つねに指先は乳首にセットお客様の乳首の癒しが最重要
ドエロなエステティシャンが乳首を
つんつんこねこね執拗にマッサージ
雄乳首にクリをすりつけ「あ〜ん!」
「お客様、とても敏感な乳首(ニップル)ですね」
これほどまでに真摯に乳首責めと向き合った作品がこれまであったか!? この原稿内では乳首はすべて「ニップル」と読んでくれ! ヨロシク!
舞台は乳首快楽メンズサロン……。
一体どういう場所だよというと、なんでも「ぬくもりで心に語りかける」がコンセプトで、人と人との触れ合いのなかでお客様が健やかな心を取り戻すことを目指しているそうな。
その理想がなぜ乳首責めに繋がった!? 気持ちいいならこっちはなんでもいいけど!
しっかしやはりベテラン女優はいいねぇ。この作品、非常にストイックな作りになっていまして、75分ほどの時間をかけてただ1回の前戯〜挿入までを描くという流れ。
しかもうち15分以上のチャプターひとつが丸々乳首責めと、乳首責めがよっぽど好きじゃない限り少々見るのが厳しい構成になっている。
オモチャはないし(せいぜいオイル)、複数プレイもなしという近年では考えられないほど地味〜なスタイルを成り立たせているのは、ひとえに山本美和子嬢の技のデパートぶり!
ただ「乳首責め」といっても、指先で優しくなぞってみたり、キュッとつまんでみたり、爪でひっかいてみたりとバリエーション豊かで飽きさせない。
ほかにも創意工夫のある小技には、思わずなるほど!と、うなってしまう。
感動したのは、クリトリスによる乳首責め。なんと美和子嬢は男の体にのっかって、相手の乳首を自分のクリでぷにぷに押しつぶすのである。
乳首責めとクリオナニーを両立させるなんて、悪魔に魂を売ったとしか思えない発想……。
また、男が射精した後に美和子嬢がゴム内の精子をすすり、精液絡めた舌で乳首をねろねろ舐めるシーンも感動しました!
(掲載/『月刊DMM』9月号 文/原田よし子)