「梅雨の城定祭り2021 inポレポレ東中野」開催中!
ピンク映画での活躍はもちろん、近年では『性の劇薬』や『アルプススタンドのはしの方』などで話題を呼んだ城定秀夫監督の特集上映「梅雨の城定祭り2021 inポレポレ東中野」が、東京・ポレポレ東中野で6月5日から18日まで行われている。
6月9日には人気セクシー女優の架乃ゆらちゃん主演の『欲しがり奈々ちゃん ~ひとくち、ちょうだい~』の上映と舞台挨拶が行われ、城定監督とゆらちゃんが登壇した。
欲しがり奈々ちゃん ~ひとくち、ちょうだい~
食べ物でも男性でも他人が所有しているものをなんでも欲しがる奈々ちゃん役を演じたゆらちゃんはトレードマークだったショートカット姿から一変、エクステを着けロングヘア姿で登場。ショートとロングはどちらが好評か聞かれると「みなさん優しいから短いときは短い方がいいって言うし、長いと長い方がいいって言ってくださるんです」とコメント。
3日間の撮影を「架乃ゆらさんはお芝居がすごくできる子だったので、いつもみたいに徹夜が全然ない現場でした」と城定監督が振り返った。その城定監督に一番大変だったシーンを聞くと、「撮影日数もいつもよりも多いし、キャストのみなさんもいつもやっているメンバーだし、全然、苦労がなかった気がします」とコメント。
今回の作品では走るシーンが多くあり、体力はある方か聞かれたゆらちゃんは「体力はなくて、学生時代から『お前、走り方が変だな』って言われていたので、走るシーンがいっぱいあってどうしようと思いました。学生時代は走り方がずっとキモいって言われていました」と答え会場ファンを笑わせた。
その他にも趣味の話を聞かれると、「筋トレしています!」と突如、目を輝かせたゆらちゃん。「週2回パーソナルジムに通っていて、今日はお尻を鍛えますっていう日は、ずっとお尻を鍛えたり部分部分を鍛えています。体を鍛えるのが好きな子がいて、その子の誘いで始めた」とコメントしてくれた。
また、ゆらちゃんの一番ステキなところはどこか聞かれた城定監督は「かわいいところ。本当にかわいいって感じです。今回の奈々ちゃん(架乃ゆらの演じたヒロイン)も趣味がなさそうだし、友達がいなそうだし、そういうのは僕の好きなヒロイン像だから、そこはありつつ現代的にかわいい感じがありました」と何度もかわいいを連発した。
舞台挨拶はその後、撮影タイムも行われ終了。終始和やかな雰囲気で進行した。
そして、舞台挨拶後、特別に当サイトの取材を受けてくれたゆらちゃんに、主人公の奈々との共通点を聞くと「台本をいただいたときに私に似ているなって思い、演じたいと思いました。そのときになんで似ていると思ったのかはあまり覚えていなくて、多分、好きな人がいたら、その人しか見えなくなっている感じや、その人の変なところに萌えている感じが似ているのかなっていま思うとあります」と答えてくれた。
今回の作品では素の演技が光っていたことをゆらちゃんに伝えると「ありがとうございます。今日で観るのが2回目なんですけど、素っぽいところが多かったです。いままでのVシネマだと自分とは違う役や普通の女の子ではない役が多かったんですが、奈々ちゃんは等身大の普通の女の子なので素っぽい演技が多かったんじゃないかなと思います」とコメント。
AVでも大人気のゆらちゃんだが、映画とのカラミシーンの違いを聞くと「AVと一番違うところが挿入が見えないところです。挿入されるシーンは挿入された感を顔と声だけで表現しないといけないので、リアクションをいつもより大きめにして演じました」と語ってくれた。
6月17日に3回目の上映があるので観に来てくれるファンにメッセージを求めると「初めての主演映画で素っぽいシーンが多いので、私のファンは普通に楽しめるんじゃないかと思います。主人公の狂気的なところも面白く、かわいく演じているので楽しみにして観てください」と笑顔でメッセージを送ってくれた。
また、同映画に出演した並木塔子さんがプライベートで観に来ており、上映後、城定監督とゆらちゃんとの撮影に快く応じてくれた。塔子さんは6月17日の同作上映後の舞台挨拶に登壇するのでこちらも必見だ。
「梅雨の城定祭り2021 inポレポレ東中野」は6月18日まで東京・ポレポレ東中野で開催。今後も城定監督はもちろん、多くの出演者が舞台挨拶に登壇するので、ぜひ、足を運び城定ワールドを味わってもらいたい。