情報屋が持ち込んできた〝パチンコ援交〟ネタ。
ありきたりな話かと思いきや……実はパチンコ屋の店員が絡んでくる、なかなか複雑な話だったのだ。
都内のホールで繰り広げられていた、援交の実態とは一体?
ヘソクリ使ってパチンコ三昧
「ダンナには敵わないな」
「それより、情報は掴めたんだろうな」
なんて場面、刑事ドラマでよく見掛けますよね。ホントかウソか定かではありませんが、デキる刑事の陰には情報屋の存在あり……なわけで、実は我々のようなエロ本記者にも情報屋がいるもんなんです。
で、今回のネタを提供してくれたのも、そんな情報屋のひとり。
「知り合いの男がパチンコ屋で援交したって話なんですがね……」
「軍資金が欲しい主婦が5千円でフェラ抜きを持ちかけるとか、そんな話なら間に合ってるよ」
「いやいや、ちょっと話は複雑で……実は相手の援交女の連絡先も聞いてあるんですよ。絶対に面白いから話聞いてみてくださいよ」
というわけで、ヤツの推しに負けてインタビュー取材をすることにした記者だったんですが……。
「初めまして、美奈と言います」
約束の時間、待ち合わせ場所の新宿ド●キ前に現れたのは、身長145センチほどの、小柄で愛想のいい女性。
(は〜、最近はこういう普通の女が、AV女優や風俗嬢なんかより、よっぽどエロいことしてるってわけか……)
なんて思いつつカラオケボックスで話を聞くことにした記者。ところで、奈美さんは独身なの?
「一応、結婚はしてますよ、子どもはいないけど。だから毎日ヒマなんですよね……で、パチンコにハマっちゃった(笑)」
初パチンコで8万円儲けるというビギナーズラックを体験したという彼女。しかし、その後は勝ったり負けたり。そうこうしているうちに1度に突っ込む金額が徐々に増えていき……。
「ひと月10万円負けたときは焦りましたよぉ(笑)」
聞けば彼女は専業主婦。当然、軍資金はダンナの給料から出ているわけで……。
「最初はヘソクリしてたお金で遊んでたんだけど、最終的には生活費に手を出しちゃうよねぇ(笑)。それでも勝ったときの記憶があるから止められないの」
それ、依存症って言うんだよ、奥さん(笑)。
「で、ある日……その日も同じ台に4万突っ込んで玉がなくなっちゃったとき、声を掛けられたんですよね」
あれか、軍資金を援助するから、援交しないかって話ですよね?
「まぁ、近いかな。でも、声を掛けて来たのは男性客じゃなくて、顔なじみのパチンコ屋の男性店員さんだったんですよ」
奥さん割のいいバイトあるよ
「奥さん、ちょっと熱くなり過ぎじゃないですか。お金、大丈夫ですか?」
ジャラジャラとうるさいパチンコ屋の店内で、店員が彼女の耳元にこう囁いたそうだ。
「もしよければ、割のいいバイトありますけど……」
割のいいバイトと聞いて彼女もピンと来たそうだ。援交経験はなかったが、負け分を埋められるという気持ちの方が強く、ふたつ返事でOKしたとか。すると、
「じゃあ、非通知でいいんでこの番号に電話してください。で、その人とホテルで1時間……大丈夫?」
お金は戻ってきてから払うから……店員はそう言って、電話番号が書かれたメモを手渡してきたそうだ。
「電話して駅前で待ち合わせたら、パチンコ屋で見掛けたことのあるオジサンでした。お互い〝あぁ、この人〟みたいな(笑)。で、エッチした後で話を聞いたら、オジサンも同じ店員さんに声を掛けられてたんだって。大勝ちしてたら〝店内にお金に困ってる女性がいるんですけど、ちょっと援助してあげられませんか〟って」
その後は軍資金がなくなると、その店員を探し「だれか紹介してよ」と自ら援交志願しているという彼女。
なるほど、店員がやったことはいたって簡単だ。負けが込んだ女性に声を掛け、大勝ちしている男性客に受け渡す……これだけだ。
しかしこれは、裏デリと一緒でバレればお縄の違法な斡旋行為。ちなみにお金はいくらもらったんです?
「普通にエッチまでして2万円。フェラだけのときもあって、そのときは1万円なんだけどね。負けてても気分じゃないときは断れるし、気楽でいいの」
もちろん、その店員がいくらかピンハネしているだろうから、男性が払う金は相場に比べて割高だ。しかし、相手はその日の〝勝ち組〟。店員はその辺りも計算づくに違いない。
常連の女性客を5、6人キープ
さらに、こんなことも暴露してくれた彼女。
「でね、こんなことしてるの私だけかと思ってたら、そうでもないっぽくて」
聞けば、その店員が何人かの女性に耳打ちしている場面を見掛けているという美奈さん。
「さすがに女を捨ててるようなオバサンはいないけど、年齢は20代から40代。店員さんがキープしてる女の人は私も含めて5、6人はいるんじゃないかな。みんな常連で、私がいくと必ず顔を見る人たちですよ」
なるほど、店員も手当たり次第に声を掛けては店にチクられる可能性がある。普段の会話で親しくなりつつ、相手をみて話を持ちかけているということなのだろう。情報屋の言う通り、確かに面白いネタだ。十分、原稿にできる。記者がそう思っていると……!?
「これからパチンコしにいきたいんだけど、軍資金が乏しいんですよねぇ(笑)」
ナンと、記者に援交を持ちかけてきた彼女。思わぬ誘いにサイフの中身を確かめたが、インタビュー代を支払うと残りは1万円しかない。これだと……フェラまでってことだよね?
「仕方ないですねぇ。今回は特別ですよ、特別♥」
そう言って笑う彼女と、場所をラブホに移した記者。乳繰り合うと、彼女は中々の反応の良さを見せた。美奈さん、さては金だけが目的じゃないな?
「バレた? パチンコもこれも、チ●コつながりだからね。両方好きなの(笑)」
罪悪感ゼロのパチンコ援交妻……読者の皆さん、どう思われました?
(掲載/「実話大報」2017年11月号)