現在、『アリスJAPAN』、『溜池ゴロー』の専属女優でストリップやピンク映画でも大活躍中の川上奈々美ちゃんだが、2022年2月をもってAV、ストリップなどのアダルト界を引退すると表明した。
これまで前人未到の3社専属リリース、ソロ歌手デビュー、一般映画主演など数々の話題を振りまいた川上奈々美ちゃんが、いよいよ俳優業に専念するときが来たようだ。今回のインタビューではこれまでの功績を振り返るとともに、俳優業へ本格的に足を踏み入れる覚悟などを聞いてきた。
アダルト界のスターが映画界のスターとなる瞬間を全員で応援し、アダルト界引退まで全力で応援しよう!
「私が新しい世界に入ると、見ているファンの目も輝くんです。”ここに連れてきてくれてありがとう!”って言ってくれる方も多くて。だからいろんなことに挑戦していきたいんです」
── 引退と聞いて驚きましたが、アダルト業界を引退するんですね。引退はまだ先になるんですか?
川上奈々美(以下、川上)はい。AV引退作品は来年の1月に撮影する予定の作品がラストです。
── そうなると発売は2022年4月ごろですね。
川上 今回、発表したタイミングには理由があって、5月1日を皮切りにストリップ劇場のファイナルツアーを各地でやるんです。
── ツアーということはいろんな劇場を回るんですか?
川上 5月1日から川崎ロック座、8月から浅草ロック座、10月に東洋ショー劇場、そして来年の2月に浅草ロック座で脱ぎ納めです。脱ぎ納めですけどラストヌードじゃないです。
── それ以降は映画やドラマなどでヌードシーンがあれば脱ぎもあるってことですね。ロック座関係者は今回、アダルト業界を引退することになにか言っていましたか?
川上 「寂しいけど、最後だから盛大にやろう」って言われました。今回もいろいろ考えていますが内容はどうなるのか分かりません。8月の浅草ロック座は時期的に「オリンピック公演」になります。
── オリンピックがどうなるか分からないですけど。
川上 浅草ロック座だけはオリンピックをやっていますよ(笑)。
── 5月からの公演の稽古は始まっているんですか?
川上 まだです。
── 川崎、浅草、東洋と演目は変えていくんですか?
川上 川崎ロック座と東洋ショー劇場はある部分は一緒で、ある部分は変えます。どちらも衣装、振り付け、選曲、演出といま打ち合わせをしている最中です。劇場に協力いただきながらも川崎ロック座と東洋ショー劇場はワンマンショーで、私が表現したい演目をゼロから、いま作り上げているところです。最後だから自分が伝えたいことや、やりたいことを全面に伝えようかと思っています。AV業界にいた10年間の思いを全部出していきたいです。
── 髪が長くなったのもストリップのためですか?
川上 イメチェンです(笑)。
── あまり意味はないんですか?
川上 あります。AV女優じゃなくなるし、アイドルじゃなくなるので(笑)。私はAV女優っぽくない容姿だから、なにかで目立たないといけないと思っていたら「ショートカットだ!」ってなったんです(笑)。だから「川上奈々美=ショートカット」でやっていたんですけど、次の俳優業に移行しようと考えたので髪を伸ばしはじめました。
── 似合っていますよ。どこまで伸ばすんですか?
川上 いろんな役ができるから、乳首が隠れるくらいまで伸ばそうと思っています。
── すでに俳優業で動いている活動もありますか?
川上 ありがたいことに活動しています。
── 来年1月のAV引退撮影まで『アリスJAPAN』と『溜池ゴロー』の専属のままですか?
川上 それはいま相談中なんです。本当は企画単体女優になろうと思っていたんです。いろんなメーカーの方と会いたいし、いろんな女優さんと共演したいし、いろんなことを解禁しようと思っていたんです。でも、コロナでいろいろ計画が狂い、泣く泣く企画単体女優は断念しようかと…。
── 最後まで、デビューした『アリスJAPAN』に在籍しているのは偉いですよね。
川上 私はいままで関係性を大切にして生きてきました。『アリスJAPAN』はめちゃめちゃ、いいメーカーです。どこよりも無理をさせないメーカーです。