──ファンは作品を見ることで、自分の内面と対話するようなものですね。
「それをAVでやるのは難しいですけどね」
──AVに限らず、つぼみちゃんって向き合った人間を映す鏡みたいなところがありますね。軽いノリでエッチなインタビューにしようと思えば自然とそうなるし、もっと哲学的な話をしようと思えば奥深い答えが返ってくる。
「この子浅いな、と思われるよりは…..良いんですかね(笑)」
──ロリっぽい無垢なイメージで10年以上活動が続くのも凄いけど、次の10年がどうなるかは分からないですよね。
「自然と熟女物を求められるようになるならそれでもいいですけど、『私は今日から熟女です!』と自分で決めるのは嫌なんです。これからも色んなジャンルをやっていきたいし、普段から熟女っぽい態度を取らなきゃいけなくなるのなら、それは別にいいかなって」
──熟女のつぼみというのもイメージ湧かないですけどねww。いまだに制服がめちゃくちゃ似合ってますから。
「いえいえ、そんなことないですよ。でも、ファンの方からつぼみはもう制服が似合わないと思われても、そういうギャップ物として需要があるなら着ますよ(笑)」
──明確に「つぼみの幕引き」という時期などは考えたことはありますか?
「たぶん自分がやりきったと思う日は来ないと思うので、もう需要がなくなったのでスッと消えていくか、ある日、突然イヤになるとか飽きちゃったとか、そういうことがあれば……。でも11年やってきて、イヤになったことって一日もないんですよね」
──え、一日たりとも?
「辞めようと思ったのは最長で2時間くらいです。その時はぶっかけ物の撮影で、ぶっかけられたまま現場に放置されたのがツラくて。でも、2時間後には「これはこれでやって良かったんだ」と」
──恨みに思ったりもしてない?
「全然ないです。今ではあんまりよく覚えてないくらいで」
──10年に一度の事件なのに忘れちゃうもんですか。
「人を恨むとシンドいですよ(笑)」
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──そうやって人を恨むこともなく、淡々と日々の撮影をこなしているつぼみちゃんですが、それでもいまだに撮影現場では緊張してるとか。
「うまくできるかなと思っちゃうんです。最初の頃みたいに」
──でも、これだけキャリアがあれば、大体パターンも分かってきますよね?
「同じような内容でも監督さんによって微妙に違ったり、こだわるポイントがあるので、そこから自分がちょっとでもズレてるんじゃないかという不安が怖いです」
──他人の期待に応えることに対しては敏感?
「言われたことをできないことが多いので、それが怖いんですよ。それに物を買った時に中身と書いてあることと違ったら嫌じゃないですか。パイナップル味って書いてあるのにレモン味だったり。AVも同じですよ」
──細かい監督の指示はあっても、そんなに大きくズレることはないと思いますけどね。
「ユーザーさんはそこまで細かく見てないかも知れないけど、現場の人たちがやりたいことに私だけがついてこられないのは良くないと思って」
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