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【上野オークラ劇場「悶絶劇場 あえぎの群れ」舞台挨拶レポート!】霧島さくら、横山夏希、永瀬愛菜の初々しい魅力がさく裂! 新人監督発掘プロジェクト優秀賞受賞・谷口恒平監督のピンク映画デビュー作は大注目!

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霧島さくら、横山夏希、永瀬愛菜が登壇
上野オークラ劇場「悶絶劇場 あえぎの群れ」舞台挨拶レポート

ピンク映画の殿堂・上野オークラ劇場で毎月恒例の舞台挨拶が8月10日に行われ、現在絶賛上映中(8月15日まで上映)の『悶絶劇場 あえぎの群れ』に出演した霧島さくらちゃん、横山夏希ちゃん、永瀬愛菜ちゃん、谷口恒平監督らが登壇し撮影秘話などを語ってくれました。

デビューを控えたエロ漫画家(霧島さくら)は執筆のため、本当にあったエロい話を取材。偶然、一組の夫婦(横山夏希・関 幸治)各々から話を聞けることになるが、2人の話は食い違っていた。果たして漫画は完成するのか? といった「藪の中」的不思議作品。ピンク映画初主演の横山夏希ちゃんと、ピンク映画初監督の谷口監督の熱量が爆発する作品です。

谷口監督はOP PICTURES第2回新人監督発掘プロジェクト優秀賞受賞、初の長編作品で話題となった『おっさんのケーフェイ』でも監督を務めた、いま注目の若手監督です。

まずは舞台挨拶の前に、通称・前座コーナーと呼ばれる告知コーナーに4代目マスコットガール・きみと歩実ちゃんとイケメン支配人が登壇。

「8月4日で建て替え9周年を迎えました」ときみと歩実ちゃんは、自身が「9」のシルエットとなったTシャツを着て観客に報告すると拍手が起こります。

 

また、「『OP PICTURES』が8月23日から9月5日まであります。毎日のように舞台挨拶があるんです」と告知。東京・テアトル新宿で開催される「OP PICTURESフェス2019」では従来のR18作品とは別にR15バージョンを制作。老若男女問わず楽しめるバラエティ豊かな作品が連日上映されますので、こちらにも足を運んでください。

そして、上野オークラ劇場の新館立て直し9周年を祝い、舞台挨拶に登壇する女優陣ときみと歩実ちゃんでお祝いのくす玉割が華々しく行われました。

 

舞台挨拶では「たくさんの方に見ていただいて光栄です」と感謝の言葉から入った谷口監督。

ピンク映画初出演の感想を聞かれた横山夏希ちゃんは「大学生から大人になった時系列の変化があったので、感情の変化が難しかった。初めてのピンク映画だったので、間の取り方とかが分からなくてパニック状態だった」とコメント。

同じくピンク映画初出演の永瀬愛菜ちゃんにも、ピンク映画の撮影現場はどうだったのか聞くと「V(AV)と違ってカット(割り)、カット(割り)だった。すごいカット(割り)をするのに、横山さんが泣けたりするからすごいと思った。読み上げの時から泣いているんですよ」とAVとの違いを語ってくれました。

大変だったことを聞かれた永瀬愛菜ちゃんは「(最後の)ワンシーンがバタバタでした。TAKE4の時に『これでいいかな?』って思ったけれど、TAKE5をやってみんなで納得できた」とコメント。最後のシーンはカットをせずにカメラを回し続けて撮った長回しだけに、ぜひ、注目して見てください。

今回は作品の狂言回し的存在で漫画家役の霧島さくらちゃん。実際に漫画は描けるのか聞かれると「描けないです」と即答(笑)。メガネ姿が印象的だったが「メガネは(撮影)前日に原宿で買ったんです」とのこと。

狂言回し的な役の難しさを聞かれると「目を合わせてお芝居をした方は少なくて、あとは漫画を描いていただけ。一歩引いてお客さんみたいな立場で見ていた」と撮影を振り返ってくれました。

ファンからの質問では、AV撮影との違いを聞かれると「セリフ量が多くて覚えるのが難しかったですね。AVはエロがメインになるので、エロに入るまでの役は重要視されているようでされていない。(ピンク映画は)入るまでの心境を伝えなければならないのが難しかった」と横山夏希ちゃんがコメント。

続けて次回、ピンク映画に出るならどんな役がしたいか聞かれると「かっこいい姉さん役みたいなのがやれたらいいな」と答えてくれました。

霧島さくらちゃんには作品内の衣裳は自前かとの質問が。「ワンピースは自前です。ちょっと太っていたのがやせたので着られました。衣裳合わせに持って行ったら『いいね』と言われた。あれはお気に入りです」とのことで衣裳にも注目です。

霧島さくらちゃんにも今後やりたい役を聞くと「今後……、う~ん、ガンガン強い系はやっていないので、誰か刺してみたい(笑)。好きすぎて刺すみたいな」と、ホンワカしたイメージとは正反対の役柄を希望。猟奇的な役も見てみたいです。

永瀬愛菜ちゃんにピンク映画出演の感想を聞くと「V(AV)でも、あまり演技をやっていなくて、ナンパものとかナチュラルなものばかりだった。元々、舞台も好きでやっと演技ができるんだと、演技をできる喜びが強かった」とコメント。今後もピンク映画での活躍が期待できます。

演技と監督の両面で初々しい才能が爆発した今回の作品。一度見たら何度も見たくなり、「藪の中」的な真相に迫りたくなる作品でした。今作は「OP PICTURESフェス2019」でもR15版の「やりたいふたり」として、8月24日(土曜日)、9月2日(月曜日)に公開されるので、本作と併せて見たら魅力が倍増するでしょう。

新たな才能が開花した『悶絶劇場 あえぎの群れ』を上野オークラ劇場で、『やりたいふたり』をテアトル新宿でぜひご覧ください!

■上野オークラ劇場 http://uenookura.blog108.fc2.com/
■OP PICTURESフェス2019 http://www.okura-movie.co.jp/op_pictures_plus/

(撮影・取材 神楽坂文人

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