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【戸田真琴デビュー5周年記念インタビュー!】「どういう戸田真琴でいてほしいのか、すごく考えちゃって自分の思うこととギャップがあると苦しかったです。今は作品の自分とそれ以外の自分は完全に別々のものって考えているんです」【後編】

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── デビュー当初はその理想を追いかけていましたか?

戸田 どういう戸田真琴でいてほしいのか、すごく考えちゃって自分の思うこととギャップがあると苦しかったです。いまは作品の自分とそれ以外の自分は完全に別々のものって考えているんです。最初の頃はそれが一致していないとならないのかなって考え、ドラマモノなのにその役と混同されるから、見せ方がすごく難しかったです。

AVって普通のテレビや映画の女優さんよりも、本人と作品の印象が混ざりやすい仕事です。それが面白い場合もあるし、それが難しい場合もあるし、負担になる女優さんもいると思うんです。

去年、エッセイを出したり、映画を作ったりしたことが大きかったです。エッセイは自分のことを書くものなので、どうしても自分の話を書かざるを得ないし、嘘を書けないじゃないですか。

戸田真琴として活動を始めるときに私は「いい人間」になりたかったんです。ファンにとって心を癒せる存在になりたかったし、ネガティブな部分を受け止める人間でありたかったし、自分自身がなりたい自分になりたかった部分があったんです。

AVしか観ない人はAVの戸田真琴を好きに捉えてもらっていいんですけど、執筆活動や制作活動を含めて戸田真琴を好きな人は、私が思っていたよりも懐が深いというか、私がめちゃめちゃいい人間でいようとしなくても、案外面白がってくれるところがあったんです。

そもそもAV女優の戸田真琴と他の活動をしている戸田真琴って遠いんですけど、両方受け止められる人はかなり懐が深いです。

人間のいい部分も悪い部分も両方面白くていいのかなって思います。そう言う意味でエッセイを書けたのかな。エッセイでは完璧でいようと思わないで書いていたんです。だから、いまは「いい人間でいよう」みたいなことはあまり思っていないです。

── AV女優活動ではもう少しいい人間でいようと思っていますか?

戸田 作品に対して真面目でいようと思っています。どうやったら面白いんだろうって真面目に台本を読んでいるんです。

── そのAV女優・戸田真琴がこの1年くらいで上手でくきた作品と、難しかった作品を聞きたいんですが?

戸田 上手くできた作品は『都会に疲れたOLが離島に里帰り実家にも受け入れられず絶望の中で出会った島の男と本能のままに何度も生ハメ交尾しまくった 戸田真琴』です。

なんとも言えない作品なんです。都会で疲れたOLが地元に帰り、地元でも悪い噂が流れ、誰にも受け入れられなくて孤独で死のうとするんです。

山で倒れているところを島で同じようにのけ者にされている男性に助けられて、その人の家に居候させてもらい心を開放していくんです()。これは面白くて女子にもおすすめです。

感情が入っているのでエロいことをしていればOKというよりは、こういう気持ちになったからこうしますっていう流れがあって、ストーリー好きの人におすすめです。 薪割りもしましたよ()。遠くに行って撮ったんですけど好きな作品です。

 

── 演技もよかったですか?

戸田 自分のテンションとハマった作品です。逆に難しかった作品は『生まれたての子鹿の如く崩れ落とす1日中超ピストン性交 戸田真琴』です。体が硬くて立ちバックが苦手なんです。しかもハイヒールを穿いているので大変でした。足がずっと伸びている状態なのでアキレス腱が痛かったです。かなりツラかったです。

── 肉体的なツラさですか?

戸田 体勢がしんどいと力が入るので全身の調子が悪くなるんです。リラックスした状態であることが大事だ思いました。

── その2本はある意味、必見ですね。この1年はドラマ作品が多いんですか?

戸田 そうですね。どこからがドラマモノか分からないんですけど。あとは『戸田真琴 中出し後も腰振りをやめない精子どくどくピストン騎乗位にハマった恋愛小説家 まこりん。 もう普通に戻れない』はパッケージがギャルっぽいんですけど、中身はサブカルっぽいので、監督さんとプロデューサーさんの意見が合致しなかったのかな?

髪がピンクの時期に撮影したんです。内容は性経験が少ないけど恋愛小説を書いている人の役で、編集者から「セックス描写が全然リアルじゃない」って言われたから、「体験してきますよ」って、女性用風俗でいろんな変態プレイを体験して、その後どうなったかっていう話なんですけど、パッケージから内容が分からないんです()

── パッケージと中身が違う作品が多いんですか?

戸田 そうなんです。ギャップがあるのでまずはサンプルを観てください。

── 監督とプロデューサーの意見が合わないけど、「戸田真琴だからやってみよう!」っていう傾向はあるんじゃないですか?

戸田 そうなんですかね?

── いまピックアップした3作品の2作品がそういう傾向ですよね。

戸田 でも、パッケージと中身のギャップをわざと作る場合もありますよね。

── そういう戦略も確かにあります。過去の作品を振り返ったので、そろそろ将来の話も聞きますか。10年後はなにをしていますか?

戸田 おっ! 変わり種の質問がきた! いままで「今年の目標は?」とか聞かれたんですけど()10年後かあ、白くて大きい犬を飼っていたいです。東京に住みたい気持ちはあまりなくて、住みたい町がいろいろあるんです。都会にいなくてもなんとかなる仕事をしていたいです。

── 10年後にAV女優をやっているかは分からないですよね?

戸田 10年後はやっていないんじゃないですか、体力の限界です()

── やはり体力問題ですか。でも5年やっているだけでもすごいですよ。

戸田 長くやっている女優さんはみなさんすごい方ばかりですから。

── 戸田さんも息の長い女優さんでいてください。今後、ますますの活躍を期待しています!

戸田真琴(とだ・まこと)
生年月日:1996109日 身長:152cm
3サイズ:B83(Cカップ)W58H83 出身地:静岡県
趣味:ドミノ倒し 特技:映像制作・散歩
公式Twitter@toda_makoto
公式Instagram@toda_makoto
(インタビュー:デラべっぴんR 撮影・構成:神楽坂文人 インタビュー協力:ソフト・オン・デマンド Bstar
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