猥談噺「春爛漫‐HARURANMAN‐Ⅱ」イベントレポート!
「NeoPop遊郭」および「エロティズム×ユーモア」をコンセプトにしたセクシー女優による猥談落語シリーズ「春爛漫‐HARURANMAN‐Ⅱ」が、12月14日に東京・渋谷の東京カルチャーカルチャーで開催されました。この記事では、18時から行われた第2部の模様をレポートします!
今回のイベントは2回目の開催。出演者として栗山莉緒ちゃん、桃園怜奈ちゃん、八木奈々ちゃんの3名が新作の猥談落語を披露しました。
会場は超満員! 第1部の熱気が冷めやらぬまま迎えた第2部は、すでに温まった雰囲気の中でスタートしました。
そこに登場したのは今回の猥談落語を書き下ろした作家さん。オンラインで3人に稽古をつけた際のエピソードを語り、莉緒ちゃんは「3人の中で一番心配性で、メモを取りながら稽古していました」、怜奈ちゃんは「パソコンのモニター越しに部屋の奥にある下着がチラチラ見えて、稽古に集中できませんでした(笑)」、奈々ちゃんは「ネット回線の状況が悪かったです(笑)」と、それぞれユーモアたっぷりにコメントしてくれました。
続いてスクリーンでは、イベントのコンセプトや注意事項がジョークを交えて紹介されました。この粋な前説により、会場はさらに盛り上がりを見せます。
そして、いよいよ猥談落語が開演。まず高座に上がったのは花魁姿の莉緒ちゃん。演目『やるの? やらないの? Do? Don’t Do?』では、エッチを望む女性と、それに気づかない鈍感な男性のやりとりをコミカルかつセクシーに演じました。
誰もが共感できる内容に会場は大爆笑! 莉緒ちゃんも身振り手振りを交えながら、見事に最後まで演目をやり遂げてくれました。
ここで感じたのは、観客のノリの良さ! セクシー女優がAV以外の芸能に挑戦する場合、心配する気持ちからか、観客が見守りモードになりがちで、どこか緊張が漂うことが多いものです。
しかし、この夜、会場に集まった観客はまったく違う雰囲気を作り出していました。笑える場面では思いきり笑い、艶っぽいシーンでは「ヒュ~!」と歓声が上がるなど、自由に楽しむムードが会場全体を包み込んでいました。そのおかげで、女優陣もリラックスして演じることができたのではないでしょうか。
次に登場した怜奈ちゃんの演目は『とまんない I can’t stop』。キスにまつわる話をセクシーに展開し、「チュ! チュ!」とかわいらしい仕草でキス顔を披露するたび、会場からは歓声が上がりました。
その熱気に後押しされ、怜奈ちゃんの演技はますますヒートアップ。もはや落語なのか、それともキスシーンなのか分からなくなるほど、たくさんのキス顔を披露してくれました。
最後に真打の奈々ちゃんが登場。演目『どうだった Evaluation meeting』では、バーで出会った男女が一夜を共にした後、女性が感想を尋ねるという、気まずさ漂う場面が描かれました。
男女の微妙な感情の揺れ動きを、奈々ちゃんは繊細かつ大胆に演じ切り、艶っぽい声を響かせると、会場からは「オー!」という歓声が飛び交いました。
なお、猥談落語の細かい内容まで再現レポートするのは無粋ですので、次回開催時にはぜひその目で体感してください。
猥談落語の後はアフタートークが行われました。第2部の感想を求められると、莉緒ちゃんは「1部は完璧だったんですけど、2部では少し間違えてしまいました」と恐縮しながらコメント。しかし、会場からは「大丈夫だよ!」という温かい声援が飛び、会場の雰囲気が和やかに包まれました。
怜奈ちゃんは「1部で安心してしまい、2部では少し噛んでしまいましたが、無事に終えられてよかったです」と語り、奈々ちゃんは「2部の方が1部より上手くできました」と自信を見せました。
お気に入りのポイントを聞かれると、莉緒ちゃんは「はあ゛~!」、怜奈ちゃんは「レロレロレロレロ」、奈々ちゃんは「練馬の千手観音」と「荻窪の観音菩薩」と、それぞれ印象的な言葉を挙げました。また、「次にやりたい落語」を尋ねられると、奈々ちゃんが「そもそも次も落語をやる前提なんですか?」と笑いを誘いました(笑)。
さらに、3人それぞれの印象を聞かれると、莉緒ちゃんの印象について怜奈ちゃんは「いままで会った中で一番面白い女。本当にぶっ飛んでいて、笑いの天才だと思っている」とコメント。奈々ちゃんも「以下同文です。奇想天外。笑いが絶えないので一緒にいて楽しい」と言いました。
怜奈ちゃんの印象を尋ねられると、莉緒ちゃんは「本当にこのまま! 桃園さんに学んだことが一つあって、難しい質問や嫌なことを言われると『んふふ(笑)』で乗り切るんです」と話し、これに対して怜奈ちゃんは「全てを笑ってごまかす」と反応しました。
奈々ちゃんは、「ぶっ飛んでいますよね。2人ともぶっとんでいるから、今回の人選は不安だったんです(笑)。でも、2人のおかげで緊張がほぐれるくらい笑った」とコメントしました。
奈々ちゃんの印象を聞かれると、莉緒ちゃんは「すごくしっかりしているけど、意外とお茶目でかわいい」と話し、奈々ちゃんは思わず照れて「ありがとう」と答えました。怜奈ちゃんは「見せる力が一枚上。『ゴッドタン』や(奈々ちゃんの)作品も買って観てるけど、演技力がすごいから引き込まれる。あとは『なんでこんなにかわいい子がAV業界にいるの?』って思ったし、ずっとピュア。ずっとピュア女優ナンバーワンだと思っています」と絶賛。これに奈々ちゃんは「もういいんじゃないですかね」と照れながら答えていました。
最後にイベントの感想を求められると、莉緒ちゃんは「みんなが笑っている顔を見ていて温かいなと思い、安心してできました。ありがとうございました」とコメント。
怜奈ちゃんは「芸人さんとコントはやったことがあるんですけど、落語を初めてやって、エンタメで一番難しいなと思いました。一人二役を演じて笑わせるのは、すごく難しかったけど、みんながすごく笑ってくれたので、やってよかったです。パンフレットもイベントもすごくクオリティが高かったです」と話しました。
奈々ちゃんは「ずっと緊張していたんですけど、大好きな落語ができることが嬉しくてやりました。昨日、先生と稽古をしている時、喘いでいるシーンで宅配便のお兄さんが来たんです。でも、めげずに喘いで稽古をやっていました(笑)。最後までたくさん笑ってくださり、ありがとうございました」とコメントし、イベントを締めくくりました。
3人の努力と稽古の成果が光った今回のイベント。会場は笑いの渦に包まれ、「春爛漫」というタイトルにふさわしい華やかな夜となりました。次回の開催が早くも待ち遠しいイベントとなりました!
(写真・取材 神楽坂文人)
関連商品