『ぺちズムStage18』レポート!
ぺち・ズム【△ぺチズム】
「名詞」数多ある世間の意見に左右されず、己の好きな人物、アニメ、プレイ、その他諸々を徹底的に慈しみ、「ぺち」さんを生暖かい愛を持って見つめる様、またはその思想、イデオロギー。
1月25日新宿レフカダにて、ぺちこと音琴るいちゃんのイベント『ぺちズム~ぺちが気になる人と好き勝手トークするイベント-Stage18-』が開催されました。今回のテーマは、ずばり「推し活」!ゲストはアダルト業界きっての最強オタク女子と名高い、きずぽんこと佐倉絆ちゃんと、熟女AV女優としてのエッセイ漫画をコミケで配布している井上綾子さん。超濃密な推し活トークショーの幕開けです!
前半戦は「素晴らしき推し活に祝福を!」と題し、それぞれの推しへの想いを語り尽くすトークコーナーです。しかし、ここできずぽんから物言いが。「推し活って言っても、方向性が2対1なんだよね」とポツリ。
実はぺちと綾子さんは生粋の「腐女子」。推しと同性の相手のイチャイチャを壁や天井になって眺めたいという腐った嗜好の持ち主。対するきずぽんは、いわゆる「夢女子」。自分と推しとの1on1での関係性を主軸としているのです。果たしてこの3人、分かり合えるのか……?!
とはいえ、3人それぞれ互いの推し活には興味津々な様子。まずはぺちから「2人を夢女子・腐女子に堕としたキャラは?その時期は?」という質問が飛び出します。
きずぽんは、高校3年生の時にメイドカフェでバイトをしていた時に教えられた『ときめき〇モリアル Girl’s Side』が夢女子になるきっかけ。ただ、小学生の時にすでに『忍たま〇太郎』のき〇丸を好きになったことでオタクの自我は芽生えていたのだとか。
綾子さんは『キャ〇テン翼』がオタクへの入り口。小学校6年生の時に「東〇まんがまつり」を見に行った際、映画館のスタッフのお姉さんと仲良くなり、その人から過激な同人誌を見せてもらったことが腐女子の第一歩だったそう。
ちなみに、ぺちは『ボボボーボ・〇ーボボ』。BLで考えるとなかなか奇抜なセンスのように感じますが、綾子さんは「わかる、わかる」と同意。きずぽんは「腐女子は何に対してもそういう風に考えるんだから!」とボヤキ節。さらに会場のファンたちに対しても「勝手にカップリングしているのでは?」と疑っていましたが、そこにはぺちも綾子さんも「2人の間に関係性が見えないとダメ!」と反論し、一貫して「知らない人同士のBLには興味がない」とキッパリ。夢女子VS腐女子トーク、なかなか白熱しています(笑)。
ここできずぽんは、BLが無理になってしまった理由を告白。もともと腐女子を狙いすぎなBL作品には抵抗感があったようですが、たまたまハードなゲイビデオ、しかもゴリマッチョ×ゴリマッチョを見たことで苦手意識が増加してしまったのだとか。
しかし、これに対してもぺちは「大好き!」、綾子さんも「高まる!」と、完全に性癖のズレが生じていました(笑)。
続いて、きずぽんから「初めてエロい気持ちになった漫画orアニメは?」という質問が。綾子さんは「初めて自分で(同人誌を)描こうと思ったのは『ビ〇クリマン』のア〇ババ神帝」と告白。綾子さんは、最初はショタ系のキャラを好きになり、だんだんとそれを見守るお兄さんに萌えが移り変わっていくという傾向があるのだとか。
そしてぺちは、「『ボ〇ボボ』のところ〇の助」と、これまた斜め上のキャラを挙げてくる(笑)。ぺちも「農耕民族なので、自分が描いて耕していかないとダメ」と、自分がマイナー路線であることは自覚している様子。どのジャンルでも自給自足になってしまうようです。
この後、3人それぞれが現在の推し活状況について報告。きずぽんは「一途だから同じ人をずっと10年くらい推しちゃう」そうで、この日も推しのぬいを手に撮影タイムに挑んでいました(笑)。綾子さんは去年7月から『逃げ上手〇若君』に沼り中だとか。ぺちは日本ではあまり流行っていないらしい、海外のゲームに熱中しているそうです。
後半戦は、絵描き歌対決!絵描き歌の歌詞の朗読を聞きながら、答えを描くというシンプルながら、なかなか難しそうな企画。一問目の正解は「ドラ〇もん」。これは3人ともそれなりのクオリティを保っていたのですが……。
答えはカエルなのに、歌詞の「目玉のおやじがのぞいてる もう1人目玉がのぞいてる」に触発され、目玉のおやじの同棲を描いてしまったぺちと……
同様に目玉のおやじたちの生き別れロマンスを描いてしまった綾子さん。
答えは「ハクション〇魔王」のはずが、ど頭の「ママのバッグに何入れる? フラスコ入れたら怒られる」で全くわからなくなり、中盤の「いぇいいぇいいぇいいぇい ウォウウォウウォウウォウ」で完全にテーマを見失ったきずぽん……などなど、珍回答が続出!様々な迷作イラストが誕生していました(笑)
2025年最初の『ぺちズム』は、熱い討論あり、爆笑必至のお絵描きありで内容盛りだくさんでした。3人にはぜひ、これからも推し活街道を突っ走って欲しいものですね。
次回の『ぺちズム』もお楽しみに!
■配信アーカイブは2月8日まで視聴可能です!
(取材:もちづき千代子)