事務の仕事は好きでした。でも、ずっと地元で実家暮らしは退屈だし、一人暮らしもしたいし、自立もしたいので上京してきました。
── 好きな男性のタイプは?
咲野 性格は向上心のある方です。お互いの関係もそうですけど、「よくしよう、よくしよう」という気持ちがないと、どんどんダメになるので。見た目はなんだろう? そんなに気にしていないです。好きになった人がタイプです。その人のことが好きになると、その人に似た俳優さんとかを好きになるんです。
── 芸能人で例えると好きな方はいますか?
咲野 『仮面ライダー』に出ていた渡邊圭祐さんです。以前、付き合っていた彼氏が『仮面ライダー』が好きで私も観ていたら、「この俳優さんかっこいいな」って思ったんです。
── 年齢で言うと年上は好きですか?
咲野 年上でダンディな方が好きです。同い年や年下の人は恋愛として見れないんです。20代の人でも大人っぽかったらいいです。
── 咲野さんのパーソナリティが分かりました。今回はどういう経緯でAVデビューをしたんですか?
咲野 もともと自動車会社の経理で働いていたんです。3年働いて、もうすぐ4年目になるところで、このままこの会社にいていいのかなって漠然とした不安に襲われたんです。4年目の区切りで、若いし好きなことをやってみようかなと思い、AVの世界に興味があったので事務所の面接を受けたんです。
── 退屈な日常だと感じ始めたんですか?
咲野 会社が自宅から近くて、その行き来で終わっちゃうんです。徒歩5分だったので、このまま10年、20年これだけかなって思ってしまったんです。
── こんな美人がそんな生活ではもったいないですよ!
咲野 事務の仕事は好きでした。でも、ずっと地元で実家暮らしは退屈だし、一人暮らしもしたいし、自立もしたいので上京してきました。
── 会社は男性ばかりでしたか?
咲野 ほぼ男性でした。
── 憧れの的だったんじゃないですか?
咲野 そんなことは全然なかったです。あと、いま会社はコンプライアンスが厳しいんです。男性から女性に話しかけるのが厳しい会社でした。
── いまの会社ってそういう感じなんですか?
咲野 いまはそういう社会だと思います。しょっちゅうセクハラ講習がありました。
── 私なんか毎日、セクシー女優さんにエッチなことを聞いているから即解雇ですよ(笑)。
咲野 ははは(笑)。それがお仕事ですもんね。
── そこまで厳しいのは女性にとっていいことかもしれないです。
咲野 会社の飲み会もおとなしい感じでした。
── お酒が入ればエッチなこともありそうですけど?
咲野 一切なかったです。田舎の会社だからってこともあったかもしれないです。
── じゃあ、東京でセクシー女優になれて本当によかったですか?
咲野 楽しいです! スターバックスもいっぱいあるし(笑)。
── リアルでいいですね(笑)。AVにはもともと興味があったんですか?
咲野 エロいことにもともと興味があったんです。家にパソコンがあったので物心がついた時からエロいことを調べていました。
── 例えばどんなことを検索していたんですか?
咲野 当時からアニメが好きだったので『ドラゴ〇ボール』のキャラクターのエロ画像を調べていました。
── パロディで描いている人がいるんですね。
咲野 小学生の時はただエロ画像を観ていて、高校生の時は「フェラチオの仕方」とかに検索ワードが変わっていました(笑)。
── 実践的になりましたね(笑)。AVを初めて観たのはいつですか?
咲野 小学校の低学年で父が戸棚に隠していたDVDをたまたま見つけて妹と観ました。
── でた! 父親のエロDVD話。だいたい父親のエロDVDか兄のエロ本がみなさん性の目覚めなんです(笑)。
咲野 その時は全然なにをしているのかは理解できていなかったんですけど、いまだに精子をお腹にかけているシーンは頭に残っています(笑)。、
── 「一体、あの行為はなんだったのか!?」って感じですよね。低学年だとセックスは分からなかったですか?
咲野 分からなかったです。ドラマや映画で「セックス」って会話が出てくるから、母に「セックスってなに?」って聞いたんですけど、ぼやかしていました。それが、自分で調べていくうちにだんだん分かるようになってきたんです。