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【写真集『やぎさん。』発売記念 八木奈々インタビュー!】「自分を好きになれないままでもいいからそういう人たちが好きでいてくれている自分は保とう」と思ってて

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台詞が全部アドリブのドラマものが評判に

──AVの方はこの1年だとどうですかね?

八木 すごく評判が良かったのは『「キスして欲しい…」バイト先の後輩がまさかのベロキス魔…我慢なんて出来なかった僕はカノジョの事を忘れてヤリまくった週末。』(2023年4月発売)ですかね。

──2時間半の作品だけど、セックスまで1時間ぐらいかかる。でもそこの演技が評判いいですよね(笑)。

八木 最初、私がバイトの先輩に告白をするんですけど「彼女がいるから」ってフラれちゃうんですよ。AVのよくあるお持ち帰りとか誘惑系の作品ってすぐセックスをするけど、監督のこだわりですぐにはしないで、彼の意志で引き留めてセックスをするという。台詞も全部アドリブだったので、結構考えて演じました。

──台詞自体は監督が考えたわけではないんですね。

八木 台詞自体は違います。でも展開は決まってました。

──好きなシーンがあって、奈々ちゃんが先輩にフラれるんだけど、その後になぜか男の指をとって「これなら、浮気にならないですよね」って口の中にいれて舐めるんですよ。

八木 なんかお菓子食べてたから今それを言うタイミングかぁと思って(笑)。私もどう誘惑していいのかわからなかったので…。

──このパターンが何回か続いて、そのうちセックスする直前で「ゴムをつければ浮気にならないですよね」って言うんですよね(笑)。そんなことあるかい!って話なんだけど、前フリが効いていて上手い流れになっているんですよね。

八木 あの作品は言葉もそうですけど、目の表情もすごく大事にして欲しいって監督に言われてて。悪い女というよりも、本当に好きでどうしようもなくて、でも彼女いるからダメだとも思っている。その感覚は寄り添いやすい感情だったのでやりやすかったです。ドラマシーンを飛ばして観ちゃう人もいるじゃないですか、でもファンの方から「あれはドラマシーン観てた方が興奮しちゃう」って言われたり、「あの作品で好きになりました」って言ってイベントに来てくれた人もいました。

 

過呼吸にもなった滝行で叫んでいたこととは……

──イベントと言えば、オフ会も初めてやるらしいですね。

八木 9月に初めて事務所主催の誕生日オフ会をやります。現時点ではまだ内容は詰まってないんですけど、先着順だとすぐに埋まってしまうから抽選にして欲しいとか、人数も少し多めにしようとか、ファンの人からの要望で料理オフ会にしようかなぁとか。

──それから初めて滝行に行ってきたと伺いました。

八木 はい。スカパーでやらせていただいている番組で行ったんですよ。結構本格的な滝に行って、一瞬入って、過呼吸になってすぐ出たんですよ。落ち着いてから入り方をもう一回聞いて、2回目入って。立っていられなので、杖とかついてグッとしがみついて。首も肩も真っ赤だし、次の日も筋肉痛というか打ち身みたいな。

──滝の中で叫んでいたということですが、どんなことを?

八木 いろんな言葉を叫びました。これからしたいこと、普通にワァーって叫んだり、滝に当たっている時は、息は吐いていた方がいいので。本当だったらエイっとか言うらしいんですけど、今回は撮影もかねていたので言葉にしたというか。途中から「イイ女になるぞぉー!」って叫んでいたような気がします。

──悩み事も少しあって滝行に臨んだみたいな話も聞きましたが。

八木 私はAV女優として終わりたいというのがデビューしてからの目標なんです。滝行に行ったのもそうなんですけど、デビューして3年半、撮影し始めてからでいうと4年ぐらいやってきて、それまで私は台本をもらうとシーンごとの目標を立てて頑張ってきたんですけど、長くやっていると最初の頃はなかった悩みが出てくるんですよ。そういう自分の悩みに引っ張られて正しい目標設定ができなくなってきていたんですよね。

──何しているのか、何がしたいのか、わかんなくなっちゃったんですかね。

八木 そう。頑張り方がわからない。売り上げも怖いし、なんで専属でいられるんだろうって変な不安が出てきて、そういったものがいろいろ出てきちゃったから、ここで切り替えて頑張るぞじゃないけど。例えば毎回撮る作品でコーナーごとの目標とかもプロデューサーの方にちゃんと提示して、意見をもらうようにしているんですけど、そこまでやる子はいないって言っていただいてて、ここも自分のいいところだなと思って、そうやってやっていこうかなっていう意気込みを滝行で(拳を可愛く突き出して)叫んできました。

──つまり最初の話に戻るんですけど、今のままの自分でいいと思えたってことですね。

八木 そうです。変わらずに、でも変わっていく。気持ちの面では変わっていくようにしたいなと思ってます。

 

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■彼女の言う「変わらずに変わっていく」というのは一見自己矛盾なのですが1年ぶりにインタビューしながら「変わってない、彼女らしいな」と思いつつ「洗練されてきたな、あちこち伸びてるな」とも同時に思いました。一ファンとして、いつまでも「変わるけど変わらない」奈々ちゃんでいて欲しいなと思います。

 

八木奈々(やぎ・なな)
T156/B82W56H86
2000年9月3日生まれ 長野県出身
趣味・特技:料理、ピアノ
【X(※旧Twitter)】@yaginana0903

(インタビュー:淫語魔)

9月20日発売! 八木奈々写真集「やぎさん。」

■写真集発売記念イベント
2023年9月24日(日)17:00~
場所:秋葉原・書泉ブックタワー

 

 

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