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【OP PICTURES+フェス2020舞台挨拶レポート!】川上奈々美、工藤翔子らが超満員の映画フェスで舞台挨拶! 今は亡き名優・櫻井拓也さんの思い出を語りにこやかに追悼

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『サイコウノバカヤロウ ―青森純情編―』(竹洞哲也監督)舞台挨拶レポート

ピンク映画を製作する大蔵映画のOP PICTURES+レーベルによるR15ピンク映画の祭典「OP PICTURES+フェス2020」が10月16日に華々しく開幕し早くも折り返し地点に突入。コロナ禍にも負けず、ピンク映画ファンはもちろん映画ファンも多数詰めかけ、連日、大盛況のフェスとなっている。

今年は10月16日~10月29日の間、東京・テアトル新宿で17作品が上映。 「OP PICTURES+レーベル」はひとつの作品をR18+とR15+の2バージョンで制作。濡れ場をコンパクトにし、ドラマ部分をより充実させたR15+をOP PICTURES+シリーズとして一般劇場で公開する特別企画だ。

今回はフェス9日目の10月24日に上映された『サイコウノバカヤロウ ―青森純情編―』(竹洞哲也監督)の舞台挨拶をレポート。

同作はR18の『発情物語 幼馴染はヤリ盛り』として、2019年12月に上野オークラ劇場で上映。その時の舞台挨拶も和やかな雰囲気で開催された(https://dxbeppin-r.com/archives/89397)。

舞台挨拶には竹洞哲也監督をはじめ、川上奈々美ちゃん、工藤翔子さん、細川佳央さん、脚本の小松公典さんが登壇。明るいステージとなった。

撮影は竹洞監督が在住している青森県で全編ロケが行われたため、青森県の話題からスタート。

青森県に行ったことがあるか聞かれた川上奈々美ちゃんは「青森は初めてです」とのこと、また、工藤翔子さんと細川佳央さんは岩手県出身とのことで「南部藩で一緒」とコメントしてくれた。

脚本を担当した小松さんは神戸出身とのことで、「十和田湖も一回も行ったことがなくて、ものすごく青森県のことをネットで調べた。ヒメマス丼を食べると聞いたが、監督に聞いたら『食べない』と言われ、ネットにだまされているのかな」と会場の笑いを誘った。

ここから映画にも出てきた青森県人のソウルフード「スタミナ源たれ」、「イギリストースト」、「焼そばバゴォーン」の話題に。

イギリストーストは川上奈々美ちゃんが「めっちゃ食べた」とコメントするほどお気に入りだったとのこと。

また、撮影裏話では「お米だけがたくさん炊いてあった。お米があるのに、何故かまたお米を炊く」と工藤翔子さんが言うと、「それで(工藤さんが)おにぎりを作ってくれた。本当にお母さんでした」と川上奈々美ちゃんがコメント。撮影は合宿状態だったようだ。

そして、同作撮影後、急逝した櫻井拓也さんの思い出話になり、ロケ時に31歳の誕生日を迎えお祝いした話題になると、「サプライズで川上さんと辰巳(ゆい)さんにメッセージを前バリに書いてもらい、それを貼って(櫻井さんが)本番に挑んだ。ケーキも誕生日に買ってもらい『こんなに楽しい映画の撮影ねえよ! こんな楽しい思いをしたことねえよ!』って喜んでいたけど、その1週間後にぽっくり逝ってしまった」と細川佳央さんが笑いを交えながらも泣けるエピソードを披露してくれた。

プレゼントした前バリは「私とのカラミのときに、ちょっと小さくてパカッてはずれちゃった」と川上奈々美ちゃんも櫻井さんらしい、微笑ましいエピソードを語ってくれた。

2人のエピソードを聞き小松さんも「不思議だけど、櫻井君の話はどうしても湿っぽくならないんです。特異なキャラクターです。いろんな作品で一緒になったけど唯一無二だった」と最上級のコメントを贈った。

さらに、ここから櫻井さん話が盛り上がり、「櫻井君は見た目もそんなにかっこよくもないけど、芝居を観ているとだんだんかっこよく見えてくる。不思議ですよね」と工藤翔子さんが言えば、川上奈々美ちゃんも「魅力的」とコメント。

舞台挨拶では無口で有名な竹洞監督も櫻井さんの話を振られると「ここ1年、櫻井ロスです」と漏らした。

同作のエンドロールでは出演者がダンスを踊るのだが、川上奈々美ちゃん曰く「櫻井君が振り付けを考えてくれた」とのことで、舞台挨拶中、そのシーンのポストカードをずっと持っている川上奈々美ちゃんの姿には感動を覚えた。

櫻井さんの思い出話で盛り上がった舞台挨拶だが、最後は「いい話でした。『すごい心が温まるじゃん』と思った。撮影現場は相当ハードでしたけど、こうやってみんなに観てもらい、最後には拍手をしてもらったので、すごく私の心も温まりました。また劇場に足を運んでください」と川上奈々美ちゃんが、そして、工藤翔子さんも「櫻井くんの遺作でもあるし、こんなに元気に動いているんだなあ、あいつ、もういないんだなあって思いぽっかりしました。ひとりで家でビデオを観ているのもいいけど、やっぱり劇場でみんな一緒に笑ったり、一緒に泣いたりする雰囲気だけでも、みんなの心が元気になるんじゃないかと思う」と映画館への愛を語ってくれた。

演者が亡くなっても作品とともに、人々の心の中に思い出が残ることを証明した作品となった。

このように映画館で一緒に笑い泣くという経験がなかなか困難な状況になった現在だが、映画館でしか経験できない大切なこともあるのだ。

様々な人間模様が観られるR15ピンク映画の祭典は10月29日まで東京・テアトル新宿で開催中なので、ぜひ、劇場に足を運び笑って、泣いて、そして、もちろん濡れ場では興奮してほしものだ。

そこには「サイコウノバカヤロウ」たちが作った「サイコウな映画」があるからだ。

■OP PICTURES+フェス2020の情報はこちらから
http://www.okura-movie.co.jp/op_pictures_plus/
OP PICTURES+ツイッター:@oppicturesplus
川上奈々美ツイッター:@nanamikawakami
工藤翔子ツイッター:@asakaraterakoya
細川佳央ツイッター:@manta_row
小松公典ツイッター:@kousukekomatsu

(写真・取材 神楽坂文人

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