毎年のように新地離れが加速する中で、未だに客足が途絶えない新地がある。それが信太山新地だ。その人気の秘密に迫ってみた。
狙い目はオナクラと超ショート系デリヘル
◯路地で見かけるのは実に可愛らしい女のコが多かった
煌びやかな新地はどこかと問われると、飛田新地が真っ先に挙がる。だが、ここ最近では電車を乗り継いでまで信太山新地に通う人が後を絶たないという。いったいなぜか。
「やはり値段が安いから。15分と時間は短いけど、7500円は魅力的。しかも、シャワーがあって嬢の生フェラが当たり前で、サービス面でも飛田より上。流行らないワケがないでしょう」(30代のサラリーマン)
さらに某風俗情報誌の編集者が追加情報をこう語る。「飛田は昭和初期のような日本家屋が特徴的ですが、信太山の料亭の外観はさらに華やか。外国の映画に出てきそうな昔の家屋を再現しながらモダンな造りの建物であったり、ペンションのような風貌の建物もある。店先の背景の壁まで凝っていて、建物への拘り方が飛びぬけている」
タイプ別で遊ぶので、女のコを観られないというデメリットは確かにある。それを差し引いても信太山は魅力が詰まっているのだ。JR阪和線の信太山駅が最寄り駅で、天王寺駅から約20分。飛田には天王寺駅から歩いて約20分の距離と考えれば、足を延ばす人がいても何ら不思議ではない。
信太山駅から徒歩5分の場所に信太山新地はある。住宅街の一角にあるため、町並みが突如一変する。
「お兄ちゃん、こっち来て」
新地の呼び込みはどこも同じだ。信太山の料亭は早く、朝の10時オープン。遅くとも15時からスタートする。ただ、この日は月曜日の日中だったせいか、人通りは少ない。驚いたのはあの有名料亭「銀猫」が閉まっていたことだ。
「最近、夕方から空けたり、休みだったり、不定期やで」とは、近隣の料亭主。何があったのか分からないが、1時間待ちもザラな人気料亭が定休日だった。目当ての料亭が定休日とは大誤算。
だが、新地の路地を行き交う女のコたちは皆可愛い。レベルの高さは一見しただけでも確かに伺える。そこで比較的新しい「H」という料亭に入ってみた。
「お兄ちゃん、若いコいてるから。21歳。ホンマ良いコやから」
やり手ばばあの話を半信半疑に2階へ。通された部屋は4畳ほどでベッドが一つ置かれていた。信太山ではシャワーを浴びた後で、女のコと対面する。その間の時間は約5分が暗黙で決められている。
シャワー後に裸のまま、部屋で待っているとドアをノックする音が。この対面する時間が一番盛り上がる。現れた女のコは文句なし。黒髪が特徴的で、メイド喫茶にいそうなタイプだ。
「キスしても大丈夫?」
甘い時間が始まった。
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