葵マリーさん連載コラム第244回!
今回は、「二代目・乱田舞」の初監督作品「蛇縛の監緊ナース」。デラべっぴんRでもおなじみのきみと歩実ちゃんを迎えたこの作品の現場を大量画像でレポート!
■マリーさんの今までの連載はこちら
蛇縛の監緊ナース
遂に蘇りました。やっとです。ずーっとずーっとこの日を待ってました「二代目・乱田舞」この文字を早く書きたかった。
何年か前、自分の経験値を高める為に名高い縄師の方達のショーの受け手をやらせてもらってました。その中でも1番パフォーマンス的なステージが魅力的だった乱田舞さん。
ステージが大好きで、人が大好きで、周りに居る人達を全て守ろうとする人でした。
男女としてじゃなく、同じ業界に存在する者として大好きだった。
乱田さんと上がった最初で最後のステージ。魂を全て預け本気で愛し合ったショー、私は一生忘れない。
乱田さんが業界から去り、あれから12年。遂に二代目・乱田舞が蘇りました。
封印していたかの様に誰もが乱田舞の名前を発する事が無い中、私にはビッグニュースでした。勿論、現場に駆け付け懐かしい乱田ワールドに浸らせて頂きました。
現場には乱田さんが大活躍していた頃の古き良き昭和な面々「お互い歳取ったなー」なんて言いながら和気あいあい。
こんな古き良きメンバーの中に放り込まれたのはきみと歩実ちゃん。現場の唯一の若手。
男優さん達3人も頭に年期入った方々。監督の二代目・乱田舞はサングラス。側から見りゃ黒社会的にしか見えない現場。
そんな二代目・乱田舞が手掛ける第一弾監督作品は「蛇縛の監緊ナース」
蛇縛の監緊ナース きみと歩実
強面達に囲まれたナース服姿の歩実ちゃんが一際可愛く目立つ。どっからどう見ても美女と野獣。
乱田舞世代じゃない女優さんが乱田の縄をどう受け止めるのか楽しみだった。乱田の縄を知らない方が先入観がないから良いよね。
いよいよ蛇縛の幕開け。スタジオ内の空気も張りつめてる。
そんな中、1番緊張してたのは二代目・乱田舞だったはず。今回は監督と出演の二刀流。頭の中の切り返しに葛藤しそう。
歩実ちゃんが「緊縛、久し振りなんですー」と言いながら控え室で一生懸命にストレッチに励んでる。歩実ちゃんの衣装はピンク色のナース服。似合うよね、可愛い。
いよいよカメラが回る。極悪人達に囲まれた歩実ちゃん。もう、この画見てるだけでかわいそう。子犬がプルプル震えてる感じ。
ちょっとした芝居が終わり、監督兼出演者の二代目乱田舞はフル回転に忙しそう。
次のシーンの打ち合わせに現場チェック、合間に自分のお色直しに台本チェック。こりゃ大変だわ。目が回りそう。
この辺りは初代乱田舞氏とは違う所。やはり女性って事もあり現場に対してかなり繊細に触ってるよね。初代乱田舞氏は、大きく現場を見渡し気に入らない箇所を指摘する感じ。二代目乱田舞監督は1つ1つ自分の目で確かめて、身体で感じ納得させてる感じ。
夏樹の名前で活動をしていた頃を知ってるけど、私の目に入る夏樹さんはいつもそうだった。丁寧に丁寧に人と縄と現場に向き合う人。かなり慎重に向き合う。そんな所が私は大好きだったな。とにかく自分に対してのブレを感じない。任せて大丈夫って思わせてくれる。
そんな夏樹モードを持って二代目乱田舞の現場に来てるから、精神力、体力を保つのは大変だったろうな。そしてやはり、二代目乱田舞の看板を背負ってる責任感。1番これが重かったはず。
壊さずに今の自分を融合させて新たな物を作り上げるプレッシャーは重いよね。
でもそれを覚悟の上で監督、二代目乱田舞のステージに上がって来た訳だから、貫き通して欲しいと思ってます。
歩実ちゃんの身体を飾って行く縄を見ながら「乱田舞、ここにあり!」を感じてました。
とても情念のこもった作品になったと思います。二代目乱田舞を背負った夏樹さんの姿、目線、感情を見てもらえれば、と思います。
■蛇縛の監緊ナース きみと歩実
(取材:葵マリー)
次のページに大量画像を掲載
蛇縛の監緊ナース きみと歩実