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【『劇場版 おうちでキャノンボール2020』上映記念】カンパニー松尾監督&梁井一監督SP対談!「今回はネットというテーマだったこともあり『ジェンダーレス』もOKにしてみようと思ったんです」(中編)

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今夜もシコってますか!? 改めまして、アダルトビデオ芸人のリボルバーヘッドです! 今回のインタビューは、テレクラキャノンボールシリーズの新作『劇場版 おうちでキャノンボール2020』が6月18日より関西で公開されることを記念しまして、カンパニー松尾監督と梁井一監督にお話をうかがいました!
私は先日までおこなわれていた東京での上映を拝見したのですが、劇場は大爆笑に包まれながら、非常に興味深い内容で、不思議な体験を味わわせてくれる作品でした。
という訳で、これから映画を見る方にも、すでに見た方にもお楽しみいただける〝令和版テレキャノ〟の見どころ&裏話を前編に引き続きお二人に語っていただきます!(全3回、中編)

テレクラは一言で言うと、地獄ですよ(笑)!!

──  今回は新メンバーに、男優でもありながら監督業も務められる黒田悠斗さんが加わりましたが、黒田さんを選んだ理由は何かあったのですか?

カンパニー松尾(以下、松尾) 2~3年前から「次にやるなら黒田かな」って思っていたんです。僕は彼が男優としてデビューした頃から知っていましたし、彼が監督した初期の作品もいいものがありましたから。彼が自分で撮れるということも知っていましたからね。さらにここ数年は一緒に仕事をする機会が多くて密に接していたので、そういうことを踏まえると黒田になる流れなのかな?って感じでした。テレキャノっていうのは、いつもその時々の流れっていうのがあるんです。
彼は人間的に面白いので、良さをたっぷりと出してくれました! でもあそこまでチームの結束力を乱すとは思ってなかったんですけどね。レースなので別にいいんですけど、もう少し協調性はあると思ってました(笑)。

──  映画での黒田さんの掻き乱しっぷりが最高に面白かったです(笑)!!!

松尾 話があっちこっちにいくので会議もできなかったですからね(笑)。でもその不思議な感じが面白かったんです。今回はそういった黒田の良さが出過ぎたぐらいだったのかもしれません。

──  今回はフルリモートでのレースということで、基本的には自宅やホテルにこもりっきりでしたが、それはやはり大変でしたか?

梁井一(以下、梁井) 大変でしたねー(笑)。デジタル酔いと言いますか、初日でもう疲れちゃいました。夜も全く寝れなくて……。

──  たしかに梁井監督の疲労具合はスクリーン越しからも伝わってきていました(笑)。

松尾 梁井が寝れないなんて珍しいよね?

梁井 そうですね。こう見えても僕は規則正しい男なんです。

──  それは全然イメージがありません(笑)!!

梁井 もっぱら朝方なので、いつも6時に起きてるんですよ! それで、いつも僕が朝食を作っていると家族が起きてくるんです。

──  めちゃくちゃ家庭的じゃないですか!!

梁井 あの日は完全に交感神経と副交感神経が完全に崩れちゃっていましたね。一日であそこまで乱れるなんて、相当キツかったんだと思います。

松尾 二日間ジーっと部屋にこもってネットと格闘していた訳だからね。僕はテレクラ派なので、一つの部屋にジッとこもっているのは苦ではないのですが、苦手な人は苦手ですから。

──  何時間も狭い部屋でジッとしているなんて、私は絶対に無理です……。

松尾 ロケに行ってもテレクラにずっといられない人って結構いるんです。ずっと電話を待ってて、しかも何度も断られ続けると2~3時間ぐらいでだいたい外に出たくなっちゃうもんなんですよ(笑)。この点もいつもとは大きく違ったポイントでしたね!

──  今回はありとあらゆるSNSを駆使されておりましたが、特に「T」がつくSNSが思ったよりも「出会いを求めている女の子がいるんだな」とい印象を受けたのですが?

松尾 「T」を使ったあるメンバーのやり方が実に上手かったですよね。我々は撮影前提なので、SNSという大海原でザックリと釣ろうとしてもなかなか難しいということがわかりました。なんとなく釣ろうとするのではなく、その中にも適切なポイントが存在しているので、そこにしっかりと絞って出会いを求めることの重要性を感じましたね。

梁井 しかも今の時代はただでさえ大海原が荒れているので、そこで「AVの撮影をしてくれない?」と言っても難しいですからね。ここをあらかじめ知っていたかどうかが、勝負を大きく分けたポイントだったと思います。

──  若者の中で流行っている「Ti」もかなり使われていましたが、こちらはいかがでしょうか?

松尾 「Ti」こそ「T」に比べて更に大海原だった印象でしたね。「T」には撮影のプロがいたりもするのですが「Ti」は普通の大学生とかも全然いますからね。

梁井 「Ti」はマッチングしてからコミュニケーションがはじまるので、前提を見てもらってから会話が進められないんです。なのでマッチングしてからグラデーションのように説明していくので、最初は「なんですかその話?」からはじまるんですよね。やり取りの途中で迷いが出てきちゃったりすることもあるので「Ti」の場合は説明をしていく難しさがあったと思います。

──  パパ活はやってるけど、撮影となるとちょっと違うみたいなこともありますもんね。

松尾 説明の段階で弾かれることも多かったですが、話が進んでも契約書を見せた時にダメってなることも多かったのでとても難しかったですね。

梁井 向こうからしたら「ナイスかバッド」でしか見てないですからね(笑)。撮影なんて頭に全く入れてない中で、急に撮影をさせてほしいと言ったら「まさかそんな話をされるとは……!」ってなっちゃうのは当たり前のことですからね。

松尾 その中でも上手く見つけたメンバーもいたので、それは凄いなって思いました!

──  あと今回はモノ自体は見せていませんが「出演契約書」を交わすシーンなどが丁寧にあり、かなり意図して「クリーンさ」を押し出しているように見えました。この点は意識されたのですか?

松尾 そうですね。でも過去のテレキャノでもあえて強調してはいなかったですが、年齢確認のクダリっていうのはあったんです。

梁井 今だと免許証とパスポートだったりでルール化しているのですが、その時代によって年確の規定が変わっていくのが見れるっていうのも面白さの一つだと思います!

──  なるほど! あれは現代版の年確だった訳ですね!!

松尾 昔は本人はOKなんだけど、年確できるものが無いってことも結構あったんです。それが勝負の分かれ目になったりもしたのですが、当時は住民基本台帳カードは写真もクソも無かったですからね(笑)。

──  では昔は年確できるモノが無かった場合はどうしていたのですか?

松尾 保険証と卒業アルバムっていう合わせ技もあったりしましたね(笑)。

梁井 ありましたね(笑)! TSUTAYAのカードと卒アルってパターンもあったりして!

──  凄い時代(笑)!!

松尾 でも今は合わせ技は無しで、年齢も20歳以上ですし、厳格なルール設定は必要でしたね。元々このルールに関しては、かなりキツくやってはいたんですけどね。

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