今夜もシコってますか！？ 改めまして、アダルトビデオ芸人のリボルバーヘッドです！ 今回のインタビューは、テレクラキャノンボールシリーズの新作『劇場版 おうちでキャノンボール2020』が6月18日より関西で公開されることを記念しまして、カンパニー松尾監督と梁井一監督にお話をうかがいました！
私は先日までおこなわれていた東京での上映を拝見したのですが、劇場は大爆笑に包まれながら、非常に興味深い内容で、不思議な体験を味わわせてくれる作品でした。
という訳で、これから映画を見る方にも、すでに見た方にもお楽しみいただける〝令和版テレキャノ〟の見どころ＆裏話をお二人に語っていただきます！（全3回、前編）
緊急事態宣言が出た段階で、撮影をやる気は無かったんです。
── 初めまして！！！いつもお世話になっております。アダルトビデオ芸人のリボルバー・ヘッドです！本日は宜しくお願い致します！！！！
カンパニー松尾（以下、松尾） おねがいしまーす。
梁井一（以下、梁井） おねがいしまーす。
── あれ？ちょっと思ったよりテンションが低めじゃないですか？
松尾 だってもうおじさんですから（笑）。これぐらいが普通なんです。
── いやいや、松尾監督のハメ撮りを見る限りまだまだ現役バリバリじゃないですか！
松尾 もう老人ですよ（笑）！
── 本日は、6月18日から京都、大阪、兵庫で一週間公開される『劇場版 おうちでキャノンボール2020』について色々とお話を聞きたいのですが、まずは松尾監督にお礼をさせていただきたいことがあります！
松尾 なんでしょう？
── 4月に発売された新作の『恥ずかしいデビュー10周年記念の旅 鈴木真夕』で、松尾監督と鈴木真夕ちゃんが旅に行かれた和歌山県の映像がめちゃくちゃ楽しそうだったので、来月妻と和歌山に旅行に行くことにしたんです！！
恥ずかしいカラダ デビュー10周年記念の旅 鈴木真夕
松尾 あ、パンダですね（笑）！映像にはパンダとは書いてないんですけど、あそこはめちゃくちゃ良かったです！ 場所は和歌山県の南紀白浜で、僕は一度も和歌山に行ったことがなかったのですが、あそこは今まで行った日本の観光地の中でも群を抜いていましたね。
梁井 えー、いいですねー！
松尾 上野動物園みたいにパンダが押し込まれてる感が無くて、野生のまま笹を食っているのが面白いですよ！ AVなのでそんなにはちゃんと紹介していないですけど、とにかく飯がうまいのと夕日が綺麗なので本当に癒されましたね。
── 最後に真夕ちゃんと食べていた海鮮丼はめちゃくちゃ美味しそうでした！！
松尾 あれは美味しかったですね。浜や夕日や朝日などの自然があんなに美しいものなんて思いませんでしたね。今まで見落としていた場所でした！
── 朝に松尾監督がタバコを吸いながら海を眺めていたら偶然見つけた、海中展望台も良かったですよね！ あと潮吹き岩だったりの観光スポットも綺麗過ぎたので、見終わった直後に妻に「南紀白浜は最高だから行こうよ！！」ってプレゼンしちゃっいました（笑）。ありがとうございました！！
松尾 白浜の観光地は一日で回るにはちょうど良い距離感にあるので、いいと思いますよ。ぜひ奥さんと楽しんで来てください。
── はい！！ 梁井監督はハメ撮りで行った街でオススメはありますか？
梁井 ちょっと前に富山県に行ったのですが、あそこはめちゃくちゃ良かったですね。
僕はマイナー県が好きなのですが、まず僕が行った場所は観光地化されていなくて、人が少なかったのが良かったんです。それでなんと言っても、ご飯が最高に美味しかったですね！！
松尾 僕たちは普段コンビニ飯ばかりだから、こういった場所で食べる新鮮な物が特に美味しく感じるんです（笑）。
── 富山県は何が美味しかったのですか？
梁井 ホタルイカを食べたんですが、信じられないぐらい美味かったんです！ 朝にあげた新鮮なやつに料理人さんの手が入って、頭と足に分かれた透明なやつをいただいて……、今まで食べてきたホタルイカとは全く違いましたね（笑）。
松尾 季節の地の物を食べると「本当はこんな味だったのか！」って思うよね（笑）。
梁井 そうでしたね！ いつもスーパーとかで買うホタルイカって茹でてから一度冷やすと思うのですが、富山で食べたやつは茹でた温度感でそのまま食べられちゃったんです。
── お、お、美味しそう……！ 南紀白浜の次は、富山県に旅行に行きます！！ ちなみに松尾監督はハメ撮りで色々な街に行かれているの思いますが、特に好きな街ってどこなのですか？
梁井 松尾さんは青森じゃないですか？
松尾 あー、青森は昔テレクラがあった時に好きだったね。でも今は関西、九州、札幌って色々と好きな街はありますけど、正直好きな街っていうより「あそこの街にあるカレーが食べたいな」っていうことしか思い付かないです（笑）。
── さすが無類のカレー好きの松尾監督（笑）！！！
松尾 なので大阪は美味しいカレーが多いので好きですね。
── ちなみにハメ撮りで地方に行く時は、お仕事的な気持ちと、楽しもうとする気持ちはどちらの方が大きいですか？
松尾 自分たちが楽しんで、その楽しい気持ちを映像の中に出せたらいいなって思ってやっていますね。「カメラとお金と契約書を持っていけばいいや」ぐらいで、昔からあまり考えてやっていないんです（笑）。
── そんなにラフな感じなのですか！？
松尾 台本とか全く書けないですからね（笑）。基本的には何にも用意しないで行っています！
梁井 その中でも通過ポイントを一つか二つ用意するって感じですよね！
── というと？
松尾 地方に行ってもただハメ撮りをやっているだけだと、東京でやっているのと何にも変わらないので、観光名所だったり地のものを食べたりと、わざとその街の様子がわかる場所を踏みながら撮影するんです。なので、逆にプライベートだと行かないような、ベタなところに行きますね。まあでも考えているのはそれぐらいなので、作品によって良かったり悪かったり色々とありますが（笑）。
── それが作品としての味ですよね！ 梁井監督はいかがでしょうか？
梁井 僕もそうやって撮影場所の準備や段取りは考えていくんですが、現場に入ったらいつでも（その段取りを）捨てられるぐらいの身軽さを心がけてます。なんか自分で準備したものをそのまま自分でやるのって、僕の中ではスベっているというか、面白く無いと思うんです。
── 予定調和だと面白味に欠けるんですね。その考えになったのはいつからですか？
梁井 昔はちゃんと準備してやっていたこともあったのですが、だいたいそれをやった時って面白くならないんですよ（笑）。なので色々な経験を経て「これぐらいの準備ならこうなるな」ということがわかってきたので、今はこれぐらいの感覚でやっているんです。
── なるほど！ ちなみに鈴音りんちゃんのデビュー作で梁井監督さんはハメ撮りを担当されてらっしゃいましたが、この作品のことは覚えてらっしゃいますか？
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梁井 あー、高校までソフトボールをやってた女の子ですね！ 覚えてますよ！
── りんちゃんがソフトボール経験者ということがあって、梁井監督とりんちゃんがバッティングセンターに行くシーンからはじまったのですが、梁井監督のバッティングが全く腰が入っていなくて女の子みたいなスイングでしたね（笑）。でも、ハメ撮りシーンの腰使いは最高にエロい仕上がりでした！
梁井 あ、あれですね（笑）。メーカーからのお題で「バッティングセンターでバットを振ってから、夜のバットを振ってくれ」とだけ言われたので行ったんですが、想像よりも打てなくて酷かったですよね！
松尾 梁井は野球やったことないもんね（笑）。女の子は打てたの？
梁井 彼女はかなり当ててましたね！
── 鋭いホームラン性のあたりをバンバン飛ばしていました！ でもこの時に思ったのは、りんちゃんが「当時は4番を打っていた」みたいなことを言った時に、梁井監督は「ドカベンじゃん！」っておっしゃっていましたが、ちょっと例えが古くなかったですか（笑）？
梁井 いや、あれはあえてドラえもん的なメジャーな野球漫画を出したつもりだったんですけど（笑）！ ジェネレーションギャップが出てましたかね？
── りんちゃんは笑顔でしたけど、見ていて思わず「古っっ！！」ってツッこんじゃいましたよ（笑）！！
梁井 でも逆に20代の子に対して、何の野球漫画を言えば伝わるんですか（笑）？
松尾 たしかに僕もドカベン以外は無いと思いますが？
── 今だと『ダイヤのA』とかじゃないですか？
松尾 全然知らない！！！
梁井 全然知らない！！！
── この場でもまさかのジェネレーションギャップが……（笑）。
松尾 ヤバいですね（笑）。
── でも、ハメ撮りが終わった後のお二人の会話シーン、うっすらと東京の夜景が見える窓の反射に映る二人、というオシャレ過ぎるラストの演出はカッコ良すぎました！！
梁井 そんな撮り方してましたっけ？ それはあまり覚えていませんが、細かいところまで見てますね（笑）！
