1年に渡りお送りしてきた当連載も今回でカウント1となり、セクシー女優回はラストに!
そのセクシー女優回ラストを飾るのはアリスJAPAN時代からの盟友で現在は同じ事務所に所属、苦楽を共にしてきた小島みなみちゃんが登場。
デビュー当時は所属事務所が別々だったが、みなみちゃんの導きで、その後は同じ事務所となった2人。10年間ワインディングロードを疾走し続けた2人の生きざまが見える濃い対談となりました。
AV界のトップランナー2人による最初にして最後の対談を見よ!(全3回・前編)
川上パイセンカウントダウン対談1・前編!
── まず、最初に見ていただきたい写真がありまして。10年前にジーオーティーの雑誌インタビューで撮影した写真です。
小島みなみ(以下、小島) きゃ~~! キモ~~い!
川上なな実(以下、川上) キモいねえ(笑)。
小島 いや、変わらないよ。
川上 怖い怖い。気合が怖い。
小島 眉毛に時代を感じるよね。
── 川上さんが2012年9月で小島さんが2012年7月です。あれから10年経って、大活躍している2人の対談をセッティングできるなんて光栄です。
川上 10年前?
小島 10年残っているのはすごいですね。
── 当時、デビューメーカーは同じでしたが事務所は違いました。お互いの印象はどんな感じでしたか?
川上 出会いを話すと「アリスた~ず★(アリスJAPAN専属女優で結成されたユニット)」かな。一番最初に会ったのは小向美奈子さんと博多華丸大吉さんがいたイベントかな。
小島 なんだろう?
川上 アリスJAPANが中野サンプラザで開催したイベント。
小島 全然覚えてない。でも、みぃなな(川上なな実)は途中からアリスた~ず★に入ったんだよね。
川上 そう、途中から入った。
小島 そのイベントはみぃななのお披露目イベントだったのかな?
川上 小向美奈子さんに関するなにかの発表イベントに、同じ事務所の私が新人で紹介されたの。
小島 覚えてないなあ(笑)。
川上 そこではしゃべってないのかも。
小島 私の中でみぃななとの最古の思い出はゆいぴょん(辰巳ゆい)さんと、みぃななと、私の3人でニコ生をやったとき。一緒にヨガをやって、黄色の水着を着ていたのかな?
川上 やった! あの時はアリスた~ず★に入っていたのかな?
小島 もしかしたら、まだ入っていなくて馴染ませるためのニコ生だったかもしれないし、加入してたかもしれない。
川上 あ~!
小島 その時からみぃななは元気ハツラツで怯えている感じが全然なかった。同時から「マジ元気!」みたい印象だった。
川上 あ~! 逆に私からするとこじ(小島みなみ)は怯えている印象だった。しゃべっても怯えている感じがしたの。
── 何に怯えていたんですか?
川上 AV業界という当時は得体のしれない業界に入ったから、自分を守るためにすごく必死な感じに見えた。でも、私はこじとは真逆でどうにでもなれって破滅的だった。
小島 そんなに若くして破滅的だったの(笑)?
川上 そうだったの。私はこの10年間、破滅的な精神で生きてきたの。
小島 すごくない!? よく10年持ったね(笑)。待って、泣きそうになってきちゃった。10年間そんな気持ちで頑張ってきたんだ。ははは(大爆笑)。
川上 この前、こじと波多(波多野結衣)ちゃんと、かみしお(神咲詩織)と、ワンコを連れてバーベキューに行ったんです。自分が飼っているワンコとの関係性が全部見えるでしょ。こじとワンちゃんの関係性を見ていて、すごくホッとしたの。
小島 えっ!? なになに? なんで?
川上 AV業界に怯えていたこじを見ていたから、いまは自分の居場所を確立していて、自分を見ているようにワンちゃんを見ていたじゃない。
小島 そう、そう。
川上 その姿を見てすごくホッとした。
小島 お母さんじゃん。
川上 自分の居場所を見つけて、ホッとする場所ができたんだなと思った。私にはホッとする場所ができるにはまだ時間がかかるの。
小島 へえ、そうなんだ。でも、かみしおといる時のみぃななはホッとしているじゃん。
川上 そう、ホッとしてる。でも、いまだに壊れたいと思って進んじゃう時があるの。でも、こじはデビュー当時からちゃんと自分を守って、自分への投資の仕方も分かっているの。
小島 なんかめっちゃ分析している! すごいじゃん! なんかすご~い!