七沢みあちゃんの撮影に潜入取材!
「そういえば、御社で七沢みあちゃんの写真集作ってましたよね。今度ウチでも、みあちゃんの撮影するから取材に来てください」
FANZA GAMESさんからお誘いを受け「みあちゃん超カワイイですよねー。わかりましたー、行きますね」と、軽く返して取材にきました。デラべっぴんR編集・滑川です。
はて? この流れ、以前にも……
などと考えながら現場に到着。そーっと覗いてみると…
おおっ、みあちゃんがいる!
で、この撮影一体なんなんでしたっけ?
スタッフ 相変わらずメールちゃんと読んで無いんですね…。いいですか。説明しますよ!
ありがとうございまーす! あ、思い出しました! 前回は三上悠亜ちゃんと小島みなみちゃんを加納典明さんが撮影したときにお邪魔させていただきましたね!
↓加納典明さんのインタビュー記事はコチラ
スタッフ やっと思い出したんですね…。今回のスペシャルカメラマンは山岸伸さんです。今回もモデルの七沢みあちゃんと、カメラマンの山岸伸さんのインタビューもセッティングしていますのでよろしくおねがいします!
はい! ありがとうございます。こちらこそ頑張ってインタビューさせていただきます!
カメラマン山岸伸 特別インタビュー
── 山岸さんは主にアイドル撮影が多いと思いますが、今日の撮影はヌードもありました。ご感想はいかがですか?
山岸 なんかね、初めてなんだよね。純粋にこういう仕事をするのは。ヌードの撮影は写真集とかであったけど、こういう(AV)女優さんたちを撮ったのはほとんどないですね。それと制服もほとんど人生ではな無かったんですよ。本当に現役の昔のアイドルの学校通ってるとか、そういうのは撮ったことあるけど、ほぼ記憶に無いね。
── 逆に今まで制服衣装を撮ってなかった理由をお聞きしてもよろしいですか?
山岸 家庭の事情。
── もうちょっと聞かせてください(笑)。
山岸 俺が、全員公務員とか教師の家庭で育ったんで、まあやっぱりそういうことをしてたらいけないんじゃないかなとかって気持ちもあってね。でも、もうみんな定年したし俺の親父も死んじゃったし、もうちょうどコロナの非常事態宣言も解除されたから、ついでに解禁しようかなみたいな(笑)。
── 改めて心機一転、取り組むには良いタイミングだった?
山岸 いやいや本当。
── ほぼ初めての形で、AV女優の七沢みあちゃんを被写体としてご覧になって、第一印象はいかがですか?
山岸 見た目はね、普通の子だったんだけど、被写体っていうか、俺のカメラ向けていくと彼女はやっぱり素晴らしいものを発揮するよね。で、彼女ナチュラルだよね。それがいいね。
俺は意外と長くやってるんで、その、嫌なんですよ。作り切ったものが。だからやっぱりこういうナチュラルな子が俺の手法にはバッチリ合うんですよ。
アイドルって本当に可愛きゃいいっていう、背もちっちゃくていい、デブでもいいとかってあって、それはやっぱり可愛くみんなに見せるっていうことをしてたんで、だからバッチリ俺の被写体としては合ったね。たぶん綺麗な子がきたら俺は弱いと思う。ダメかも。
── ちなみに、カメラ構えた時、よくセックスになぞらえたりとかしますが。
山岸 ごめん、それないのよね、俺は。
── 完全にフラットなんですか。
山岸 俺は、俺じゃない。俺は撮るだけで、撮ったものを見てもらおう。だから俺は自分がそういう行為とかそういうものを妄想したことない。だから40年仕事できてんだよ。俺もう70だから。
昔、野村(誠一)さんとさ、話しした時に彼は恋写って恋をしなきゃ撮れないって。俺は恋したら撮れないのよ。
── のめり込みすぎちゃって?
山岸 いやいや、自分の彼女なんか撮らせたくないよね。見せたくないよね。
だけど代わりに綺麗に写真を撮って、それを世間に出してみんなに見てもらいたいんだよね。
あとはどう感じたっていいじゃないですか。だって十人十色だから。股広げてたからって勃起しないけど、顔見てるだけで勃起する人もいるんだよ(笑)。十人十色なんだから。だったら手法は一切変えないでいつも仕事には臨んでる。この子だからこんな風にしようとかは全くない。
今日ね、プロデューサーに言われて、「山岸さん風に撮ってくださればいいですよ」って言われたから、俺は可愛くしか撮らないし。なんたってね、可愛いのが一番だから。それを超えるもんってないから。それ以上何あるの?
── たしかに。
山岸 でしょう? それが最大ですよ。だから、俺のは抜けないって言われてね、まあちょっとネットフリックスで村西監督の全裸監督、で、野田社長が連載持って、巨乳のナントカって本出して、そこに俺のこと出てたけど、俺会ったことないから村西さんと。
── ははは!
山岸 俺はね、この間受けた取材でも言ったんですけど、俺は会わなくて幸せだったって。若い時に。35年前に村西さんと会ってね、ボンって金貰ったら俺はずっとそっちいたよって。一緒にハワイで捕まってるかもわかんない。そりゃそうだろ、金が無い時にさ、ポンってさ。それはやっぱりね。
村西さん俺のこと嫌いらしくて、俺の写真では抜けないって言ったらしいよ。当時。自分はそれでいいんだと思ったよ。そういう風な人に「お前の写真じゃ抜けねぇよ」って言われて、俺は良かったと思う。当時、スコラの表紙を何年か撮ってる時に、スコラの編集長に「山岸にヌード撮らせるな、あいつ下手だから」って言われてたらしいし。だからヘアヌードが始まった時も俺一番遅いよ。撮りだしたの。
── ヘアヌード写真集のブームありましたね。
山岸 うん、だけど一番遅い。それまでパァーッとみんな出してガバガバ儲かった。その後にチョボチョボって。
── 残り物を(笑)。
山岸 そういう意味では、まあね、可愛い子ちゃんだけ撮ってきたっていう。
── 以前、加納典明さんをインタビューした時はバブル期のはちゃめちゃな話お聞きしたんですが。
山岸 だって加納さんは頂点でしょ、やっぱり。加納さんが当時撮影で使った金なんて何千万だったから。今は100万も出ないから。そういうやっぱりさ、時代を作った人だから。あの人たちがいなきゃ俺たちいないから。俺は、加納典明ってのは、どうこう抜きで好きだから。やっぱり加納さんとか沢渡(朔)さんたちがいるから俺たちがいる。それはもう俺は本当にその人たちは尊敬するよ。今でも撮るってのはすごいと思うよ。時代が良くなっていくと自分が先生になってそんなのやんねぇよっていう人もいるけど、そこは生き様としてやってくれてるから尊敬できるっていうか、うん。
俺は、バブルで失敗しなかったんだよね。失敗しなかったのは気が小さいから、地雷をなるべく踏まない。バブルみたいなものが長く続くって思ってなかったから。それはそれで良いやって。その時に一生懸命に仕事した。そのときは助手とか入れて7人いたかな。今こうやって事務所とスタジオ持ってるけど、その時儲けた金を俺は使わなかったから。若いカメラマンって儲かったらフェラーリ買ったりさ、何したりって時に俺は自分の仕事に投資したから。そういう意味では冷静だよ。人もよく見えるし自分もよく見える。もう人間論になっちゃったけど大丈夫?(笑)
── 全然大丈夫ですよ!
山岸 俺は40何年カメラマンやってて、内容証明一本ももらったことないで有名な人だから(笑)。
やっぱり地雷を避けるためには自分で見分けなきゃならない。必要以上に触れない。タレントさんの電話番号知ってるのが飯島直子ちゃんだけだから俺。今でもあとは誰のも知らない。昔撮った子とフェイスブックで繋がったりはするけど、会ったことはないっていう。
── 長く活躍されている秘訣はそこなんですね。
山岸 当然でしょ。恋してたら大変だよね、一回ずつ。
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