――沖田さんから素人感が抜けたきっかけは、どのへんであったんでしょうか。
杏梨 それは、メーカーの移籍を経験したからでしょうね。
自分の中で、新しいこと、冒険がしてみたいという気持ちがあって、ソフト・オン・デマンドさんに移籍したんですけど、それまでと仕事のペースが違うので、辛くなってしまって。
――単純に忙しくなった、仕事のペースが速くなった、ということでしょうか。
杏梨 そうですね。誤解して欲しくないんですけど、状況に不満があったとかではまったくないんです。
デマンドの方に不満があったわけでもなくて、売り出し方に違いがあったというだけなんです。
でも、私はアソコが弱くて、何度も続けて回数をやる撮影に限界を感じてしまって。
――それはつらいですねぇ。
杏梨 自分としては、上原亜衣ちゃんをすごく尊敬してて、やるんだったらあれくらいやるのが本物だなと思ってたんですよね。あれくらいできなきゃ本物じゃない、なのに自分はそこまでできないという挫折感があって。
――肉体的な限界を感じたんですね。
杏梨 はい。自分はこの先、やっていけるんだろうか、続けていけるんだろうかと悩んでいた時に、MOODYZさんから声をかけていただいて、それがとてもありがたかったんです。
そこから素人感が抜けたというか、お仕事が楽しくなったんですね。
――状況が変わったことで、どういう風に気持ちが変わったんですか?
杏梨 自分が諦めずにいたこと、そんな自分を拾ってくださるメーカーさんがあったということで、何か手ごたえのようなものを感じられたんです。
自分の意識がそういう風に変わってから、周りもすごく変わったんですよ。
人気も出たというか、ファンの人もついてきてくれるようになったし。
――やる気が出てから、人気や評価も明らかに変わったんですね。
杏梨 そうなんです。やっぱり、やらされてる感が出ちゃってたときは…すみません、そういう作品があること自体申し訳ないんですけど(笑)、そういう時期は、売上も人気もついてこなかったですね。
――こういう言い方も何ですが、こんなにいいカラダでおきれいでも、そういうものなんですね。
杏梨 それはそうですよ。今どき、私よりかわいいコ、スタイルいいコ、いっぱいいますし。
――仕事意識が変わって、今はお仕事を楽しんでいらっしゃるように見えますが、その中でも楽しかったことって何ですか?
杏梨 ずっと念願だった海外でのお仕事ができるようになったことですね。
私、今年、海外のエキスポ4回行ってるんですよ!
――え!? 4回ってすごいですねぇ!
杏梨 すごいですよね。自分でもビックリしました。『沖田は英語ができるから』っていう理由で、声をかけていただくことも多いんですよ。
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おきた・あんり 1986年10月28日生まれ T168/B105(L)W59H94 イギリス出身 B型 趣味・特技:英語、中国語、料理、武道、洋楽を歌うこと ◉Twitter:@AnriOkita_real
(インタビュー:雨宮まみ)