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【「グッドバイ、バッドマガジンズ」上映1周年記念イベントレポート!】前回は語られなかった架乃ゆらちゃんのリハーサル時秘話を大公開! 主題歌を歌ったナギサワカリンさんライブも開催!

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「グッドバイ、バッドマガジンズ」上映1周年記念イベントレポート!

昨年10月、東京・テアトル新宿で期間限定上映ながら話題を呼び、現在では多くのネットで配信され、今年7月にも関連イベントが開催された映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』。

【『グッドバイ、バッドマガジンズ』イベントレポート!】あさひなハル役を熱演した架乃ゆらが満を持して登場!メイキング映像、NG場面など貴重なシーンが続々と公開!

その上映1周年記念イベントが11月8日、東京・新宿歌舞伎町にあるロフトプラスワンで開催。超満員の観客が集まった。

 

イベント開催前にはテアトル新宿で凱旋上映と舞台挨拶も行われ、映画館からイベント会場にはしごした観客も多かったのではないだろうか。

今回のイベントには同作監督の横山翔一さん、同作プロデューサーのミヤジマノブミツさん、あさひなハル役を演じた架乃ゆらちゃん、編集部員である徳山道夫役を演じた大迫茂生さん、同じく編集部員である杉戸役を演じたタカハシシンノスケさん、そして司会進行役として上田操さんが登壇した。

まずはゆらちゃんが、「今回は打ち上げみたいなイベントなので、飲んで食べて楽しんでください」とコメント。横山監督は会場を見渡し、「こんなに集まっていただき嬉しいです」と感慨深げに挨拶した。

 

劇中では青島ビールで乾杯するシーンがあるため、青島ビールを注文する登壇者たち。その後、乾杯が待っているのだが、編集部のセットやデスクの小道具にこだわった話が飛び交い、早くも裏話で盛り上がる光景が見られた。

乾杯後は主演の森詩織役を務めた杏花さんから、「私にとっては大切な作品となりました。1年経ってもこうして注目されて嬉しいです。脚本を最初に読んだ時から作品のファンになりました」とサプライズでビデオメッセージが寄せられた。

その杏花さんはオーディション時に、あさひなハルのセリフも覚えてきたというエピソードが横山監督から語られ、まさに主演になるべくしてなったという印象だ。

杏花さんと2人だけのシーンを撮影したゆらちゃんは、「共演した最初のシーンが屋形船の上で焼き鳥を食べるシーンだったんです。そのシーンまで撮影が佳境だったみたいで、女の子2人がきれいな青空の下で撮影するシーンに入り、監督が癒されていました」と杏花さんとの最初のシーンを話してくれた。

 

その後は撮影現場のお昼ご飯の話で盛り上がるなど、壇上は和やかな雰囲気に包まれた。

また、ゆらちゃんが初めてリハーサルシーンに現れた時の話になると、「おにぎりを食べながらリハーサルの場に行ってしまったんです。ご飯を食べている時間がなくて、食べながら行く形になってしまったんですけど、いま思えばとんでもないことをしたなと。この場を借りてすいません」とゆらちゃんが当時の様子を振り返った。

その様子を見た横山監督は「かましているな(笑)」と思ったそうだが、ゆらちゃんは「本当にかましているつもりは全然なかったです(笑)。食べているタイミングが本当に悪かっただけで、今後はそういうことをしないようにと学びました。ピンク映画やVシネマの撮影経験はあったんですけど、普通の映画の撮影がそもそもなかったんです。(リハーサル現場には)よく見ていた仮面ライダーオーズのウヴァ役だったヤマダユウスケさんもいるし、カメラもあるし、訳が分からなくなっちゃったんです。でも、本当に足を引っ張らないようにがんばろうと思いました」と笑いを交えて、リハーサル時の様子を語ってくれた。

また、映画監督になる前に映像制作会社で働いていた横山監督は、出版社と映像制作会社の違いを「取材して驚いたのが、編集長は雑誌がなくなったらクビになるので、結構エグイなと思った。映像会社は人を置いておきたい傾向があるから、そういうことはあまりないんです。出版社は怖いと思った」と言い、映画でもその描写は淡々と描かれており、編集経験者の多くが「あるある」と思ったシーンだった。

 

こういったシリアスな話をしている最中にも、観客からゆらちゃんにかつ丼が贈られる微笑ましい光景も見られ、硬軟織り交ざった楽しいイベントとなった。

様々な撮影裏話が語られた前半が終了。休憩をはさんで後半は、同作の主題歌『パレード』をナギサワカリンさんが熱唱し、その素晴らしい歌声で観客の心をわしづかみにした。

そのナギサワさんは、「映画を通していろんな人と出会えて、知ってもらったので、この映画には感謝しています」とコメント。様々な人の人生に影響を及ぼしているのだった。

後半はメイキング映像を上映しながらのトークを予定していたのだが、フリートークが大いに盛り上がったためタイムアップ。今後も同イベントが行われたら、メイキング映像を上映しながらのトークを期待したいものだ。

 

最後はプレゼント抽選会や撮影タイムなども行われ、締めの挨拶では、「トークショーに出させていただき、すごく嬉しかったです。こんなに愛される映画はないと思いますし、こんなに愛される映画に出演出来たことをすごく幸せに思います。これからもこの映画を愛していただければ嬉しいです」とゆらちゃんが感謝のコメントをして、イベントを締めてくれた。

上映から1年経ったいまでも、多くの観客の前でイベントが開催される映画は稀であり、それほど記憶に残る作品なのだ。いまや絶滅したと言っても過言ではない「エロ本」の文化を後世に残すためにも、同作の上映とイベント開催に今後も期待したい!

架乃ゆらX:@kano_yura
横山翔一X:@yokoyamashoichi
ミヤジマノブミツX:@vcinema_miyajim
グッドバイ、バッドマガジンズX:@gbbm2022

(写真・取材:神楽坂文人

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