辰已ゆいちゃんやしじみちゃんも登場!
「第29回ピンク大賞」表彰式レポート
歴史を重ねること29回! ピンク界のアカデミー賞ことピンク大賞の季節がやって参りました! 5月5日のこどもの日に上野オークラ劇場で行われた第29回ピンク大賞表彰式の模様をお送りします。
ピンク大賞とは劇場で上映されたピンク映画に与えられる栄誉ある賞。今回は2016年に公開されたピンク映画38本(ゲイポルノ含む)を対象に、上野オークラ劇場、PG web siteでピンク映画ファンの投票によって賞が選出されました。
発表された賞の一覧は以下の通り。
<作品部門>
【最優秀作品賞】
『汗ばむ美乳妻 夫に背いた昼下がり』(オーピー映画・城定秀夫監督)
【優秀作品賞】
『人妻漂流 静寂のあえぎ』(オーピー映画・山内大輔監督)
『弱腰OL 控えめな腰使い』(オーピー映画・竹洞哲也監督)
<個人部門>
【監督賞】
城定秀夫(汗ばむ美乳妻 夫に背いた昼下がり)
竹洞哲也(弱腰OL 控えめな腰使い 他)
【脚本賞】
当方ボーカル(弱腰OL 控えめな腰使い 他)
【主演女優賞】
朝倉ことみ(人妻漂流 静寂のあえぎ 他)
【助演女優賞】
和田光沙(弱腰OL 控えめな腰使い 他)
【新人女優賞】
桜木優希音(性鬼人間第一号 ~発情回路~ 他)
加藤絵莉(さまようアゲハ 蜜壺トロトロ 他)
【男優賞】
川瀬陽太(性辱の朝 止まらない淫夢 他)
【技術賞】
土肥良成(特殊メイク/人妻漂流 静寂のあえぎ 他)
表彰式はゴールデンウィークとも重なり超満員。ピンク映画の人気が根強い証拠です。
表彰式の前には前座コーナーとしてイケメン支配人と熟女サポーターの加山なつこさんが登場。ピンク映画出演女優のサインが書かれたビッグなカチンコが当たるじゃんけん大会が行われました。
続いて表彰式に。プレゼンターとして池島ゆたか監督、和田光沙さん、松井理子さん、加山なつこさんが登場。和田光沙さん、松井理子さんはブルマに体操服姿、加山なつこさんはタイトなミニスカートに白衣の女医姿です。
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新人女優賞は加藤絵莉さんと桜木優希音さんが受賞。
加藤絵莉さん「本日はゴールデンウィークのさなか、こどもの日に大人の劇場へようこそ。ありがとうございます」
桜木優希音さん「この度はありがとうございます。新人賞獲りたいなと思っていたんですけど、まさか獲れるとは思ってなくて、こんな素敵な舞台に上がらせてもらってありがとうございます」
2人ともこれからのピンク映画界を担っていく逸材です。
ピンク映画とは思えない特殊メイクを作った土肥良成さんが技術賞で、6回目の栄冠に輝いた川瀬陽太さんが男優賞で、デビルマンのコスプレ姿で登壇した当方ボーカルさんが脚本賞で受賞。裏方さんにも賞が贈呈されるのが粋です。
プレゼンターとして登場した和田光沙さんは助演女優賞を受賞。「名誉ある賞をいただいてありがとうございました。私に芝居をする場所を与えてくださる監督の皆様、オークラの皆様、共演者、スタッフの皆様にこの場を借りて感謝申し上げます」と喜びを爆発させました。
そして、栄えある主演女優賞は朝倉ことみちゃんに決定!
しかし、惜しまれつつもこの上野オークラ劇場で3月に引退したばかり。本人は引退したので登場しませんでしたがメッセージが寄せられ和田光沙さんが代読。
「この度、優秀作品賞、最優秀主演女優賞を受賞させていただきありがとうございます。たくさんある素晴らしい作品の中から投票してくださった方々ありがとうございます。皆で作り上げた作品は永遠に残ります。これからもひとつひとつの作品を愛してください。そして、もちろん上野オークラ劇場も愛してね。みなさん作品の中でまた会いましょう! 朝倉ことみは2017年3月31日に引退しました。感謝の気持ちを伝える手段がメッセージになってしまったことをお許しいただければと思います」
表彰式ではその他にも竹洞哲也監督が監督賞を受賞し、辰巳ゆいちゃんとしじみちゃんが応援に駆け付けるなど、華やかな雰囲気になりました。
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最近は上映する劇場や本数も減少しているピンク映画ですが、日本の文化ともいえる存在はなくしてはいけません! 来年で30回という記念すべき回数を迎えるピンク大賞。この先、50回、100回と続けるために、日ごろからピンク映画館に向かいピンク映画を応援しましょう!
今回受賞した作品を含むピンク映画の名作数作品が、再編集によりR15作品として一般映画館で上映。
オークラ劇場はちょっと敷居が高いという方も、この機会にピンク映画に触れてみてはいかがでしょうか?
◉HP:『 OP PICTURES+ フェス』
◉Twitter:@oppicturesplus
(撮影・取材:KKフォトグラフ)