれているようだ。
さらに、歌舞伎町より安心して飲めるせいか、連れ出しスナックも意外に多い。歌舞伎町の中国系が飲み代1万円、連れ出しショート2万~2万5000円なのに対し、池袋は飲み代5000円、連れ出しがショート1万5000円程度と安いのがいいところだ。
しかし……それよりもっと安いデリヘルで済ます客も少なくないのが現実。そこで、ある連れ出しスナックのマスターは考えた。
「そうか! デリヘル登録をして、待ち合わせ場所としてウチの店を指定すればいいんだ。そうすれば、次からは店で飲んでさらに連れ出してくれるかもしれないじゃん。でも、デリヘルはホテル代がかかってお客さんも大変だよなぁ……。そっか、今使ってる物置兼着替え部屋をレンタルルームにすれば、そのまま2階で安く遊んでもらえるじゃん! ルーム代も稼げて一石二鳥。オレって天才!」
これ、実話じゃないですよ、あくまでファンタジーです(笑)。でも、そう仮定すると、マンガの内容も納得がいくってこと。嬢もかわいいコが多いし、スナックの系列のエステでもヤレるみたい。あ、これもファンタジーってことで(笑)。
池袋のラブホ街といえば今も昔もディープな世界
このスナックを調べていたときに驚いた。実は以前、よく飲みにいった池袋の居酒屋のすぐ近くだったのだ。いつからあるのか不明だが、もっと早く気付くべきだった。
あの辺は、2000年前後には箱ヘルが密集していた地域でもあり、怪しい香りは強い場所だったんだろう。
その先に数軒あるラブホで、大人のパーティをやってる店もあった。
おもしろいのはマンション型ではなく、客が来るとラブホの一室に案内し、そこに近在のエステやデリヘルから中国、韓国、台湾の女のコを集め、よりどりみどりで2回遊べるというものだった。けっこうかわいいコがいて、楽しいパーティだったが……当然、今はない。
パーティといえば、さらにその先のマンションにはモンゴル人の大人のパーティがあった。4人の女のコがいるというので行ってみると、実際には朝青龍の妹みたいなのがひとりだけ。
他の女のコは「寒いから帰った」だってさ。つっても、その日の気温は15度。
アンタの国の平均気温やんけ!
なーんてなこともありましたなー、あぁ、あのころが懐かしい(笑)
【潜入データ】 女性年齢/30歳前後 料金/60分1万3000円 このスナック、外観からは全く分からないが、恐らくは連れ出し店なんでしょう。 記者が訪れたのは平日なので人通りは多くなかったが、そのわりに賑わっていましたぞ。
(取材/多々野平助 マンガ/森藤麻々花 掲載/「実話大報」2016年1月号)