……いやぁ、なんか申し訳ない、もっとやらなくちゃいけないですかねぇ。
── るいちゃん、オタクじゃないですか。基本的にオタクってコミュ障なところもあるはず。
るい うん。はいはい。
── でも撮影現場での評判を聞くと、妃月るいちゃんに助けられたとかいう話も聞くし、オタクのわりには空気を読んで積極的に気配りもできる人だとは思うんですよ。ということはひょっとして本当は計算高く振る舞う人なのかなぁとか、ときどきオタクでそういう野心家もいるじゃないですか、そういう人なのかなぁと思ったりもしたんだけど。
るい ふふふっ、すげぇー。
── うまくやろうとしているのかなぁと、でも全然そんなことなかったってことなんですね。
るい ……いやぁ、なんか申し訳ない、もっとやらなくちゃいけないですかねぇ。
── いやいやいや、しなくていいですよ。つまり幸せな感じじゃないですか、無理なく自然体で。その方が。
るい そうそう、幸せですよ。
── 幸せな感じでちゃんとやってて、数字もそれなりに伸びていて、人気も出て。むしろ今の方が名前がね、浸透しているわけだから。それに越したことはない。
るい いや、うれしいです…。
── たとえば、るいちゃんの中で、AVのこの作品が当たったから、たくさんのメーカーからお呼びがかかったんじゃないかというのはあるの?
るい いやーどうなんでしょうねぇ。
── うーん、あんまり自覚はないと。
まあ、メーカーは数字が無い子だとオファーはかけにくいし、逆にある程度、売り上げの見込める子なら、キャスティングはするよね。だからこそ、ひょっとしたらいろいろるいちゃんの方で戦略を立てて、それがうまくいって、今のように人気女優になっていった、なんてこともあるのかなぁと思ったんだけど……。
るい いやー(笑)。
── そんなこと、ちっとも考えてなかったわけか。運良く、流れに身を任せてここまで来ちゃったんだね。
るい ホント、すみません。
── いやいや。今は、じゃあ、とても居心地がいいんだ?
るい めちゃくちゃいいです。
── 自然体でそれができるって、ある意味、天職ってことだねぇ。
>>インタビューその2は明日公開!