葵祭(あおいまつり)』潜入レポート!
3月16日、新宿FACEにて三代目葵マリーさんプロデュースによる『葵祭(あおいまつり)』が開催されました!
構想3年。熟々と温めてきたスペシャルイベントの幕開けに、「ついに来たー!!」とマリーさんも気合い十分。マリーさんだからこそ成し得た、史上最強クラスのキャスティング&最上級のパフォーマンスで来場者を魅了しました。
第一部のオープニングアクトは、オープニングMCも務めたスーパーアイドル・範田紗々ちゃんによる官能朗読。淫語満載の小説「ドSな女医先生」をムードたっぷりに音読していきます。ストーリーはオナニーのしすぎでEDになった童貞クンが奇跡の泌尿器科医であるマヤ先生にエッチな治療をしてもらうというもの。
紗々ちゃんは朗読しながら客席に乱入し、ち〇ぽやマ〇コのコール&レスポンスを強要するなどの大暴れ!「酷いイベントに来てしまったわね……」なんて呟いていましたが、どの口が言ってるんだ(笑)。
続いては、望月あやかちゃん、今賀はるちゃん、黒綿あめさんにより男女混合のポールダンス。セーラームーンの衣装に身を包み、アニメの曲に合わせて3人がポールやフープで華麗に舞い踊る!コミカルでありながら、あまりに見事なパフォーマンスに会場は拍手喝采!
現在タイに在住しているあやかちゃんは、このイベントのために帰国。3人で練習を合わせたのは前日だったそうですが、それが信じられないほどのクオリティでした!感動した紗々ちゃんは「子どもの頃に見たセーラームーンそのまんまでした!」と称賛していましたが、さすがにそれは違うと思います(笑)。
和の緊縛ショーを披露した、ゆきすくりーむさんとみやさん。お二人は恋人同士だそうで、舞台上で繰り広げられるのは完全なる二人きりの世界。しかし、その姿はあまりにも美しく、縄で愛を伝え合う2人に会場中がどんどん惹き込まれていくのがわかりました。何よりゆきすくりーむさんを見つめるみやさんの表情が堪らなかった!こんな風に愛し愛せるお二人が羨ましい!
音楓千明さんは、高身長高体重高圧的な女王様。地雷系ファッションに身を包んだロリ嬢を激しく責めたてる、超フェティッシュなショーを披露してくれました。殴る蹴る縛るに留まらず、最後は愛らしいロリ嬢のお顔を巨尻でプレスする顔面騎乗でフィニッシュ!女性が女性を制圧する美しさに息を呑みました。
エッチでMなみんなの妹・原美織ちゃんが登場!最初はキュートなもふもふのコスチュームでの愛らしいダンス。しかし衣装を一枚ずつはだける毎に、表情や仕草に艶やかさが称えられていきます。
そして今回、美織ちゃんは初めてのフープ演目に挑戦!しかし、空中デビューとは思えぬほど堂々としたエアリアルフープには心底驚愕。どこまで成長していくのか、原美織!4月以降のステージでぜひ披露したいと考えているそうなので、気になる方は絶対に見に行くべし!!
第一部の大トリは、緊縛師のZIMAさんと、その奥様であるモデルの麻雨さんによる緊縛ショーでした。普段はお笑い緊縛ともいえる、個性的なショーをしているそうですが(演目名が「インドの風」「90分28000円」は気になる……)、この日は本格すぎる和の緊縛。その世界観と迫力にすっかり魅入ってしまいました。
以上で、第一部が終了。最後はセーラームーンの「月に替わってお仕置きよ!」のポーズで全員集合。見ごたえ満点すぎる素晴らしいステージでした。
第二部は、ドラァグクイーンのブイヤベースさんのオープニングアクトからスタート。徐々に衣装を脱いでいき、ボンテージ姿でのパフォーマンスで会場のボルテージを一気にアップさせていました。
エロメン・向理来さんは、アイドル衣装に身を包んでの登場。なんと、映像技術を駆使して、全員が向理来のアイドルグループとしてオリジナルソングを歌って踊る!続いて早着替えでバンドバージョンに。全員が向理来のロックバンドを従え、「新宿FACE、声出せんのかー!」と会場を煽りまくる!
さらにはオリジナルのラップ、ソロで先ほどのアイドルソングをもう一度披露。パンツ一丁で肉体美を見せつけながら、キラキラと舞台で輝いていた向理来さん。あまりにもエンターテイナーでした!
緊縛界のイケメンたち、鵺神蓮さん、天馬ハルさん、蒼空さんの3名が、横並びで緊縛を行う「連縛」。台湾でのイベントのために結成したユニットだそうで、今回が日本初披露だったそうです。縛り方だけでなく、モデルさんとの関係性のつくり方や触れ合い方で、3者3様の縄の魅力を見せてくれる、鳥肌が立つほどのステージでした。
バーレスクパフォーマーのレディナナさんとミラスワロウテイルさんは本格的なバーレスクショーで会場を沸かせました。彼女達の登場で新宿FACEは一気にキャバレーに!客席まで降りて、場内狭しと華やかに踊る2人はとても美しかったです!
そしてついに、前乃菜々ちゃんのラスト緊縛ショーが始まります。縛り手は蓬莱かすみさん。3月24日でアダルト業界を完全引退となる菜々ちゃんですが、「緊縛はずっと好き。女優人生で出会った一番楽しいことの一つ」と、縄に対する思い入れは強く、「機会があればまたやりたい」と、いつか再び緊縛の世界に触れる可能性を示唆していました。
ショーが終わる頃には、ボロボロと涙を流して号泣していた菜々ちゃん。「現役はこれが最後。楽しくて……でも終わっちゃうんだって思うと泣けてきた」と語っていました。蓬莱さんも縄を解いた後、菜々ちゃんを抱き寄せて優しく包容。「言葉に言い表せないけど、これからもゆっくり縄と関わってください」と、温かい言葉を贈っていました。
そして本日の『葵祭』大トリを飾ったのは、SMバー・ARCADIAグループの総裁である蒼月流さん。強者によるトランジショナルな縛りは、隷属者だけでなく観客さえも圧倒。独自の世界観に引き摺りこんでいく凄みを見せつけられました。
プロデューサーのマリーさんは、最後に「新宿FACE、緊縛師、パフォーマーたちを知っていただける場となったら嬉しいです。来年もやれたらいいな!」と早くも意欲満々。第2回『葵祭』の開催を期待したいと思います!
(取材:もちづき千代子)