戸田真琴ちゃんトークライブ「Who is a MAKORIN? vol.6」
今回で早くも第6回目を迎えた戸田真琴ちゃんのトークライブ「Who is a MAKORIN? vol.6」が12月17日、東京・渋谷にあるLOFT9 Shibuyaで開催。チケットはソールドアウト、会場には女性客の姿も多く見られました。
司会進行は同イベントで毎回、担当しているアダルトメディア研究家の安田理央さん。息のぴったり合ったトークで盛り上げました。
1部は戸田真琴ちゃんと安田さんがフリートークを展開。ここでは「スカパー!アダルト放送大賞2019」、「監督処女 戸田真琴実験映画集プロジェクト」、エッセイ集「あなたの孤独は美しい」の話題を一部再現します。
まずは見事、女優賞に輝いた「スカパー!アダルト放送大賞2019」の話では、「ファンのみんなが私が一発、こういうのを獲らなきゃっていう強迫観念に付き合ってくれた。お陰様で(女優賞を)受賞しました。初めての受賞で嬉しかった。どうしてもAV業界の印象を(スカパー!アダルト放送大賞が)占めるのが大きくて、そこを勝たなくて他のことをやっているのは自分でも落ち着かなかった。受賞できたら他の活動にも勇気をもって踏み出せるんじゃないかと思っていた。私が一番になりたいっていうよりも、みんなが喜んでくれるかなっていう気持ちが大きい」とコメント。
自身の喜びよりも、ファンの喜びを優先させるところに、戸田真琴ちゃんの優しい人柄が伺えます。
続いて、あらゆるメディアで話題になった映画製作クラウドファンディングの話に。6月に始まったこの戸田真琴監督プロジェクトはあっという間に目標金額を達成。
東京・吉祥寺のアップリンク吉祥寺で開催されている『MOOSIC LAB 2019』の特別招待作品に選出されており、12月20日と21日に上映されます。
「映画を作るクラファン(クラウドファンディング)をやらせてもらった。制作過程から日記みたいにみんなに報告した。6月くらいに始めて、まだ完成していないんですけど(笑)、半年くらいかけて映画を作っています。
今週末から上映です。編集もきのうの4時半に終わった。先行上映会で見てくれた人もいると思うけど変わると思います。増やしているものとかがいっぱいあるので、印象が違うので完成を見て欲しい。編集(作業)好きだと思った。12月まで作業しているとは思わなかった」とのこと。
かなりの力作になっていると思いますので、ぜひ、12月20日、21日にはアップリンク吉祥寺に見に行きましょう。
そして、最後は処女エッセイ集『あなたの孤独は美しい』(竹書房)の話に。
「映画をやりながら2冊本を書いたの。売れて欲しいなあ。こっそり感想を教えてね」とファンに呼びかけます。
続けて、「自分の本が書店に並んでいるのを見たら『おー』っとなった。いざ、書店を回ってみてみると『本を出したなあ』って。半年くらい週一で竹書房に館詰めになった。週に一回、決まったことをやるっていいなと」と、執筆の喜びを語る戸田真琴ちゃん。
内容を聞かれると、「『反パリピ本』だよ。ポジティブであることも素晴らしいことであるけれど、世の中にポジティブじゃないことを肯定するのもいい。『独りでいるのもいいかもな』っていう考えをこと細かに書いた」と説明。承認欲求ばかりが膨らんだ現代に波紋を投げる一冊かもしれません。
最後は今年を振り返り「充実していた。何を充実っていうんだろうね? 充実していますね。いつも、いつも、ありがとうと思います。来年も一個ずつやりたい、本とか映画とか。一個ずつやります」と宣言。
2020年も戸田真琴ちゃんの活動に期待したいです。
2部はゲストに紗倉まなちゃんが登場。AV話など様々な話題で盛り上がりました。
今回のトークイベントを振り返り「早いなあ、終わりたくないなあ」と名残惜しそうな戸田真琴ちゃん。
最後は「楽しかったです。来年も楽しいことをやっていけたらいいと思っています。みんな好き~! 今年もありがとね~!」とファンに感謝を伝えて締めてくれました。
2019年はAV以外の活躍も目立った戸田真琴ちゃん。2020年はどのような活躍を見せてくれるのか、ますます楽しみな存在になりました!
(写真・取材 神楽坂文人)