「まこりん」こと戸田真琴ちゃんが6月でデビュー5周年を迎え、ますます存在感をあらわにしている。この5年間はAV以外でも大活躍をみせ、その名前はAVファンのみならず一般層にも浸透している勢いだ。
今回はまこりんに撮影に挑む気持ちや、おすすめの作品、そして10年後の姿などを語ってもらった。
デビューから5年経っても色褪せない存在感を放つまこりんからますます目が離せない!
■インタビュー前編はこちら
── ところで5年間やってきて打ちひしがれた経験は何回かありますか?
戸田 書けるのかな(笑)。『ナチュラルハイ』の撮影後はめっちゃ打ちひしがれます(笑)。
── 超変化球のメーカーですからね。
戸田 「こういうこともあるんだ」っていう世界です。「体力が・・・」ってなり厳しさを知りました。
── やはり体力が必要ですか?
戸田 女性器が強い女優さんもいるけど、私は強い方ではないのでカラミが多いと「まだくるの!」みたいになるんです(笑)。
── 「もう撮れ高ありますよね?」って思いますよね。
戸田 そうなんです。でも、内容がモリモリなのが『ナチュラルハイ』さんのスタイルだし、カメラアングルも独特だし、ある意味リスペクトもあります。
── もちろんディスっているわけではないです。小道具など細部にこだわりがある素晴らしいメーカーです。
戸田 エキストラさんがリアルじゃないですか。他のメーカーさんが呼ぶエキストラさんとは違い、本当に日常にいそうな感じなんです。
── 飛行機も借りますからね。
戸田 すごいですよね! ガチだなあって。
── 体力が追い付かないと悔しくて、体力を付けようとは思わないですか?
戸田 女優のみなさんはみんなパーソナルジムに行きますよね。私はダイエットしてもガリガリになるタイプじゃなくて、ある程度はむっちりしているのが元々の体型なんです。かなり食べなくなっても、そんなにヤセはしないんです。
ちょっとムッチリしすぎたなってときは筋トレで調整するんですけど、筋肉がつきやすくて、運動しなくてもある程度、筋肉がつくんです。
── 本当はムキムキになる可能性もあるんですか?
戸田 ジムに行ったらムキムキになるので、あえて筋トレはしないようにしているんです。
── ムキムキの戸田さんは想像がつかないです(笑)。この5年間は飄々と波風を立てずAVを撮っているイメージがありますが、休みはありますか?
戸田 全く休んでいないです。コロナ禍の緊急事態宣言中はさすがに撮影がストップしたんですけど、その期間以外は毎月1本撮るペースは全く崩れていないんです。
── 毎月1本のペースがちょうどいいですか?
戸田 そうですね。
── ここでキカタン女優になってみたいという考えはありますか?
戸田 多分、体力が・・・。
── また、体力問題が出ますね。VR作品があるときは月に2本撮影になることもありますか?
戸田 VRを撮る月は撮影が2本になるときもあります。
── 月に1、2度の異世界転生なのでそれ以上になると、異世界ではなくAVが本当に世界になりますからね。
戸田 ベースが超普通の人間なので。
── 撮影前日に切り替える儀式はないんですか?
戸田 前日は普通に寝ます(笑)。
── どこで「AV女優・戸田真琴」に切り替わるんですか?
戸田 朝、スタジオに入ったら「よ~し! やるぞ!」みたいな気分にはなっています。普段、すごく夜型で早起きしないんです。だから、早起きをしている時点で切り替わります。
── 夜型はどれくらいまで起きているんですか?
戸田 4時か5時くらいまで起きていいて、昼くらいまで寝ています。だから、朝の7、8時に撮影現場入りしている時点でかなり異世界です。「1日頑張るぞ~!」みたいな感じです。
── VR撮影は普通の撮影と違いますか?
戸田 違います。最近は画質がすごくよくないですか?
── VRは画質がよくないと売れないんです。
戸田 そうなんだ! 撮影現場に4Kモニターがあってそれを観たときに「どうすればいいんだろう?」、「完璧な状態で映るのは無理だな」って思いました。肌荒れやムダ毛の処理をし損ねているところは粗が出ると思い、普段の撮影より緊張したのを覚えています。
── VRは女性が責めることが多いんですが、そこは慣れましたか?
戸田 楽しんではやれています。でも、ある程度、自分に自信がある状態でないと乗れないというか・・・。「私なんかに責められても嬉しくないよね」みたいなメンタリティーのときもあるんです。
── そんなときがあるんですか?
戸田 超あります! 結構、ネガティブで自己肯定感が低いので、「今日、私は最高! かわいい!」って思わないとVRは撮れないです。
── そうなるとファンが望んでいる戸田真琴になれるのかって考え出しませんか?
戸田 ものすごく考えます。
── 及第点は取れていますか?
戸田 1周回って誰かの理想の存在になるのはあきらめたかもしれないです。