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【川上奈々美アダルト界引退表明インタビュー!】2022年2月をもってAV、ストリップを引退! その後は俳優に転身表明! 「ストリップは見れば変わるし、来れば変わります。それは今回のツアーで動いています。絶対に見ている方にいっぱいあげるものがあるから!」

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── そうですよね。ここから本題に入りますか。川上さんはいろんなことの先駆けだったと思うんです。

川上 イエイ!

── その川上奈々美の転機となった出来事をいくつか教えてもらいたいんです。まずはアダルト業界引退についてから聞きますか。3年前に「3年後に引退して、マンションを買って子どもを育てたい」って言っていましたよね。その3年が今ですが、考え方が少し変わりましたか?

川上 3年前は居場所を作ることを求めていた時期です。いまはもう、違いますね。結婚はあきらめたよ! 私は無理だ! あはは()。俳優になりたすぎるんです。

── アダルト業界引退を決めた決定的な要素はあるんですか?

川上 コロナ禍になって引退を考えたんです。コロナ前に「あと3年で引退する」って事務所に言っていたんです。どういう反応をするのかなって思って、3年後に引退ってことをあらゆる関係者に言っていたんです。そうのときに俳優の小沢仁志さんと共演をして、小沢さんが言ってくれた言葉がデカかったんです。

── なんとおっしゃったんですか?

川上 3年はなげぇ、あと1年にしろ!」って言われたんです。ジェネレーションギャップもあるし、実際に年も違うけど、小沢さんの言葉には「ハイ!」って言っちゃう説得力があるんです。

『全裸監督』に出て、いっぱい仕事が来ている中で俳優に転身しないのはもったいないと。やっぱりやることが多すぎて両立が難しかったんです。役者として学ばないといけないことはたくさんあるから、それには時間が足りなさ過ぎたので、小沢さんの言葉で「ハイ! そうします!」って言ったんです。

内田英治監督からも「3年は長いな」って言われたので、そこからいろいろと動き出しました。実はAV女優じゃなくなることが怖かったんです。ずっとすがっていたんです。この10年は意地でやってきたんです()。でも、ここまでやってこられたのは内田監督やいろんな人に才能を期待されたことが大きかったです。

あと、私が新しい世界に入り、ファンの方にそれを見てもらうと、見ているファンの目も輝いているんです。「ここに連れてきてくれてありがとう!」って言ってくれるファンも多くて、だからいろんなことに挑戦していきたいんです。

今回の俳優転身は求められていることよりも、みんなに期待されていることの方が大きかったです。

── やっぱり『全裸監督』出演の影響は大きいですか?

川上 その頃から「俳優にならないと!」って思いました。すごく無理を言って私はこの場に立たせてもらえているんだって気が付いたんです。私のレベルが全く及んでいない状態で立たせてもらったことが分かりました。

それでも山田孝之さんやリリー・フランキーさんが私のよさを引き出そうとしてくれて、協力してくれるのが分かったから、期待に応えないとって思ったんです。

撮影現場を重ねるごとに「これもできた!」って、だんだん近づいてきているように思えます。この前、シングルマザーの役をやったんですけど、「やりきった~」みたいな達成感が大きくなっています。「まだ、こういう役もできるかな」って、どんどんステージを登っていけているんじゃないかと思っています。

── そういう理由が俳優転身へのきっかけなんですね。AVの作品では朝霧浄監督の『彼女が3日間家族旅行で家を空けるというので、彼女の友達と3日間ハメまくった記録(仮) 川上奈々美』が転機ですか?

川上 あの作品に出て思ったのは、AVが売れる売れないって、本当に私たちでは決められないんだっていうことが確実に分かったんです。なにが当たるのか分からないってことが本当に分かったんです。

でも、あの作品にはヒット作になるアイデアがあったから、それを今後も盛り込んでいこうと思い演じているんです。自分では売上の数字が上がっているのか分からないですけど、上がっている気がしているんです。

── あの作品をきっかけにドラマ作品が面白いと気が付いたユーザーも増えたから、ドラマ作品の延長上には川上奈々美という存在がいるんです。だから、ドラマ作品が好きなユーザーは川上さんの新作を買ってみようってなっているんだと思うんです。

川上 そういうことか。ありがたいですよね。あの作品をきっかけに長くこの世界にいられる術が分かった気がする。

でも、その長くいられる術をネガティブな言い方で言うと「もう、やることがなくなった。分かってしまったから、AVは撮らなくていいや」って思ったんです。やりがいがなくなりました。

AVの流れ作業の文化をなくすことは難しくて、その中でクオリティを維持して、さらに上げていくのは割に合っていないと思ったんです。そこが変わればいいと思っていたし、でも、たくさんの女優さんがデビューしてくる世界だからしょうがないのかなって思うところもあるし。

そういう世界で意地でも現役でやりたいっていうのなら、努力の仕方はいくらでもあるから。消費されるのが嫌になりました。

── 映画みたいに制作に時間とお金をかけても回収できる世界と、AVみたいにいろいろ費用が安いから回転させていかないといけない世界の違いですよね。

川上 私はそこを割り切ってできなかっただけの話なんです。私は面白いものを作りたいって考えている人たちと一緒にエンタメをやりたかったんです。いまのAV業界でそれは難しいのかなって思い、アダルト業界からの引退を決めました。

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