2021年にアダルト業界では珍しいデビュー会見を開き、華々しくAVデビューを果たしたMINAMOちゃん。その後は人気街道を驀進し、作品売上ランキング、人気女優ランキングでは常にトップを走る存在となった。
そのMINAMOちゃんがデビュー3周年を迎え、ソフト・オン・デマンドが用意した周年作品はなんと「ゾンビ作品」! 発売前からゾンビメイク、爆破シーンなど気になるビジュアルが目白押し。果たしてどのような内容なのか、本人にたっぷりと語ってもらった!(前編)
(注・以下、『MINAMO ZOMBIE』のネタバレになる項目がありますが、MINAMOさんからも作品への理解が深まるとのことで、ネタバレは了承を得て表記しています)
MINAMOデビュー3周年記念インタビュー
―― デビュー3周年おめでとうございます!
MINAMO ありがとうございます。
―― 2021年にデビュー会見を大々的に開きました。
MINAMO めっちゃ緊張しました。
―― ソフト・オン・デマンドの社長も同席しました。
MINAMO 緊張しすぎて覚えていないんですよ、あの時の記憶はあまりないんです。
── 取材していましたが堂々としていましたよ。
MINAMO 舐められてはいけないと思い、堂々とするようにしていました(笑)。
── そんなそんな。大丈夫ですよ。「百年に一度のSODstar誕生」なので会見する価値は十分にありましたが、どうして会見を開いたんですかね?
MINAMO デビューしたてで右も左も分からなくて、言われるがままって感じでした。「デビューしましょう」、「記者会見しましょう」ってとんとん拍子で決まった感じです。
── あの会見でブレイク前のジェラードン・アタック西本さんが来たんですけど、ブレイク前だから、すごく変な空気になったんです(笑)。でも、その年のキングオブコント決勝に出てブレイクしました。それはMINAMOちゃんの効果ですよ。
MINAMO しかも、そのあとに共演した芸人さんも漫才コンテストで優勝したんですよ。
── まさに幸運の女神です。当時の会見では、「不安と楽しみな気持ちが両方あります」と言っていました。3年経って不安と楽しみな気持ちはどっちが上回りましたか?
MINAMO いろんな仕事に慣れてきたこともあり、1年くらい経ったら楽しくなりました。逆にデビュー当初の1年間は、誰に褒められても信じないでおこうって思っていたんです。
── ストイックです。
MINAMO 評価されてもあまり信用していなかったから、大丈夫かなって思いながら仕事をしていました。
── これも会見の発言ですが、「初めてエロに出会ったのがプラモデルなんです。プラモデル雑誌の後ろにエッチなキャラクターが載っていて、その女体を見て自慰行為をしていた」と言っていたんです。当時は誰も詳細を聞かなかったんですけど、プラモデル雑誌の女体ってなんですか?
MINAMO 父がめっちゃプラモデル好きで、家にプラモデル雑誌が死ぬほどあったんですよ。「お父さんはどんなプラモデルを作っているのかな」って雑誌を何気なく見たら、最後の方のページに、めっちゃセクシーなフィギュアの写真とエッチなコスプレイラストが掲載されていたんです。
── 女性のフィギュアやコスプレですか?
MINAMO 女体がすごくイヤらしく見えたんです。
── そういうことでしたか。3年越しに謎が解けました。あと、会見では名前の意味を聞かれ、「水に広がる水面(みなも)が好きだし広がるので、これからの人生が水面みたいに広がっていけばいいなと思い『MINAMO』にしました」と言っていましたが、いまではその水面がかなりの大きさで広がりました。
MINAMO 当時から「絶対に人気女優になってやる」と思っていました。「なる」とは思っていなかったですけど、「なってやる」とは思っていました。
── そういう決意があったんですね。そう意味では負けず嫌いですか?
MINAMO そうですね。 別にいまでも人気者だとは思っていないんですけど、いろんな仕事をさせてもらっているなって思います。
── 去年、イベント取材した時に驚いたのが、女性ファンの人数なんです。集まったファンの7割が女性でした。
MINAMO デビューした時から普通のセルイベントに女の子がいたんです。
── ファッションリーダー的な存在ですか?
MINAMO いえ、いえ、そこまでではないです。でも、RAVIJOUR(ラヴィジュール)という下着ブランドとコラボをさせてもらってから、さらに女性ファンが増えたと思うんです。
── この美しいボディを目指しているんですかね?
MINAMO 顔とキャラが女性にも受けやすいのかもしれないです。
── 優しい系ですもんね。
MINAMO あはは(笑)。みなさん優しい系ですよ(笑)。
── 他の女優さんに失礼ですよね。すいません。
MINAMO AV女優っぽくないのかな。
── なるほど! それは分かります。
MINAMO 最初はコンプレックスでしたよ。AV女優として男性に受ける顔、体型、発言があるのは分かっているんですけど、私は絶対にそうなれないと思っていたので、MINAMOとしてヌイてもらうしかないっていう気持ちで頑張りました。