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【写真集『やぎさん。』発売記念 八木奈々インタビュー!】「自分を好きになれないままでもいいからそういう人たちが好きでいてくれている自分は保とう」と思ってて

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ファースト写真集『こやぎ』から3年、三冊目の写真集となる『やぎさん。』を発売することとなった八木奈々ちゃんにインタビュー!

9月20日発売! 八木奈々写真集「やぎさん。」

■写真集発売記念イベント
2023年9月24日(日)17:00~
場所:秋葉原・書泉ブックタワー

 

3冊目の写真集はセレクトも全部やらせてもらいました

──3冊目の写真集が出ますね。

八木 ファースト写真集の時ってデビュー1年目で、泊まりのお仕事も、もちろん写真集も初めてで、いろんな初めてが重なってて、ガチガチに緊張した中での撮影でした。その時に行ったのが宮古島で、今回も宮古島なんですよ。スタジオも海も同じ場所で撮っていて。

──ファースト写真集を撮ったのはいつ頃ですか?

八木 2020年の夏です。それから今回、時を経て3年…。ファーストの時にはあまりにも感情が出せなかったんで、撮影期間に書いていた日記を文字に起こして(写真に)添えさせていただいたんですよ。詩とまではいかないですけど、文章を散りばめたんです。それを今回もやらせていただいて、同じ場所でも撮ったんですけど、ファーストとは全然違う写真集が出来たなって。…もしもファーストを手元に持っている人がいたとしたら、見比べて欲しいです。たぶんその違いがわかると思います。例えば、今回の写真集の裏表紙の写真がファーストの裏表紙の写真と同じ場所なんですよ。他にもポーズや画角は違うんですけど同じ場所だったり、言葉の違いだったり、5カ所ぐらいあると思うんですけど、そういうところを見て欲しいです。

──特にオススメの写真は?

八木 うーん、一応今回の写真集のテーマが「表と裏」なんですよ。A面とB面みたいに全然違うものなのに一致する部分があるみたいな。白ワンピに麦わら帽子みたいな、今までの私っぽいイメージから写真集が始まるんですけど、そこからちょっとイメージが真逆な強めの写真だったり、3年の時を経て新しく出てきた私というところとか…。ファーストの時との差をつけたくて写真を選んでもいるので。

──写真のセレクトも奈々ちゃんが?

八木 一応、全部しました。これも使いたいとか、この写真の配置を変えたいとか。すごい素敵に仕上げていただきました。

──セレクトは大変だったでしょう。

八木 ファーストの時って、それも私、できてなかったんですよ。その時、私は自分の写真を見るのがすごく苦手で。言葉とタイトルだけ手書きでやらせてもらったんですよ。今回は自分で全部セレクトをやらせてもらいました。

 

「変わらずに変わっていく」みんなが思い描く八木奈々で

──デビュー作で見せていた「自分に自信が無い」という感じは最初の写真集にもあったけど、今回の写真集ではそこが大きく変化したってことですかね。

八木 でも自分に自信がついたわけでもないんですよ。「すごい笑顔が増えたね」とか言われるのはすごい嬉しいんですけど、私は何も変わってないんです。今でも無駄に傷つく時はあるし、自分から傷つきにいく時もあるし(笑)。ちょっとしたことでも泣くし。そういう性格は変わってなくて、正直、自分の顔を好きになったという変化はないんですよ。

──今でも好きじゃないんですか?

八木 好きじゃないです。家では鏡とか全然見ないです(苦笑)。ただ大きく変わったなと思うのは、昔はファンの人から「可愛い」と言われたとしても、絶対に嘘だと思っていたんですけど、最近は実際にファンの方に会う機会が増えて、「自分を好きになれないままでもいいから、そういう人たちが好きでいてくれている自分は保とう」と思ってて。みんなが思い描く八木奈々でいたいなぁというのをすごく思うようになったから「(自分のことを)嫌い!」って感情はなくなりました。

──1年前のインタビューで「これからはもっと自分を解放して新しい面を見せていきたい」と仰ってて、実際にこの1年間でいろいろな「初めて」に挑戦しているなぁと思ってたんですが。

八木 よく「変わらずに変わっていく」みたいなことを事務所の人とかに言っているんですけど、最初の頃は「変わらなきゃいけない部分がすごくあるな」って思っていたんです。でも私のことを好きになってくれる人って、変わんないところがいいという人が本当に多いので。やっぱりいつまでたっても、エロいインタビューとかはドギマギしちゃうし(笑)、性格的に下ネタの会話とかそんなに得意じゃないし。それを良しとしてもらえるように「作品の中ではああいう風だけど普段はこう」っていう感じのままでいいのかなって思うようになりました。

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