酒を飲んだときには、色っぽい感じにならないんですもん(笑)「ウェ〜イ!」ってなるから
── ピンク映画って、ある程度のプロットができて、撮影するとなったところから、キャスティングを詰めるじゃないですか。そこから脚本を仕上げる、「当て書き」に近い脚本家さんもいるし。監督が脚本を書いている場合もあるし。
並木 うんうんうん。確かに。主演作品も台本で役名が「並木」でしたね。
「恋の豚」は、台本とかキャスティングが決まっていて、私の役だけが決まっていなくて、「俺のことを好きって言ってたAV女優がいる」と城定監督が言って決まりました
声をかけてもらいお会いしたときは、「この役はぜひ並木さんで」と言ってたはずなんですけど(笑)
── 城定監督、分かりやすい(笑)
並木 本当は優しいですよ。演出も無理はさせない感じ。そこから構築していくイメージです。
── 高原監督はいかがでしょう。
並木 高原監督は、一から作り上げるイメージでした。「もうちょっと大げさにやってみて!」みたいな感じでした。すごく勉強になりましたよ。
間を取る瞬間に、「はぁ」って、息を吐いたりするじゃないですか。
そうしたら、「普通の生活でそんなことする人いないからね」と指導が入りまして、「ああ! 確かに!」となりましたね。
AVで、「はぁ」というのも多様していたのを注意するようになりました。使うのが当たり前になっていたんですが、それを直してもらいましたね。
── いきなりですが、絡み中にも間を取るプレイってありますよね?
並木 ありますよ! パンツからモノを出すときにジリジリと焦らして、ポン! みたいな感じ(笑)
── それではラストスパートで、並木塔子といえばお酒というイメージがついてますが、実際のところ、お酒はどのぐらい飲めるんですか?
並木 その日の調子によりますかね。
── 「今日は飲むぞ!」と決めた日は?
並木 どのぐらいだろう……でも一日普通に飲めちゃいます。
── その場合は、どんな感じのお酒の流れですか?
並木 最初は生ビールです。2、3杯目からホッピーセットに変わります。それが延々と続く、ですかね。
── 毎日飲む人?
並木 いや、毎日は飲まないですね。飲むと決めた日にしか飲まないようにしてますね。
── お酒の失敗エピソードはありますか?
並木 風邪が治らない?
── それは失敗のジャンルが違う(笑)お持ち帰りされたとか、エロい系!
並木 でもお酒を飲んだときには、色っぽい感じにならないんですもん(笑)「ウェ〜イ!」ってなるから(笑)
── 女子が口説きに応じるときって、酔ってない証拠と言っている人がいましたね。
並木 そう! そうですよ! 本当にベロベロに酔っていたら気持ちよくないですもん!
── AVで「飲みながらSEX」が人気ありますが、そういう作品はどうでしょう。
並木 まだしていないですね。でも調子が悪いときだと、2、3杯で青くなっちゃうこともありますから。お仕事ならばできちゃうと思いますけど、そのタイミングとかが分からないので、そういう作品だとちょっと怖かったりします。
── キカタンとしてこれだけスケジュールが入ってくると、「一日中ずっと飲み」とか、バカ飲み減ってません?
並木 そうです、そうなんです。次の日に残せないとかもあるし。もうじきピンク映画が入ると分かれば、2、3日徹夜になるから、体力を温存しておかないととかもあるし。
デラべっぴんR なんか今回、インタビューに色っぽい話が少なかったなと。
── 塔子さんにそこを期待するとねぇ(笑)恋愛下手だわ、元彼がDVだわと、奔放さが違う方向性な女子なので(笑)
デラべっぴんR それだけの美女で、飲んでいて、ナンパとかされないんですか? 「ウェーイ!」みたいに近づいてくるとか。
並木 それできたら、「ウェーイ! 一緒に飲もうぜ!」ってやって飲むことはありますが、相手が先に倒れます(笑)それと、会話が上手くできない人は好きじゃないんですよ、私(笑)ダメだなと思ったら、スーッと消えます(笑)
── あまり聞かれてない、初体験の話を聞いてみましょうか。
並木 初体験は16歳です。バーテンダーと、バーのテーブルの上で(笑)あはははは(笑)
── 未成年でその展開はいろいろおかしいでしょ(笑)
並木 まあたまたまその場所だったと(笑)
── どこで知り合ったの? バーテンダー。
並木 その人が路上ライブをやっていて、私はずっと聴いていて。そのままその流れというか(笑)
私、「バーテンダー、バンドマン」と、「付き合ってはいけない3B」を2つまでコンプリートしているんです。次にプライベートでなんかあるとしたら、美容師かなと(笑)
── それ、コンプリートする必要性ある?(笑)それでは最後にメッセージをお願いします。
並木 並木塔子、現在はプライベートのSEXは一切なく、AV女優生活に邁進しています!
いろいろな作品に出させてもらい、堪能しています。そしてピンク映画も出てますので、初上映ならば「上野オークラ劇場」や、地方のピンク映画館にかかってくると思います。応援をよろしくお願いします!
(取材・写真:麻雅庵)