三宮つばき「月で逢いましょうvol.108」ライブレポート！
様々な形態で行っているミルキーポップジェネレーション（以下、ミルジェネ）のライブですが、いまやどの場面でも欠かせない存在となった三宮つばきちゃん。そのつばきちゃんのワンマンライブ「月で逢いましょうvol.108」が12月11日に、東京・三軒茶屋にあるグレープフルーツムーンで開催されました！
今回もバックで盛り上げてくれるのは平方元さん（ピアノ＆コーラス）と福田正人さん（ギター）です。
毎回、衣装にも注目が集まるつばきちゃんですが、今回は深紅のタイトなドレス姿で登場。クリスマスも近いとあって、髪にはかわいいリボンも付けています。
今回はX（SNS）でも予告があったように「アニソン縛り」ということで、1曲目は『るろうに剣心』のオープニングテーマ『1/2』（川本真琴）、続けてこちらも同じアニメのオープニングテーマ『そばかす』（JUDY AND MARY）をポップに歌いスタートしました。
MCでは「配信をご覧のみなさん、会場にお越しのみなさん三宮つばきです。今日は『月で逢いましょう』に来ていただきありがとうございます。みなさんが楽しめる曲をたくさん用意してきましたので、最後まで一緒に楽しんでください」と挨拶。
3曲目は『God knows…』（涼宮ハルヒ）、4曲目は『again』（YUI）をエモーショナルに歌い、ファンを惹きつけます。
曲後には「ここまで4曲歌わせていただきましたが、今回は告知もした通り全てアニメソングから曲を選んできました。最初の2曲は『るろうに剣心』から『1/2』と『そばかす』、3曲目は『涼宮ハルヒの憂鬱』から『God knows…』で、いま歌ったのは『鋼の錬金術師』から『again』を歌わせていただきました。『鋼の錬金術師』といえば有名な主題歌がたくさんあると思うんですけど、元さんなにか分かりますか？」と、突然ピアノの元さんにクイズを出すつばきちゃん。
困惑する元さんですが、つばきちゃんからは次々と曲名が飛び出し、アニメ主題歌に詳しいことがうかがわれました。
そして、次の曲を歌う前に「大人になったら、つい夢を見ることって忘れてしまうと思うんです。毎日仕事が忙しいとか、人間関係が憂鬱だとか、明るい気持ちで毎日過ごすことが、子どもの時に比べたらなくなると思うんです。こういうことがあったらいいなとか、こういうことができたらいいなとか、そういうことを考えなくなったと思うんです。
大人になると現実ばかり見てしまうんですが、そういう時にこの曲を聞くと、純粋な夢の見方というか、願い事の本質的な部分を思い出させてくれるような気がします。
そういった前向きな気持ちを取り戻させてくれる曲が、子ども向けのアニメソングには多いのかなと思って、私はそれがすごい好きですし、歌の力があるなと思います。こんなこと言って歌ったら泣いちゃうかもしれないですね」と純粋な気持ちを伝え、『夢をかなえてドラえもん』（Mao）を歌います。その癒しの歌声は、聴く者を童心に帰らせてくれました。
また、ステージのバックには、まるでドラえもんのタイムマシーンに乗っているような光が投映される粋な演出もありました。
続けて『風になる』（つじあやの）を優しい声で歌い会場を和ませてくれたかと思えば、『Butter-Fly』（和田光司）では疾走感あふれるパワフルな歌唱も見せて、変幻自在な姿で楽しませてくれました。
ライブは後半に差し掛かり、「アニメはそんなに見る子じゃなかったんですけど、もしかしたら人よりはちょっとアニソンに詳しいのかもしれない」と言い、『王様ランキング』というアニメを紹介。
放送のタイミングが『鬼滅の刃』とかぶっていたことから、あまり知られていないアニメですが、Vaundyさんが初めてアニメの主題歌を歌っていた名作だそうです。その『裸の勇者』（Vaundy）を熱く、情熱的に歌ってくれました。
そして、ラスト2曲前には「最後2曲を歌う前に、今まで1年のミルジェネ出演を振り返りたいと思います。初めて出たのは、同じ『月で逢いましょう』のニューカマースペシャルに出させていただきました。それが2022年1月です。
そして2022年4月にワンマンライブをして、2022年はミルジェネの10周年ということで、大きなホールで歌うライブイベントをやったんですけど、それを2022、2023、2024と全て出させていただきました。
それから今年は『月夜のヒットスタジオ』にも出させていただいて、数えたら7回もステージで歌わせていただき、すごく貴重な経験をさせていただいております。AV女優になる前は、どんな仕事があるのかよく分かってなかったので、AVを撮るんだろうな、たまに秋葉原でイベントをするんだろうなとしか思ってなかったんですけど、こういう想像もつかない楽しいお仕事をすることができて、本当に嬉しいなと思っております」とMC。
続けて「残りは2曲となりました。最後まで楽しんでいってください」とファンへ伝え、『ブルーバード』（いきものがかり）と『ひとりじゃない』（DEEN）を力強く歌い、素晴らしいライブは終了しました。
いつもクールなつばきちゃんですが、今回は全てがアニメソングを歌うという、企画性の高いライブを見せてくれました。時に熱くなり、時に童心に帰り、また主題歌が歌われていた時代にタイムスリップした人も多いのではないでしょうか。
今年は『月で逢いましょう』、『月夜のヒットスタジオ』、そして『Sweet Memories 2024』と、ミルジェネライブの全ての企画に唯一出演を果たしたつばきちゃん。その活躍ぶりは目覚ましく、ファンの注目を集めています。それだけに、来年のライブではどのような新しい魅力を見せてくれるのか、期待が高まるばかりです！
（写真・取材: 神楽坂文人）
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