川上 そうだ、私たちの出会いの話もしないと。こっちゃんとは恵比寿マスカッツかな?
古川 名前は知ってたけど、ほぼマスカッツで会った。
川上 デビューは?
古川 2012年の11月です。
川上 ほぼ同期なんだ。
古川 何月ですか?
川上 2012年の1月。それで紗倉まなちゃんが2月デビュー。あの当時デビューした子はすごいよ。まだAV業界にいる子が多いよね?
古川 2012年デビューは結構多いよ。
川上 あとは誰がいる?
古川 蓮実クレアちゃん(2012年9月デビュー)とか。完全に同期はきみと歩実ちゃん(2012年11月デビュー)。
川上 そうなの!?
古川 歩実ちゃんとはデビュー日が1日違いなの。
川上 他の女優さんとプライベートで会う?
古川 会う子は会うけど、会わない子は会わない。
川上 いっちー(市川まさみ)と会うよね?
古川 そう。かみしお(神咲詩織)ちゃんもそうだし、あとは先輩だと大槻ひびきちゃんや波多野結衣ちゃんとか、あと、まなてぃー(紗倉まな)にも会うし。
川上 私はまなちゃんとはプライベートだと緊張して1対1は無理だな。
――同期同士はデビューの時に意識しますか?
古川 SNSで同期デビューを知りますからね。
川上 「また、こういう子がデビューしたんだな」って。
古川 みぃななが先にデビューしていたから、私はそういうふうに見られていた方だと思う。
川上 こっちゃんはルックスは真逆だったから、私が脅威に感じていたのはこじ(小島みなみ)とか、つかさ(葵つかさ)ちゃんとか、まなちゃんとかロリ系でショートカットの子だった。当時、ショートカットブームがあったの。
――古川さんはしっとり美人系でしたからね。
古川 でも、デビュー時、私はロリ路線でいかされそうになったんです(笑)。
川上 本当!?
古川 でも、撮影していく中で大人っぽくなったから、いまの路線に変わったんです。デビュー時のジャケットの顔といまの顔は全然違いますからね。自分でも気持ち悪いと思うくらい顔が違うの(笑)。
川上 まじか!
古川 いじってないですよ。
川上 ノーいじりですよ。
――川上さんはあまり印象が変わらないですよね。
川上 当時は誰に対してもバッチバチだったな。表に出さないバッチバチ感があって本当にヤバい奴でした。
古川 当時のメイクもそんな感じじゃなかった?
川上 つけまつげをしていたから目の力がすごかったし、すごく痛々しかった(笑)。
古川 メイクがきつかったよね。
川上 恵比寿マスカッツで会ったけど、最初はしゃべらなかったし、しゃべりにくかったよね。
古川 しゃべらなかったし、私がグループに属さない方なんです。いっぱい人がいるのはしんどくないんですけど、いっぱい人がいる中でいっぱいの人と話したがらない方だったんです。
川上 当時、「三宿組」っていうグループがあったんです。
古川 私は入らなかったけど、たまに呼ばれると行ってました。
蒼井 でも、行くんだね?
川上 大人の対応をしていたのは覚えている(笑)。負の感じがするところには「大丈夫?」ってお姉さんの対応をしていて入らないようにしていたのを覚えている。
古川 あはは(笑)。ちょうど私たちがいたのはきつかった時代なんです。
川上 初代と比べられましたから。
古川 初めて団体行動をする子が多かったし。
川上 初めから熱湯風呂でしたから、「これがテレビか!」って思いました(笑)。
古川 初代と違い、第二世代は歌ありきだったので歌割があるないでバチバチになったりしていたんです。
蒼井 そんなことがあったんだ!
古川 そうなんです。デビューシングルは歌割がめちゃくちゃあったんですけど、そこにも入れなくて絶望感を抱えている子もいたと思います。
川上 あの頃は恵比寿マスカッツの影響力がすごくて、人生変えられるんじゃないかって思っていました。
古川 ツイッターのフォロワー数の増え方がえげつなかったし。
川上 街でも「テレビ観ました」って急に声をかけられるようになって、一言でもヤバい発言をしたら大変なことになる気がしていた。怖くてガチガチだったんです。素でしゃべることはできなかったです。
古川 そうだった。
川上 本当の悩みとかは話せていなかった。話したらなにかしらで取り上げられるから。
古川 ネタにされるからね(笑)。
川上 初代ではそういうことはなかったですか?