前編に引き続き、アタッカーズ20周年記念インタビュー中編。
アタッカーズ作品での役の演じ方について御三方にお聞きします。
定番の「哀しい女性」を演じるコツとはいったい!?
アタッカーズのヒロインになりきるそれぞれの考え
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── まゆちゃんは、暴漢になびく若妻なんかありえないと思ったりはしない?
希美 けっこうずっとそう思ってたんですけど、今の話を聞いて、「恋と恐怖は似てる」っていうのを思い出しました。
── あ、震災など同じ恐怖を共有した者同士は、惹かれ合うってこと?
希美 はい。それに似て、2人きりになって犯されたら、ちょっとドキッとしちゃうのかなって。
── 皆さんは私生活で、そういう心変わりとか浮気の経験は?
川上 するのもされるのも経験しましたねぇ。「あなた、許して…。」じゃなく、割りきってたけど(笑)。
希島 私は初恋の人に浮気をされて人間不信になった時期がありました。
── じゃあ、旦那さんを裏切ってしまうアタッカーズのヒロインは決して悪女ではなく、純粋すぎる哀しい女性だなという感じ?
川上 そうですね。他人の家庭を壊す男はダメだと思います。でも、この女の人可哀相、助けてあげたいと思うと役に入り込めます。
── 旦那の目線で見るユーザーは、旦那が被害者だ、可哀相だと思うわけじゃないですか。
川上 でも、旦那にも落ち度があるからこうなってしまうという場合もあるし。女って残酷な生き物だなって思うんですよね。
── そこは僕も同意します。
希美 夫に裏切られて、一方的な被害者になる役の時は、そういう後ろめたさがないからやりやすいですね。
── 一方的で理不尽な性暴力から、愛も情も関係なく肉奴隷になるパターン。これも、みぃななちゃんはMだから気持ちよくやれるわけだね?
川上 そうですね。
希美 私は豆腐メンタルなので、演技だとわかっていても、たまに病みます。本当に役に入ってそうなっちゃう、ヤワな面があるんですよね。
希島 私は最後まで台本読んで結末を知ってやってるじゃないですか。でも見てる人はどうなるかわからないから見入るじゃないですか。どうすれば見てる側が感情移入できる可哀相な女に映るかなと思ってやってます。
── なるほど。あいりちゃんの訴えるような瞳だけの芝居はグッと来るんだよねぇ。
希島 ありがとうございます。実際の自分なら、絶対あそこまで従順にはならないですけどね。
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