現在、日本の持ち家率は61%ほどで20代ともなると6%ほどしかいない。レペゼン青森の方言女子・乃々瀬あいは家を買うためにセクシー女優になった。そのサクセスストーリーは清涼感さえ感じる清々しさと見習いたくなる行動力溢れている。溢れ出るお母さん愛に支えられた21歳の決断とリアルなお金事情をぜひ聞いてもらいたい。(後半)
やっぱお母さん良いなぁって(笑)『家出してゴメンね』って私から謝って
── AVを選んだのってお金以外の理由があるんですか?
乃々瀬 質の良いセックスがしたかったんで。(笑)ちょっとバカなんで、AV観て『気持ちよさそうだなぁ』って。
── どんなジャンルのAVを観て気持ちよさそうだなぁって思ったんですか?
乃々瀬 企画ものですね。ナンパモノとかセクハラモノとかレ○プモノとか色々観てました。興味津々で。シュチュエーションモノが好きですね。
── セクシー女優になるために東京には出てこないで青森からの通いを選択したのは?
乃々瀬 お母さんと一緒に居たい…昔はお母さんと仲悪くて絶縁してた時期もあるんですけど。お母さんに縁切るって言われて2年くらい家出してました。ひとりでラブホテルに住んでた時期もありました。
── 何がきっかけで雪解けを?
乃々瀬 実家で飼ってたペットが亡くなってその知らせを受けて帰ったんですけど、ずっと長いこと絶縁してお母さんと話してなかったから、久しぶりに話したら好きになっちゃって。やっぱお母さん良いなぁって(笑)『家出してゴメンね』って私から謝って。で、どうやら家出なきゃいけないって話を聞いてやべーじゃんって(笑)
── 家建てるにあたって具体的な計画立てたの?
乃々瀬 立てました。まず大体いくらで青森に家が建つのか調べて。青森は安いんで2000万あれば豪邸建つんですよ。
── 目標は2000万だったんですか?
乃々瀬 一括で買ったわけではなくてローンを組みました。頭金とローンで月々支払う分を貯めていきました。家具とかもお金掛かるだろうしなって思って…ただそこまで計画的だったかと言われると理性が飛んだ部分もあります。AVに出たい出たいって気持ちが先行してたんで。とりあえず面接行こう! みたいな。
── AVは家を建てるためだけの手段ではなくて質の良いセックスと同時進行だったと。
乃々瀬 はい。たまたま一致しちゃいました。
── 頭金っていくら用意したんですか?
乃々瀬 頭金は400万です。1年くらいで昼のバイトもしながら用意して。ローンの審査何回か落ちてて…未払いの公共料金とかあると落ちるんで全て精算して何とかローン組めました。
── 頭金貯めた後のステップは?
乃々瀬 土地を探しに行きました。お母さんの希望を汲みたかったので場所はお母さんに任せました。どこが良い?って話聞いて。それから平屋にするとか2階建てが良いとか全部それに合わせあて私は頑張って行こうと思ってたので。アンケートとりましたね、何部屋欲しいとかお母さんの部屋欲しいの?とか。全部聞いてハウスメーカーさんにこんな間取りで予算このくらいで良いところありますか?聞きに行って。まだ20歳だったんでメーカーの方も『本気で建てる気あるの?』ってお遊びできてると思われてて全然相手にしてくれなかったんで、何回もしつこく通って。
── 建売ではなくて注文住宅だったんですね。
乃々瀬 はい、注文です。設計から関わった3LDKです。
── 弟さんも新しい家にいるんですか?
乃々瀬 なんか居ますね(笑)自立して一人暮らしして欲しいんですけど。
── 結局何階建ての家にしたんですか?
乃々瀬 2階建てです。平屋の方がお金が掛かることが判明して。まず平屋だと土地が広くないといけないのと建築の構造上お金が掛かると…2階建ての方がコスパが良いらしいんですよ。あと車が絶対必要だから…青森は。
── よく愛知県は一人に一台って聞きますけど青森も?
乃々瀬 絶対に1人に1台必要です。車を3台停められる駐車場か近所に借りれる駐車場があるかっていうのが苦戦した条件でした。
── 間取りを巡ってお母さんと揉めたりとかは?
乃々瀬 私のこだわりもありましけどお母さんの住む家だって気持ちで建てたので、えーって思う箇所も全部お母さんの意見を尊重しました。
── どの辺をえーって思ったんですか?
乃々瀬 日差しが入らない家が良いってお母さんが言い出して。
── ん?どうゆうこと??
乃々瀬 お日様が嫌いなんですよ。日光がイヤらしくて(笑)
── 鳥居みゆきみたいですね。
乃々瀬 暗くて窓が少ない家が良いって。本当に少ないんですよ、見ます?
※スマホで実際の外観を見せて頂く。
── 窓一つなんですか? 蔵っていうか牢屋的な…。
乃々瀬 裏口みたいな表玄関なんです。
── 常連しか入れない隠れ家的レストランだ。
乃々瀬 雰囲気はそんな感じです(笑)裏も窓一つなんで大きい窓は2箇所です。そこがえーって思った箇所です。