「手コキ研究会」…
この名称を見て、皆さんは何を思い浮かべただろうか。
フーゾク?AV?エロマンガ?いやいや、その全てが不正解。
実はこちら、現役風俗嬢がディルド使って手コキのノウハウを指南する研究会。
なんと無料で行われているという!
齢3×歳にもなって大したテクニックも持ち合わせていない筆者は、取材にかこつけてこれ幸いと会場に足を運んだのであった。
毎回新宿で行われる手コキ研究会は今回でもう3回目。机上にはディルドがズラリと並ぶ。そしてこれを取り囲むように総勢20名近くの男女が座っていた。どうやら男性も参加できる模様。どうやらこの研究会は、手コキの練習がメインではあるが、性に関する悩みや疑問などを話し合う交流の場でもあるようだ。
こちらが主催者の一人である現役風俗嬢の今賀はるさん。M嬢・ソープ・ヘルス・性感エステ・セクキャバなどなどさまざまなご経験をされている、いわば手コキのスペシャリスト!
師匠と呼ばせていただきたい!!
さらにゲストとしてカリスマAV男優の太賀麻郎さんも参加されていました。
確かに手コキされる側のスペシャリストからも学ばせてもらうことはたくさんありそうだ。
今賀さんによるレクチャーが開始された。今回はテーマは『強弱をつけた手コキをやってみよう!』。まずは手にローションを適量に取り、体温であたためる。その後、弱い刺激を与えながら徐々に強くしていくのが効果的な方法なのだそう。
手コキをする筆者の手。今賀さんの「最初は優しくフェザータッチで…」の教えの通りにしているはずなのだが…。何故だ、手に色気がない。
他の参加者の女性たちの手つきを見て、ふと気がつく。そうか、ツメ先を使うべきなのか…。あと、ある程度ツメを伸ばしてネイルを施しているとエロさが倍増することに気がつく筆者。手コキ、おそらく視覚的要素も大事。
今賀さんのレクチャーは続く。
「フェザータッチで刺激を与えた後に、手全体で包み込んでゆっくりと扱きましょう。逆手にしていつもと違う刺激を与えるのもイイです!」
そんな中、主催者の一人である女性の手つきが見事だったので思わず激写。滑らかなストロークで男性器を愛撫するその手は、見ているだけでも筆者の淫らな気持ちを引き出していた。
そしてここで今賀さんが、これぞプロの技と言うべき究極奥義を披露。
「カリ先を手で包み込み、その際に手の中を真空状態にしてしごきます!」
これは女の筆者ですら想像だけでイキそうな超刺激!おそらく男の潮吹きを促す際にもだいぶ有効な手技だと思われる。これはぜひともマスターしたい!自宅に帰っても練習せねば!!
難しい手つきは教え合ったり、太賀さんからのアドバイスなどもありつつ、手コキの練習は一時間ほどで終了。その後は、主催者の1人で精神保健福祉士の『性癖と精神疾患』についての講義となった。
手コキの実習目的で参加したはずの筆者。しかし結果としては、この講義と参加者たちとの真面目なディスカッションにかなりの熱を入れてしまった。
「性癖は、単なる趣味なのか?それとも治療すべき疾患なのか?」女装癖がありバイセクシャルだという男性、男にペニバンを挿入することが快感だという女性、血を見ると興奮し殴られた痕が残る姿を写真に撮られたいという女性…。参加者たちの実体験告白も交えながら進められた今回の講義は、あまりにも盛り上がりすぎたために来月も延長戦で語り合うことになった。
次回の開催は6月10日(金)。筆者も手コキマスターを目指すため、そして性について真面目に考察するため、来月も完全プライベートで参加しようと思っている。
(取材・文/もちづき千代子)