AVと風俗、この近いようで遠い業界を行き来しながら活躍を続けている女性がいる。その名は戸田ゆりあちゃん。AV業界でデビューしてから今年で9年目となる彼女のこれまでの軌跡、そして現在ソープで働いている理由と今後の目標を聞かせてもらった。
お客様に気持ち良くなってもらって、
あわよくば自分もイケればってスタンスを貫いています。
—— 2011年にAVデビューを果たし、現在もアダルト業界で活動を続けている戸田ゆりあちゃん。現在は風俗をメインにして働いているとか。
戸田ゆりあ(以下、戸田) はい。去年の5月から吉原にあるソープランド『銀馬車』で働いてます。これまでのAVの仕事とは違うものなのですが、凄く楽しいですよ。
—— AV女優としてキャリアを重ねてきたところで、突然の風俗デビュー。何かきっかけがあったのかな?
戸田 ぶっちゃけた話、もう最近はAVの仕事は9割がエキストラだったんですよ。女優としての撮影も月1回くらい。はっきり言ってセックス不足! それと、ちょっと海外旅行にたくさん行ってみたいなって思ったのもあって。今はトルコにどハマリ中なんです。
—— 要約すると「性欲とお金」。かなりど直球な理由だった(笑)。
戸田 あと、長いことAVでエッチをしてきて、演技ではないセックスがしたいと思ったことも事実です。もちろん撮影でも気持ちは良いんですけど、それはあくまでも「見せるためのセックス」だから……。
—— エンターテインメントのセックスではない行為がしたい、と。でも言ってみれば風俗はサービス業としてのセックスじゃない。そこに抵抗とかはなかった?
戸田 ないですね。私の中ではお客様に気持ち良くなってもらって、あわよくば自分もイケればってスタンスを貫いています。
—— デリヘルとか、オナクラとか、他の業種は考えなかったの?
戸田 あ〜〜それもちょっと考えましたけど、本番ナシっていうのに耐えられないとわかってたんで。
—— ソープといえばマットプレイだけど、ゆりあちゃんはマットのテクニックは覚えた?
戸田 それが……苦手なんですよ(笑)。私に来てくれるお客様はまずはファーストインプレッションでAV女優という肩書きに惹かれた方が多いですね。その後、ベッドの方のプレイではきっちり魅了してるつもりです。
—— 自己評価としてはマット以外は合格点、と。
戸田 あと、私は喋ることに関しては得意なのでそこが評価されることも多いみたいです。ソープで働いてる子って意外とコミュニケーションが苦手っていうタイプも多いので、1軒目に行って会話が盛り上がらなかった時のリベンジ要員的な? 「ゆりあならいいんじゃないか」って勧められて来た、なんて人もいますよ。
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