明るく楽しいうんこビデオを作ったのは、多分僕が最初やと思いますよ
——山本さんのAV時代についてもお聞きしたいのですが、思い出に残る作品がありましたら教えて下さい
山本 うんこビデオです。うんこビデオってね、僕が出る前からたくさんあったんですよ。でも、うんこビデオを「明るく、楽しく」作ったのは、多分僕が最初やと思いますよ
——先駆的ですね
山本 ビデオ・インターナショナルさんからお話が来て、そこの過去の作品の様にやってくれと言われたんですが「それは僕は向いてない」と。「僕のキャラクターを生かしてもらうには、面白い、コメディタッチのやつでやらせて頂いた方がいいですよ」って言うて。共演する女の子も、控え室で一緒に話してる時の素の彼女たちはみんな面白いんで、これ「女の子は素でやった方がええんとちゃうか」「インタビュー形式にしていった方がええんちゃうんか」と思ったんです。当時テレビで『さんまのまんま』が始まったばかりだったんで、あれを取り入れて、僕の、山本竜二の部屋みたいにして、そこに毎回女の子がゲストで来ると言う感じにしまして
——面白いですね
山本 女の子に「今日でAV出てどのくらいなりました？」言うたら「今日で10本目です」「ああ、そうですか。どんなビデオ出ました？」「色々出ました」とか言うて「でも、うんこはどうかな？ うんこはやったことない？ では今日はうんこやってみようね」とか言ってやるんです
——うんこのシーンはどの様な感じで行うのですか？
山本 最初はお尻をほぐしていくんですよ。ええ。お尻をほぐしていって、ほぐされてる顔と、ほぐしてるお尻と、全体とを３台のカメラでマルチで撮ってたんですよ。これ、なかなか画期的なことだったんですよ
——視聴者も喜んだでしょうね
山本 ええ。そしてお尻をほぐしていくと、だんだんお尻の穴が拡張していってね。それで指を突っ込む。そして異物を突っ込む。数珠を真っ直ぐにしてね、突っ込むんです
——数珠ですか！
山本 女の子のお尻に数珠を一つずつ入れながら「一つ、二つ、三つ、四つ、五つ…九つ、十、じゃあ今度出すよ。出す時は数えてくれる？」そしたら女の子が「十、九、八、七、六…」「そうそう。ではカウントダウン。ロケットと一緒。三つ、二つ、どかーん！ わあー、まだ、出したらダメだよ！ 我慢するんだよ！」そんなこと言って
——想像を絶する展開です！
山本 その次は、いよいよ出すことになりまして。出すためには「セッティング変えます」つって。うんこを出す所も毎回工夫するんです。女の子にちょっと高い台に乗ってもらって、ぼっとん式のトイレを下から覗いたりしてる感じで撮るんです。マニアの人が喜ぶような撮り方してね
——浴びる様な感じですね
山本 そうそう。で、最後は出たうんこを僕が料理するんです。毎回ね
——メニューはどの様な感じなのでしょうか？
山本 カレー、ミートスパゲッティ、お寿司
——お寿司？
山本 お寿司はよしず敷いて、ご飯敷いて、その上にうんこしてもらって、ぐるぐるって巻いて、こう、包丁で切って「今年はどっちの方向がいいのか」と
——恵方巻きの食べ方ですね！
山本 そうそう、ウンがつきますようにと。それを僕が頬張るんです
——近年起こった恵方巻きブームを先取りしてますね！
山本 それを見てたみんな「うわー！」言うてね。でも、その時に自分の性癖分かったっていう人がいてね。それを見て、ここに来る人、いっぱいいますよ。「山本さん、見てました！ うんこビデオ！」「なんでそんななったんですか？」言うたら「山本竜二さんに教えられたんですよ！」「僕、なんも教えてませんよ」って
——凄い影響力ですね！
山本 ばんざーい！
みなさん、いかがだったでしょうか、山本竜二さんインタビューは！ 最高だったよね！ 残念ながら今回はここまですが、次回は伝説のニワトリとの共演話も出るので、期待して待っててね！ それでは！
《後編へと続く》
（取材・文／ロバート・テ・ニーロ）
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