ニューカマースペシャル「月で逢いましょうvol.91」ライブレポート!
フレッシュな魅力満載のニューカマーが出演する、ミルキーポップジェネレーション(以下、ミルジェネ)主催ライブ「月で逢いましょうvol.91ニューカマースペシャル」が、4月16日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで行われ、RARAさん、水端あさみさん、月乃ルナさんが堂々とした歌声を聴かせてくれました!
同ライブはバンド編成となっており、今回も平方元さん(キーボード&コーラス)と福田正人さん(ギター&コーラス)が参加。ライブを盛り上げてくれました。
初登場のアーティストが登場する「ニューカマースペシャル」は、4月3日にも行われており、主催のミルジェネは新人発掘&育成に熱心な姿勢をみせます。
RARA
まずは今年2月にAVデビューしたばかりのRARAさんが登場! デビューインタビュー時からライブ活動に興味を示していたので、早くも夢が実現しました。
1曲目は『丸ノ内サディスティック』(椎名林檎)からスタート。お嬢様育ちのRARAさんが力強く歌う姿がかっこよく、まさにギャップ萌え! 意外な楽曲からスタートしたため、期待感が高まります。
曲後はファンへ挨拶と自己紹介をしたあと、「今日は私のことを応援してくださっている方も、初めましての方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、最後まで楽しんでいってくれたら嬉しいなと思います」とMC。
その後、バックメンバーを紹介し、2曲目はこれまた意外にもUNISON SQUARE GARDENの『オリオンをなぞる』を軽快に歌い、ロックナンバーもいけることを証明してくれました。
安堵の表情を少し見せると、「今回のニューカマースペシャルに出させていただくことが急に決まったんです」と言い、バックメンバーとのリハーサルでのやり取りを披露。
続けて、「別の趣味だと、それが終わると縁が切れることもあるんですけど、音楽で出会った人とは長い縁が続くんです。今回もここで出会った方々とは長いお付き合いが出来たらいいなと思っているし、ミルジェネさんとも長い付き合いが出来たら嬉しいなと思っています」とコメント。今後も長い歌手活動が期待出来ます。
そして、3曲目は『SWEET MEMORIES』(松田聖子)を伸びのある声で歌い、聴く者を感動させてくれました。
水端あさみ
続いては水端あさみさんが登場。以前、親友である上羽絢さんのライブを観に来ていたこともあるので、憧れのステージです。
1曲目は『未来へ』(Kiroro)を優しく丁寧に、ファンへ語りかけるように歌います。曲後は、「初登場なので、もっと緊張するかなと思ったんですけど、どうですか? 緊張していますか私?」とファンに逆質問(笑)。これで一気に会場の雰囲気が和みます。
2曲目は『fragile』(Every Little Thing)を切なく歌いますが、水端さんの歌声は会話の時と若干、声質が変わりキュートに変貌。こういった声質の違いを感じられるのもライブの醍醐味なのです。
MCでは、「みなさんにお伝えしたいことがあって、去年の年末にミルジェネのステージをお客さんとして観に来て、こんなに豪華な生演奏で歌っている姿を観て、めっちゃうらやましいと思っていたんです。それで、今年の初詣で『ミルジェネのライブに出られますように』とお願いをしたんです」とコメントすると、ファンからは「すごい!」という声が上がり、拍手が起こります。
「神様のおかけでこの場に立つことが出来ました。ありがとうございます」と感謝し、「最後の曲は選んだ理由があって、Xで『おはよう! 今日も無理なくゆるりとねっ』って言葉をポストしているんです。新年度が始まり、慣れない環境で疲れがたまって大変な人もいると思うんです。もちろん、頑張る時は頑張らないといけないんですけど、そうでない時は気を抜いて、無理なくゆるりとをモットーに生きてほしいなと思って次の曲を選びました。辛い時には、あの人がこんな歌を歌っていたなって思い出してもらえるように、応援ソングを選びました」とコメントし、『負けないで』(ZARD)を熱唱。
曲中は手拍子をファンに促す姿も見せ、まさに勇気を与えてくれたあさみさんでした。
月乃ルナ
3人目は月乃ルナさんが登場。ルナさんはあまりイベントに登場しないイメージがあるので超レアです!
1曲目は『本能』(椎名林檎)を情感たっぷり込めて歌います。ルナさんのカリスマ性を帯びた雰囲気はライブにピッタリ!
曲後は、「人がいっぱいいて、アゴがガクガク言います」と独特な言いまわしでMCがスタートし、「椎名林檎さんの『本能』を歌いました。この曲は子どもの頃にお父さんが車の中で流していた曲で、当時はセクシーなお姉さんが歌っていて、ナース服がいいなって思っていました。いまは自分がセクシーに育ち、おかげさまでナース服もたくさん着られるようになりました」とナイスなコメントをしてくれます。
続いて、「日本国民が大好きなんじゃないかと思う曲です」と紹介し、『今夜月の見える丘に』(B’z)を情熱的に歌ってくれました。
これまで91回行われた同ライブですが、意外にも日本を代表するB’zの楽曲を歌うアーティストは少なかったので新鮮でした。
そして、バックの2人との軽妙なトークが続き、ラストは「会えたことがすごく嬉しいし、これからもまた会える機会があればなと思っています。私に会えない日は空を見上げて、私を思い出してくれたら嬉しいです」と心を揺さぶるコメントを残し、『オーケストラ』(BiSH)をシャウト! 見事にトリを飾ってくれました。
今回は「ニューカマースペシャル」でしたが、会場は超満員! 3人がすでにライブを何度も行ったかのような、完成された内容と雰囲気でした。
それだけに次回登場の期待が高まるとともに、次回登場時はさらなる高みを目指すライブとなることでしょう。
3人がワンマンライブを迎える日はそう遠くないことを確信した夜でした!
(写真・取材 神楽坂文人)